夕焼けと自転車とひまわりの花

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風を切って　 走るつもりが 早速コケて　 砂利に突っ込んでいた 「はやくこいよ」 先にいる友達が 笑い、手を振り　 夕焼けの土手の上 薄暗い林の入り口の秘密の場所 ひまわりの種を埋めて笑っていた あの時はもう二度と　 この場所に戻らない 今は無き思い出の　 夕焼けの夏の街 風を切って　 両手離しで アスファルトの　 土手を走っていく 新しいアパートを建設中の場所 もうすぐひまわりが咲く季節だね あの日々はもう二度と　 この場所に戻らない 変わりすぎた思い出の　 オレンジの夏の街 泥んこで泣いていた　 小さな男の子 茜色のあの空で　 黒い鳥が笑っていた さようなら、ありがとう　 夕焼けの夏の街 過ぎ去りし大切な　 思い出の夏の街 僕達はそれぞれの　 道を走っていく ひまわりの花のように　 夕焼けを見つめながら

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