THE・MEMORIES・OFF・FIGHTERS2001(MOF)
作:メンチカツ
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16話 『反省しやがれ!!』
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ROUND3が終わった。
香緋が戻ってくる。
「香緋!やったな!強いじゃないか!」
「はいな!私強いよ!」
俺が声をかけると、明るく答えてくれる。
「次もいけそうか?」
この少女はとても明るく、話やすい。
香緋と話をしているだけで、自然と元気が出てくる。
「う〜ん・・・わかんないある!勝負はやるまでわかんないあるよ!」
確かに、もっともだ。
そんなことを話していると・・・・
『それでは、ROUND4を始めます!!』
『両チームの選手、前へ!!』
香緋が試合場へ上る。
相手は・・・・・テリー・ボガードだ。
そして、試合が始まった。
『ROUND4、FIGHT!!』
それにしても、いつも試合の時は唯笑と信が静かだ。
やはり普段見る事の無い格闘大会に惹き込まれてるのか?
そうおもい、振り返って見る。
すると・・・・・
「じゃぁ、唯笑からいくよぉ!」
「よし!こい!!」
「ん〜、いっせーの3!」
「あまい!あまいよ唯笑ちゃん!!ここで3なんて、蜂蜜に生クリームを溶かして飲むよりも甘いよ!!!」
「あれ〜?絶対これだと思ったのになぁ〜・・・・」
くだらない遊びをしている。
「・・・・・おい、唯笑、信・・・・・」
「じゃぁ次は俺だな!」
「うん!唯笑も負け無いよォ〜!」
「試合を見ろ!!」
少し渇をいれてやる。
「お前達が遊んでいる間も、香緋は頑張って戦ってるんだぞ!!」
シュンとする唯笑と信。
トドメの一言を加えておく。これでもう遊んだりしないだろう。
「ほかならぬ、俺達のために闘ってるんだ!!」
ハッ!!っとする唯笑と信。
「・・・・そうだよねぇ、唯笑達の代わりに闘ってくれてるんだよねぇ!!」
「そうだよ、遊んでる場合じゃなかったな・・・・・・」
二人とも充分に反省したようだ。
「よし!じゃぁ、早速応援しよう!!」
「うん!」
「おうよ!」
『WINNER IS TERRY!!』
《・・・・・・・・・・・・・》
・・・・・・試合は終わっていた。
・・・・・・つまり、また・・・俺の出番に・・・・
「頑張れよ!智也!」
「智ちゃん!応援してるからねぇ!」
・・・・二人とも妙に張り切っている。
そして、KOF第3試合目のROUND5が、俺にとって2回目の戦いが始まろうとしていた・・・・・・


>>次回へ続く




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