「僕の旅立ち」
 written by daiki





借りたままのノートのページ
隅っこに書いてた小さな夢
ちっぽけになった鉛筆のカケラに
どこか自分の姿を重ね合わせていた

季節は巡り巡って漂うように
どんな季節にも始まりと終わりがあるんだと
そんな些細な事にも気付かなかった幼い僕

このままでいいのかなと
心に残った一つの疑問
ただ周りに流されて生きるだけの日々
それでも必死に生きていた

流れに逆らう事の難しさ
それでも流されるだけじゃダメなんだと
教えてくれたのは君だった
そんな教えを胸にそっと
街の雑踏に一歩を踏み出した

きっとどこかに無くしたものがある
きっとどこかに自分だけの世界がある
きっとどこかに自分だけの夢がある
だからきっと
もう一度心を照らすものを求めて

この街を去ろうと心に決めたあの日
好きな詩をそっと口ずさんだ
眼前に広がる紅く美しい夕陽を眺めながら

君と築いたたくさんの思い出たち
ずっと僕のことを見守ってくれていた
夢と希望と思い出たちを
そっと胸に秘めたまま
僕は今旅立とうと思う

誰もいない家にそっと鍵をかけ
君の家のポストにそっと手紙を投げ入れた
「アリガトウ」と「サヨナラ」の意味をこめた
「もう少し友でいさせて」と
そんな小さなメッセージ

もう戻れないであろう日々に思い馳せ
これから始まる新しい日々に不安を抱き
それでも希望と夢を抱いて歩いていく
道無き道に小さな一歩を刻んでいく

君と共に過ごした季節
今は違う空見上げてる
僕はずっと祈っているから
君がいつの日も笑顔であるように

懐かしい友はもう遠い街
それでもきっと会いに行くよ
この果てしない旅の先に
笑顔の君が待っているハズ
夢から夢へと語り継がれる果てしなき旅
きっとどこかにある答えの在処を
心の地図へと書き記すため

僕は歩き続ける
この長い長い旅路をずっと
未来と夢を信じて
笑顔の君とまた会える日まで
もう迷わない
必ず辿り付けるから
きっと
きっと・・・いつか




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