草と、空の下に
                              YTYT 

5話 「2035年1月21日 11:35」

《11:35:54》
 ノートPCの画面が映り込んでいたファイル名、"BW_P_1"――。
 この文字に、武の目は止まっていた。
 鏡面で文字も画面も逆さになっているため、確信は持てなかったが、BWという文字二つだけは、しかと見えた。
 が、それを具体的な思考に上らせるよりも前に、またもコーヒーを啜り始めた春香菜に目が止まった。
「優。いい加減、カフェインの過剰摂取は止めろって」 
 一言いってから、重なり積まれた紙コップをひょいと摘み上げる。
 そのまま所長室のダストボックスへ向かう傍ら、背後から春香菜の声が飛んできた。
「貴方が就業規則を守れないのと一緒よ。指図は止めて」
 春香菜は、今日の休日出勤のことを持ち出し、反駁してきているのだった。
 これはまあ、正当な言い分ではあった。休日出勤とは本来、事前に申請すべきものだ。それを自分は、当日も出勤間際になって申請したのだから。
 それにしても、と武は思った。
 今の春香菜の台詞――"指図は止めて"という語感は、少し可笑しかった。
 春香菜は時折、語尾を間延びさせて発音する癖がある。他人の前では判らないが、少なくとも自分の前ではそうだった。
 そして今、春香菜は、語尾の"止めて"を幼っぽく間延びしていた。"やーめーて"、と。……そのあたり、実年齢が時々判らなくなる春香菜だ。
 2017年の当時の春香菜を思い出し、武はちょっと笑った。
 コップをダストボックスに捨てる。振り向き、春香菜の所へ戻りながら、武は言った。
「しかし、この机はいったい何だ。なんかの前衛芸術のつもりか?」
 遺伝コード表の、おびただしいロール紙を指差す。
 武のゴミ捨ての労に、春香菜は遅ればせの礼を言いつつ、ちょっとした笑みを浮かべた。
 そして、こんなことを言ってくるのだった。
「ちょっと、心理テストでもしてみる? 倉成」
 問いかけてくる春香菜の微笑みは、あの悪戯好きな少女のそれだった。同時に、その微笑みは、何らかの示唆を匂わせているようでもあった。
 含むところは必ず含んでくるあたり、相も変わらずの春香菜だと思う。
 それでも、なんからの回答をする必要を感じ、武は口を開いた。「ううむ、そうだな」
「何に見える?」
 催促してくる春香菜に対し、武は、つい見たままの直感を口にした。「バウム……、」
"クーヘン"と続ける前に、春香菜が派手に吹き出していた。バウムクーヘン。有名な、洋菓子のアレだ。
 ロール紙を上から見れば、確かにそんなふうに連想できないことも無い。
 ともかく、それがよほど笑いのツボに嵌ったのだろう。春香菜の笑いは、腹を抱える大笑にまで高まっていた。
 ばんばん、と武の肩を叩いてくる。春香菜は、ひーひー呻いてさえいた。
 そのあまりの大笑っぷりに、余計な羞恥心を植え付けられてしまい、武はむくれ始めていた。
「そんなに笑うほどの物かよ。あんまり笑うな、お前ッ」
 浮かんだ笑い涙を拭きつつ、春香菜は言った。
「いやあ、期待はしてみたけれど、実に良い珍答だったわ。ありがとう、倉成……久っしぶりに、全身運動で笑わせてもらったわ」
 ふう、と大げさに息をついてみせる。
 笑いを収めてからはしかし、春香菜は真顔になった。
 そして、雰囲気も語調も改めては、春香菜は口を開いたのだった。「倉成、」
「……私には、これは不確かな未来の姿に見えるわ」
 唐突な、言葉だった。
 一瞬我が耳を疑う。だが、その言葉が、現実に発せられたものだと知ると、武は春香菜を見た。
 春香菜の目は、真っ直ぐに自分を捉えていた。
 深く自分を見つめる目だった。
 それから、春香菜はこう言葉を継いできた。
「この遺伝コード表の中には、私達の情報や存在が――未来の姿が書き込まれているのよ。……時の流れから外れた肉体、死さえ降りてこない肉体、終わりの無い肉体。そんな運命を否応なしに突きつけられている、私達の不確かな未来がね」
 春香菜は口を閉ざしたものの、未だ自分を見つめたままだった。
 その目の中に、微細な感情がたゆたっていた。
 わずかばかりの諦観。そこに漠とした不安らしきものが少し覗いてもいる。
 さらには、"貴方も、こうした世界に置かれているのよ"という、この自分への宣告などが見え隠れしていた。
 春香菜は少し間を作ってから、うつむき加減にこうも言ったのだった。
「いえ、倉成。……これは独り言と受け取ってほしいわ」
 ただの愚痴、愚痴だから、と春香菜は面を上げては、作り笑いを向けてきていた。
「ふむ、そんなこったろうと思ったぞい」
 言いながら、この自分も、よくも咄嗟にそんな空言を返せたものだと思った。
 傍ら、武は、春香菜の今の心理状態を詮索してもいた。
 ひとりで話題を振り、ひとりで話題を閉じてしまう。こうした春香菜のありようは、なにも今に始まったことではない。それでも武は、こんな春香菜を見るたびに、一抹の懸念を抱かされるのだった。
 キュレイ・キャリアの遺伝コード表を、"自分達の未来"の姿に喩えてしまうような、春香菜の心理状況を想像しては、その前途を気遣い、少し危ぶみもした。
"春香菜は今、思考の迷路のただ中にいるのかもしれない"と、思った。今し方の、自己完結した会話の流れは、その証拠だろう。
 自分達は、たしかに普通の肉体を持ってはいない。
 その事が何を意味しているのか、何を自分達にもたらそうとしているのか。おそらく誰よりも理解しているがゆえのそれは、春香菜の苦悩の表れなのだ、と武は思った。
 だが、自分は、そうして春香菜が向けてきたその目にも、その言葉にも、満足に応えることが出来ずにいるのだった。
 これが、春香菜と自分の間に横たわる境界なのだろうか。そんなことを、ただ意味もなく考えているだけの自身に、少し苛立つ。
 苛立ちながらも、何か応えてやれる言葉はないかと考えていたところに、当人からの声がした。
 春香菜は、武から少し目を逸らせては、「ちょっと湿っぽくなっちゃったわね」と、一言こぼしたのだった。
 そして、「これって元々、ただの心理テストだったのに」とも言葉を添えてくる。
「バウムクーヘンと答えさせるためのか?」
 こんな応え方をする自分も自分だったが、またも吹き出し掛け、「いえいえいえ、そのギャグはもう十分に堪させてもらったでごじゃりましたがな。倉成先生様」と、ひょうきんな反応をする、春香菜も春香菜だった。
 それでも、おかげでその場の重苦しさだけは、一時薄らぐことになったが。

 武の腕時計は、《11:40》を表示していた。
 沙羅のことが、そろそろ気に掛かり始めていた。あいつ、メインコンピュータに変な事をしていなければ良いんだが……。
「優。ここらへんで、おいとまするぞ。……そろそろ宿題の続きにかからんとな」
 そうして空圧ドアへ踵を返しかけたところに、何故か先刻のファイルが、頭の片隅にちらついた。"BW_P_1"……。
 その"BW"とは、間違いない。"ブリック・ヴィンケル"のことだろう。そう、武は思った。
 ブリック・ヴィンケル――それは感情を持たない第三の視点。時を越える存在のことだった。2017年でココと共にIBFの中で眠りに付いた、この自分を救ってくれた存在。ホクトの視点の中にいた、四次元存在。それが、ブリック・ヴィンケル――BWだったのだ。
"BW__P_1"とは、それに関わるプログラムなんだろうか?
 覚えず立ち止まり、デスクのノートPCに首を振り向けかけた武だった。
 だが一瞬、この動きは挙動不審かなとも思った。そこで、武は"もののついで"とばかりに、春香菜に言葉を付け足したのだった。
「そうだ、優。一つ聞いて良いか?」
 問われた春香菜は、今まさに、そのプログラムを眺めていたところだった。
 何? 倉成先生様、と冗句で応じる春香菜に、武は言葉を続けた。「唐突な話でなんだが……BWについてさ」
「俺を助けてくれたときに、お前がちらっと説明してくれたことがあったろう。確か、2034年の事故を2017年に見せかけることで云々といってた、あれ。
……なんで、2034年を2017年に見せかけることが、BWの発現に繋がったんだ?」
 春香菜は、BWを発現させる原理を、武に説明したことがあった。
 それは、"2034年の世界を2017年に見せかけることで、4次元存在のBWを3次元の世界に取り込む"という、あの話だった。
 武は、その理屈をうまく飲み込めていなかった。
"点A、B、Cを同一線上に並べることで、それらの一次元上の存在《点D》に錯覚を起こさせ"云々という例については判っている。
 が、そこから論理的な発展が出来ずにいた。そのため、武はBWの発現原理を理解できずにいたのだった。
 問われた春香菜は、しばし武を見ていた。
 それから、自分の見ていたモニタと武を交互に見ては、ははあという顔つきになった。
 そして、一人で何かを得心したような表情をし、口を開いたのだった。「……あれね。じゃ、ちょっと毛色の変わる説明をするけれど、いいかしら?」
 武は頷き、説明を促した。
 促された春香菜は、ソファに座りなおした。
 それから、「本当は、"ミンコフスキー時空"の講釈あたりから始めたいところだけど」と、嫌味な前置きをした後、こう説明を続けたのだった。
「倉成向けに、簡単かつアバウトな説明を一つ。"テレビジョンの原理"を、例に取るわね。
 テレビジョンの送信側を"A"、受信側を"B"としましょう。……テレビジョンが正常な画像を映すためには、送信側Aと受信側Bの、走査周波数が"シンクロ"されること(完全に一致すること)が必要条件になる。
 走査周波数とは、"テレビモニタが1秒間に画像を書き換える回数"なんだけれど、重要なのはこの語義ではなく、――先に言った、"走査周波数が《シンクロ》される"という部分よ。
……すなわちこれは、二つの走査周波数を"シンクロ"させることが、テレビジョン画像という"視点"を生み出す条件であると言えるの。
 2034年の事故を2017年の事故のように見せるというのは、これと同じ事。
 つまり、2017年と2034年の二つの事故を"シンクロ"させることが、BWという"視点"を召還する条件だったということなのよ。
――そして、この条件を満たしたことが、彼の発現へと繋がったというわけ」
 武は春香菜の説明を受けながら、合点がいったようないかないような、いまいち釈然としない心境に陥っていた。いや、なんとなくのところは、判るのだが……。
 降参したような表情で、武はこう言った。
「なんだか、今の説明の方が難解だったような気がするぞ」
 武の率直な感想に、乾いた笑いで応じてきた春香菜だった。
「うん。言いながら私も、そう思ってしまったでござる」などと、しゃあしゃあとのたまいもする。
 だが、そんな自分の不手際も自覚してか、春香菜は軽くフォローを入れてきた。「まあ、大ざっぱなイメージを掴んでくれさえすれば良いわ」と。
 私自身も第三視点については、まだまだ研究途上なんだから、と、悠長な台詞を並べてさえいる。
 武は、その春香菜に対し、
「その研究が大成したら、もちっと簡単な説明を頼むわ」
 と軽口を叩いた。
 叩きながらも、再び新たな疑問が沸く。では、2034年の事故はどうやって、2017年の事故と"シンクロ"させたんだろうか……。
 いくら、桑古木が2017年の事故を知っているからといっても、桑古木個人の力だけで事故の細かい経緯を再現できるとは思えなかった。ならば、きっと春香菜は何かの細工をしていたのだ。2034年のLeMUに。あるいは――LeMMIHに。
 しかし、質された春香菜は、今度は違う種類の笑みを浮かべていた。
 そして、「それは秘密ですわよん、倉成先生」とだけ言い、自らのノートPCを畳んでしまったのだった。
 その春香菜の笑みは、よく見れば、またしてもあの悪戯少女のものだった。
 
……結局、昼間際まで、雑談は続くことになった。二人とも、生来の話好きが災いしていたのだった。
 話は、例の沙羅の"セクハラ犯"話に差し掛かったところだ。春香菜にとって、それは武をいじくる愉しい時間となっていた。
 気が付けば、時刻は《11:47》を回っている。 
 畳まれたPCの鏡面には、天窓の木が映っていた。すでにあの蕾は、薄ぼんやりとしか見えなくなっている。雪の降り止む気配は無い。
 少し話し込みすぎたかな、と春香菜はちらりと後悔した。
 せっかく沙羅も連れてきているというのに、武は娘と話すどころか、仕事もまだ半分ほどしか進めてはいないだろう。原因はもちろん、この自分にあるのだが。
 この空模様から察して、あと二、三時間もすれば、通行止めになる道路も出てくるかもしれない。
 そうなる前に彼らは帰すべきね、と思いかけたとき、武が口を開いてきた。
「しかし、だ。沙羅はああ見えて、かなりの寂しがり屋さんなんだぞ。母親に似てさ」
"もっとも、のんきに17年も寝てた俺が一番悪いんだけどな"と、武は笑う。
 その自嘲的な笑みを見ながら、春香菜は知らず、心苦しさを感じた。
 今し方の武の言葉が、「子供に対する親の責任」に及ぶ話であるのなら、自分も人のことは言えない。言えるはずも無かった。
 娘の秋香菜に何もしてやれず、秘密と疑念だけを与えて、終いには心の溝を作る羽目になってしまったのが、他ならぬこの自分だったのだ。
 春香菜は、今ホクトとデートに行っているであろう秋香菜の顔を思い浮かべた。
 雪のさなかのデート。
 それは、展開によっては中々に良いシチュエーションになり得るだろう。ホクトが上手く秋香菜をリードできれば、あるいは……。
 そうしたことを、おせっかいにも心配している自分がいた。実りなど無くても構わない。が、せめて後悔の無い逢瀬であってほしい。
――春香菜はそう思いつつ、取りすました顔で、武の話に耳を傾けていたのだった。
 武は、言葉を続けていた。
「沙羅の奴、この研究所に来た理由を教えてくれてな。……色々思うところがあったんだ、と」
 ここで武は、私事を吐露しすぎた自分に気付いたのか、言葉を止め、詫びてきた。
「おっと、すまん。これってうちの事情だったな」
 舌を出し、"悪りぃ悪りぃ"と手を挙げてみせる武に、春香菜は笑みで応じた。
「何も謝ることはないでしょう。沙羅は、言ってみれば私の家族のようなものだし」
 言いながらも、春香菜は、今度は沙羅の事を考えることになった。
 武の話から察するに、今日の沙羅の来訪は、ライプリヒの存在が関わっているのかもしれない。そんなことを、春香菜はまず考えた。
 沙羅は、春香菜がライプリヒの研究員であったことを知っている。
 その春香菜が所長を務める研究所に、沙羅は多かれ少なかれ、ライプリヒの影を感じていたのかもしれない。なぜならここは、表向きの姿としても実体としても、ライプリヒと職種を同じくする研究所なのだから。
 ライプリヒにずっと監視され続けてきた沙羅から見れば、この研究所はいわば《悪夢の象徴》とも言えるのだった。
 その沙羅が今日、父親のワゴンに忍び込んでまでやって来たのであれば、その理由とはどう考えても、当人の言う《暇で仕様が無かった》からではない。もっと、深刻な何かだった。
 武の今し方の台詞である、"色々思うところ"とは、そんな沙羅の複雑な事情を反映させたものなのだ。そう、春香菜は思った。
 武らしくもない遠回しな言い方だ、と思う。
 が、同時に、父親としての武の姿を目の当たりにし、春香菜はその心情を忖度もした。
 これが父の顔なのだろうか……。
 武の横顔に、父の幻影を重ねる。そのまま、春香菜はしばし、その顔に見入ってしまった。父を知らぬ自分だったが、今ここに、亡き父がどんな想いで日々を過ごしていたのかを、垣間見た気がした。
 胸がじりっと傷む。この傷みが、武への恋慕によるものなのか、父への思慕によるものなのか、判らない。
 判然としない、千々に揺れる気持ちを抱えながらもしかし、春香菜はつとめて事務的な内容を口にした。
「ところで、倉成。……明日の13:00から、RSD会議室でブレーン・ストーミングによるミーティングをするから」
 貴方らしい珍妙な発言を期待しているわ、と春香菜は続けた。
「おお、任せたまい。一日千秋の思いで待っていろよ」と軽口を叩き、柔和な笑みを浮かべる。
 けれども、直後に武は、「あの"ござる娘"のことは、ほんとうに少し考えていかんとなあ……」などと呟き、虚空を見つめていた。
 沙羅のことが頭から抜けきっていない武を前に、春香菜は何か活を入れてやりたい衝動に駆られた。
 が、冗句を言いかけた口が止まる。
 春香菜は、はたと思い直した。確かに……。
 確かに、沙羅を苛んでいた孤独は、そう安く踏めるような話ではなかった。ユングやフロイトなどの心理学的な解釈によって済ませられるようなものでもなかった。
 人の孤独とは、学問で一様に定めきれるほど単純なものではない。十の人間が居れば、そこには十の深遠な孤独がある。まして沙羅のように、幼少期を特殊な環境で過ごした者であれば、それは尚更だった。 
 そうである以上、沙羅の孤独は、軽い気持ちで類推して良い筈はない。心理学的な解釈を安易にあてがっていいものでもなかった。
 つまり、沙羅のことは、それだけ慎重に取り扱っていかなければならない問題ということだ。
 春香菜は無意識に、指を唇に当てていた。
"その問題は私にも通じる話だ"と、自戒する。
 自分も確かに、自分自身の事をもっと慎重に考えなければならない時期に来ているのかもしれない。生きる実感を失い掛けている、自分自身のことを……。
 ふと、顔に視線を感じた。
 はっとして視線の方を見ると、武の微笑みがあった。
「優は大丈夫だって」
 笑みを絶やさずに、武は言ってきた。「俺と同じくらいには、お前はタフなはずだぞ。なんたって、お前は、あんな大それた計画を実行して、俺とココを救ってくれたんだしさ」
 不覚にも洞察されてしまった。さては私、独り言でも言っていたか……。
 赤面している自分を感じた。そして、それを自覚したことが、自分の動揺に更なる拍車をかけた。
 そこへ駄目押しに、
「いや、でも結構良い気分だな、人の心を言い当ててみるっていうのは。お前がいっつも俺にしてる理由が判ったぞい」と見事な"とどめ"が入り、春香菜の顔はますます朱に染まった。
「ううるさいわね! とっとと沙羅の所へ戻ってあげなさいよ。馬鹿っ!」
 照れ隠しで、武の尻を軽く蹴ろうとする。
 武は、尻をかばうふりをしながら、今度こそ空圧ドアの向こうへ去っていったのだった。

「じゃ、少ししたら食堂で会おうな」
 という言葉と――会心の笑いを残しながら。




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