愛しき人
作:NK



冬空は 鈍色にくぐもり、
北風に 白煙はたなびく。
雪は 私に何を願へといふのか。
ただしんしんと 降り積もる。
 
空を流れる白煙は 愛しき人でありました。
ただサアサアと 流れ行き、
どこへ往くとも 知れませぬ。
雪は おまへを連れてゆくのか。
ただしんしんと 降り積もる。
 
目を覚ますといつも おまへの顔がそこにあつた。
今はただ 真白き壁が広がるばかり。
雪は 私を責めようといふのか。
ただしんしんと 降り積もる。
 
嗚呼、何故におまへは、
私を置いて 逝ってしまふのだ。
おまへさへ居れば 何も要らないといふのに。
雪は・・・雪は・・・
ただしんしんと 降り積もる。
 
そして私は 歩くことをやめたのだつた・・・


後書き 
受験勉強中に思いついたまま書いてみた詩です。
暗いですねえ・・・
っていうか、わけ分かんないですね(汗
まあ、そこは皆様の想像力にカバーしていただくとして・・・(爆
 
おもむろに文語体を使ってみたのは、
山口県の産んだ偉大な詩人T・N氏に影響されたので(爆
雰囲気としても彼に近いモノが出るようにと頑張ったつもりですが・・・なかなか・・・
ご感想、お待ちしております。



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