クーラの夢
                             作:メンチカツ


・・・・学校
 
いろんなことををするところ。
勉強したり、運動したり。
とにかく、いろんなことをするところ。
たくさんの友達が居るところ。
つまらないところ。
でも、楽しい事もあるところ。
 
・・・・授業
 
なんの役に立つのか分からない事を
長い時間をかけてたくさん教わるところ。
たまに先生の話す、怖い話とかが面白いの。
 
・・・・昼休み
 
お昼ご飯の時間。
仲の良い友達と一緒に食べたりする。
あとは次の授業まで好きな事をしてるの。
友達とお話したり、遊んだり。
 
・・・・放課後
 
自由な時間。
部活動をする人もいる。
友達と話し続ける人もいる。
さっさと帰っちゃう人もいる。
どこかに遊びにいく人もいる。
 
普段は気にもとめないけど、とっても楽しい場所。
たまにお布団の中で思い出すこの感じ。
いつまでも感じていたいこの感じ。
だけど普段はみんな忘れている。
この、大切な大切な気持ちを。
当たり前の日常に流されて、
繰り返す日常に慣らされて。
でも、それでもいいの。
忘れてても良いの。
きっと、それが幸せって事だから。
 
「おーい!クーラーー!遊ぼうぜぇーー!!」
「クーラちゃーーん、一緒に遊びにいこーー!!」
 
私にもお友達がいるの。
 
「今日は何しにいく?」
「あー、あたしカラオケが良いぃーー!」
「バーカ、カラオケはおとといも行っただろ?」
「いーじゃん、何回行ったって。クーラも楽しいもんねぇーー♪」
 
一緒にいるととても楽しい、友達が。
 
「へいへい、分かりましたよ。何度でも行ったろうじゃないの!」
「やったーー!!じゃぁ、カラオケに決まりね♪」
 
私を幸せにしてくれる人達。
一番大切なもの。
わたしは、みんながいれば、それでいい・・・・。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「・・・・・ラ・・・−ラ・・・クーラ!・・・・・クーラってば!」
「・・・・・・う、う〜〜ん・・・・」
「しっかりしなさい、クーラ」
「・・・あ、あれ?フォクシーに・・・ダイアナ?」
「気がついたか?クーラ」
「・・・うん、あたし・・・・夢を見ていたみたい・・・」
「夢?」
「うん、たくさんの友達に囲まれて、幸せな日々を過ごしてた・・・」
「・・・・・・そうか」
「無理もないな」
「キャンディの件もあるしな」
 
キャンディ・・・心配しないで。
私は精一杯生きてるよ。
あなたが守ってくれたこの命、
これからも大事にして生きるからね。
 
・・・・おやすみ、あたしのたった一人の友達・・・・・



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