『愛に時間を・・』
作:刃 仙人




今 風が変わるのを聞いた
足を止めて 空を見上げる
ずいぶん遠くまで走ってきた気がする
三人だけの 小さな冒険だったけど
振り返ればそこに道があった

いろいろな場所を旅して
世界は広いんだと実感して
ちっぽけな自分を好きになれた

たくさんの人とも出会って
その度に心があたたかくなって
大事な何かを教わった

悲しい出会いもあったけれど
初めて誰かのために泣いて
だからこそ笑顔になれるって気がついた

一人ぼっちの寂しさがあって
だから誰かに優しくなれたって
そう思える強さを知った

そして 大切な仲間と一緒に
僕らは今を歩いていく


これから、一つの答えが出る

そこで何が終わり 
そして何が始まるのか
それはまだわからないけれど

この時が思い出に変わるまで
森よ どうかもう少しだけ
愛に時間を・・・





---あとがき---------------

久しぶりに聖剣伝説2の詩を送ります。
俺が初めて詩を書いた作品ということもあり、
とても思い出深いゲームです。
原点回帰の意味合いも込めて、初心に還って
書いてみました。

タイトル「愛に時間を」はラストダンジョン
のマナの要塞で流れていた曲の名前です。
なんで「愛に時間を」なのかよく分かりません
が、最後の戦いに向かって進んでいるランディ
(主人公)たちの気持ちを思い浮かべながら
書いたつもりです。
結構すらすらと書けてしまったんですが、割と
気に入っているので、皆さんもちょっと好きに
なってくれたら嬉しいですね。



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