THE・MEMORIES・OFF・FIGHTERS2001(MOF)
作:メンチカツ
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4話 『ROUND4』
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「どうぞ、こちらへ」
神楽のその声に、ドアが開く。
 
ギイイィィィィ・・・・・・
 
・・・・・なぜ?
なぜ立てつけの悪いドアのような音が!?
普通ガチャッ!っとかだろ?
俺がそんな事を思っていると、
「おす!初めまして!よろしくっス!」
という元気の良い声が聞こえてきた。
「紹介するわ。彼は『矢吹真吾』君。草薙君の弟子よ」
「こちらこそ初めましてぇ」
「よぉ!よろしくな!」
「・・・・よろしく」
なんでこいつらはこうも明るいんだろう。俺が気にしすぎなのか?
「同じチームメイトとして、一緒にがんばりましょう!」
「ふふ、初めてちゃんとしたチームにはいれたから、興奮してるわね」
・・・・・・初めて?この真吾というやつも初めてなのか?
「彼は今まで一人で出場してきたのよ」
そんな俺の疑問に答えるように、神楽が言った。
それにしても・・・・
「もう一人はどこにいるんだ?」
「ここにいるわ」
「・・・・・・・・?」
「私よ」
「は?」
「私が最後のチームメイトよ」
おいおい、冗談だろ?こんなチームでそのKOFとやらに出ても、一回戦で敗退しちまうんじゃないのか?
まぁ、別に負けても良いけど。
「安心なさい。私と真吾君で戦いは引き受けるわ。もし私たちが負けたら、あなたは棄権すれば良いわ」
「・・・・ようするに、俺達は数揃えってわけか?」
「まぁ、そんなところね。じゃぁ、KOFのルールを説明するわね」
「・・・・・・まぁいいか。じゃぁ、ルールの説明頼む」
こうしてこの日はルールの説明を聞き、料理をご馳走になって部屋に泊めてもらった。
 
そして、念のため、一週間ほど俺と信は、訓練を受けた。
戦うことは無いが、あくまでも念のためだそうだ。
そして、KOF開催日当日を迎えた。
「ようこそ!ただいまを持って、THE・KING・OF・FIGHTERSを開催いたします!」
 
ワアアアアァァァァァァ・・・・・・
 
ものすごい歓声だ。客席は完全に埋め尽くされている。
神楽によると、全ての試合がここで行われるのでは無いらしい。
世界各地にリングが用意されていて、決勝戦だけ、ここで行われるというのだ。
そして、THE・KING・OF・FIGHTERSは始まった・・・・・。
 



>>次回へ続く


予告編:ついに始まったKOF!ちづる、真吾を迎え入れた智也のチームは、一体どこまで勝ちあがるのか?
いや、一回戦突破できるのか!?盛り上がってきたMOF、とうとう本編の開始だ!!
尚、次回よりROUND制では無くなります。
詳しくは、次回を待て!!!



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