バトル・オブ・ライフ
Presented By N・O

vol.3 例えば私は高校で

突然だが私の高校時代をしようと思う。

うちのクラスには成績が良くて運動もそこそこでき、
性格がキツくてクラスメイトから「委員長」と呼ばれている。

そんな眼鏡をかけた同級生がいた。

一学期のある日の話だ。

天気のいい日だったので午後に教室を抜け出し、屋上寝転がり、ぼんやりしていたんだ。

すると何時の間にかそいつがやってきて隣に座りこんで、
授業に出ろとか私物をあまり持ち込むなとか部活はきちんと出ているのか等、
そういう色々なお説教を始めたんだ。

でもなぜか、なぜか結局そのまま一緒に夕日が沈むまでずっと並んで空を眺めていた。

まぁ時間が時間だったので先生方にみつかって職員室でこっぴどく叱られた。

二人とも何も言い訳しなかった。

まぁ叱られただけですんだのは本当に運がよかったと今では思う。

奇妙な連帯感みたいなものが互いの中に有った。

1時間程叱られた後、帰る方向が同じだったので一緒に帰ることにした。

途中、突然そいつと奇妙な小突き合いが始まった。

だんだん強くなっていって、しばらく後馬鹿馬鹿しくなって止めた。

分かれる間際の事で詳しくは覚えていないが、
「楽しかった、また明日」
のような内容のことを言って分かれた、なんてことがあった。

本当の話だ。
 
 今頃どうしているだろう。
 冬空に降る雨の合間。落ち葉の濡れた匂いに、ふとそんなことを思い出した。
 
まぁ、そいつ男だったけどな。




 あとがき
一応本作が二作目となります、N・Oです。

……書いてて思ったんですがこれってくだらない事かな、と。
少なくとも私にとっては下らないんですがね。
パロディとか独自の世界とかは難しくて私にはできないのでこういう形となりました。
くだらなくないぞ、オイ!という方にはすいませんです。
一応執筆時間は一時間程度です。

念のために言っときますがフィクション30%美化200%ですのでw



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