もしも今坂唯笑が戦闘機のパイロットだったら…… |
作:ゼロ |
今日は智也、唯笑、詩音の三人でゲーセンに来ている。 ここで新しく導入されたゲームで勝負することになったのだ。 ジャンルは戦闘機シューティング。二つのチームに分かれて、チームごとに定められた資金内で機体を購入して対戦する。敵施設を壊滅させるか敵機を全て落とすかで勝負がつく。 智也と二人にチームを分けまず作戦を練る。 智也「(で、どうする?攻撃機で施設を攻撃するか?いや、もし相手が戦闘機二機でこられたら危険だ。対地攻撃は諦めて敵機撃墜をしよう。)」 脳内作戦会議が終わっていざゲームだ。 操縦席はボックスになっていてほぼ360度スクリーン。 参加者の声はちゃんとスピーカーから聞こえるようになっている。 智也「ずいぶん手が込んでるなあ。座席も揺れるようになってる」 詩音「いきます」 唯笑「え、えーっとお・・。あーっ!待ってよっ」 会話から察するに詩音が先行してくるようだ。 智也はF-14だ。F-14は最新鋭ではないが可変翼機であり、翼の角度を変えることにより低速での長い滞空時間と高速飛行、さらに両速度での運動性を実現している。 (可変モビルスーツの発想はここから来たのだろう) そのまま自陣上空を旋回する。これも燃料節約の為の作戦である。 詩音「遠距離ミサイル発射!」 智也「なにっ!?」 確かにレーダー高速の点が見える 智也「この距離から・・。」 急いで速度を上げ何とかかわしていく 智也「戦闘機で正解だったな。こっちもいくぞ。」 智也もF-14のフェニックスミサイルで反撃するが向こうもかわしているようだ 智也「やるじゃないか」 詩音「おもしろいですね」 智也「まだまだこれからさ」 お互い既に肉眼で見える。 智也「詩音はSu-35か」 Su-35フランカーはロシア製の次世代戦闘機で、そのレーダーは400kmかなたの目標を捕らえ、射程80kmの長距離ミサイルを含めて11本もミサイルを搭載し、さらに機動力は世界最高といわれる。 智也「(性能は向こうが上だ、ドッグファイトじゃ勝てない)」 ドッグファイトとは戦闘機同士が互いに背後を取ろうとしてぐるぐる回ることである。 犬の戦いに似ている為その名がついた。 智也「(よーし)それっ!」 詩音「あっと!」 正面からミサイルをうち、そのまま上昇して雲に突っ込む。 詩音も牽制のミサイルなどあっさりかわし追ってくる。 当然智也は背後を取られたことになるが。 雲を突き抜けて高空に出た詩音、しかし智也機がいない 詩音「どこ?」 そのとき詩音機の真下の雲の中から智也機が飛び出す。 機首を上げ、ブレーキを掛け、機体に回転を加えることで急減速したのだ。 映画とかでよくあるが、エースパイロットがこんな技にかかったりはしない。 が、智也はそれを雲の中でやったのである。 (民間機ではやらないほうがいい、強度の問題で空中分解の恐れあり) 智也「もらったっ!!」 詩音「えっ!?」 背後からのミサイルが詩音機を捉えた。 智也「さてと、唯笑!お前どこにいるんだよ。」 レーダーに敵機は見えない。迷って圏外に出たのだろうか。 唯笑「う〜ん、よくわかんないよぉ。あっ、やっと雲を抜けたよ。智ちゃんみえるよ。」 智也「なにっ!?」 しかしレーダーには映らない。ミサイルブザーが鳴りあわてて旋回する。 ドコーーン GAME OVER 智也は背後から撃墜された。近距離四発はよけきれない。 智也「いったいどうなってんだ?」 詩音があんないい機体を買ったのだから唯笑はそれほどいい機体を買えるはず無い。 智也「いったい何に乗ってたんだ。」 唯笑「えっとね、F-117っていうやつ。」 F-117は湾岸戦争でアメリカが使ったステルス戦闘機で、対地攻撃を主任務とした。 智也「たしかにF-22とかにくらべりゃずいぶん安いからな・・。 で、何で対空ミサイルあんなに積んでるんだ。」 詩音「私と智也さんが戦っている隙に唯笑さんが敵陣を攻撃する作戦だったはずですが。」 詩音も知らなかったようである。 唯笑「それは・・装備選択間違えちゃって・・えへへ」 智也「・・・・・」 おまけ---------------------------------------------- もしも桧月彩花がタクシーの運転手だったら…… 智也「今日は楽しかったよ」 かおる「私も..」 智也「遅くなっちゃったけどね」 かおる「...そうだね...」 運転手「お客さん、行き先は地獄の一丁目でいいですね」 智也「あ?あ!あああ!!!」 運転手「ずっと...、一緒だからね!」 智也&かおる「ひええええええ!!!」 |
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