『BLUE・FOREST』
                                     作:メンチカツ


古くより、ここには大きな森があった。
太陽の日が燦燦と惜しみなく降り注ぎ、木々は陽光を浴び、
青々と茂り、陽光を優しく、暖かい木漏れ日へと変える。
中心には一切の汚れの無い澄みきった水をたたえた湖があり、
その傍には一人の女性がいる。
蒼き森の守人。管理者。
この森を愛し、守護するもの。
この森をより美しく、より大きくすることを心がけ、日々を過ごしている。
それゆえ、この森の美しさに惹かれた者達が絶え間無くここを訪れる。
彼女は、そんな人々に優しく接し、皆に幸せを分け与えてくれる。
しかし、時には人々に紛れ、邪な心を持つものも訪れる。
悪意を持つものからこの森を護るのが守人の役目。
時には彼女を慕い、同じくこの森を愛する人々の手により、悪しき心を持つものはこの森から追放される。
彼女はそうやって、森を愛する人々と手を取り合い、この森を護って行くのだろう。
彼女がこの森をより美しく、より大きくするたび、新たに森の美しさに魅せられた人々がここを訪れ、
より人々の絆が広く、深くなって行くのだろう。
私は願う。この森を愛するものの1人として。
この森が何時までも美しくあることを。
この森が何時までも活気あふれることを。
この森が何時までも明るく、幸せに満ちていることを。
私達は、彼女の護るこの美しき森を、感謝と親しみ、そして尊敬の意味を込めてこう呼ぶ。
・・・・・・蒼き森『BLUE FOREST』と・・・・・・・



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