THE・MEMORIES・OFF・FIGHTERS2001(MOF)
作:メンチカツ
----------------------------------------------
18話 『主人公チーム』
----------------------------------------------



〜オープニング〜
とうとうここまで来てしまった。
もう4回戦だ。
すぐに負けるのは嫌だったが、
まさかこんなに勝てるとも思っていなかった。
これも全て彼等のおかげだろう。
 
草薙流古武術継承者・草薙京の弟子 矢吹真吾
 
中国拳法全般を操る天真爛漫な女の子 李・香緋
 
神楽流古武術継承者・護る者 神楽ちづる
 
彼等の並外れた力があったからこそ俺達はここまでこれたんだ。
残念ながら神楽は何か用があるとかでいなくなってしまったが。
ここまできたら、やるっきゃない!
〜本編〜
 
『それでは、KOF第4回戦を始めたいと思います』
第4回戦開催の合図が告げられる。
今回の相手は・・・・・・
『主人公チーム、澄空チーム、リングへ上がって下さい』
そう、主人公チームだ。
って、主人公ってなんだよ?
まぁ、そんなことはどうでもいいけど。
『それでは、第4回戦、ROUND1を始めたいと思います』
『両チームの選手、前へ!』
真吾とラモンがリングに上がる。
「イッツアショーターイム!」
ラモンが両手を高々と掲げ、叫ぶ。
「この日輪を恐れない奴は、かかってこい!」
それを受け、真吾も叫ぶ。
そして試合が始まる。
『ROUND1、FIGHT!』
「俺のルチャを存分に味わいな!」
そういいながらラモンが走る。
「!?」
僅かに真吾の対応が遅れる。
その隙をついて、
「・・・・ソバァァット!」
ラモンのローリング・ソバットが決まる!
「うわぁっ!」
真吾が吹っ飛ぶ。
「どうした?ジャパニーズ・ボーイ!」
「くっ!」
真吾が立ち上がりながらラモンを睨みつける。
「今度は俺の番だ!」
そう言い、真吾が走る。
ラモンの目の前で、大ジャンプして後ろに廻りこむ。
「見え見えだぜ!」
ラモンが振り向きざまにローリング・ソバットを繰り出す!
「おっとぉ!」
しかし真吾は更に前転でラモンの後ろに廻りこむ。
技を出したばっかりのラモンは隙だらけだ。
「ボディーが、甘いんだよぉ!」
真吾の体重を乗せたパンチが決まる。
「ぐはぁ!?」
ラモンが苦悶する。
そして!
「負けられないんだよぉ!」
外式・駈け鳳燐が決まる!
「ぐああ!」
ラモンが吹っ飛ぶ。
ラモンはヨロリとたちあがり、構えをとる。
だが、その時すでに真吾は大ジャンプで後ろに廻りこんでいた。
敵を見失ったラモンは隙だらけ。
真吾のフィニッシュが決まる。
「真吾キィィーーック!」
高さの無い前方への大ジャンプをしながら蹴りを出す。
「うわぁぁ!」
そしてラモンはダウンした。
『WINNER IS SHINGO!』
まずは1勝。
これに油断しなければいける!
その時、俺は聞いてしまった。
後ろの方で、唯笑がしゃべったことを。
「うん!イケルイケル!」
・・・・・・・ファラ?
やっぱ無理かもしんないなぁ・・・・
そんなことを考えていても、時は確実に進む。
『それではROUND2を始めたいと思います』
『両チームの選手、前へ』
再び真吾がリングに上がり、相手チームはマキシマがリングに上がる。
なぜか違和感を感じる。
マキシマには、人とは違う何かがあるような気がする。
一体何なのか?
俺の考えをよそに試合は始まる。
『ROUND2、FIGHT!』

>>次回へ続く




 感想BBS

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送