春:『優春と沙紀の中学回想編』……これって私と沙紀になるわけ?
紀:そうらしいわね。といっても、作者が勝手に作った設定なんだけど……。
春:クロスオーバーする上で同い年だったから、そうなったんでしょうけどね。
紀:そんなとこでしょ。さて、とにかく始めましょ。



ネバエバミックスコント20
                              時羽



〜優春と沙紀の中学回想編〜



【そんなキャラじゃないし】
春:今回の話は私達の中学時代に焦点を当てるらしいんだけど。
紀:いいんじゃない。メモオフでいうピュアシナリオみたいな感じで。
春:ええ。……ま、私達は中学の時点で既にピュアさの欠片も無かったけど。
紀:…………。


【恋愛ゲームの定番】
紀:中学の話といえば、一番に出てくるのが優夏の初恋の男の子よね。春香菜は知ってた?
春:ええ。まあ、知っているも何も彼、幼馴染だしね。
紀:…………え?
春:だから、彼は私の幼馴染だったんだけど。
紀:ええーーーーーーっ!?!?!?


【現実派なっきゅ】
紀:じゃ、じゃあ本当は春香菜もその子のことが好きだった、とか?
春:ううん。ちっちゃな頃からの付き合いだったから、ただの気の合う男友達としか思えなかったわよ。
紀:……それはまたリアルなご意見で。


【校則で】
紀:あ……でも、あの修学旅行での出来事は……。
春:…………うん。やっぱり辛かったわ……。
紀:そうよね……ごめんなさい。余計な事思い出させて……。
春:修学旅行のお土産に木刀を買えないだなんて……本当に残念だったわよ。
紀:辛いのそっち!?


【真実はその目で確かめよ!】
紀:他にあったでしょ!?もっと辛くて悲しい事が!!
春:N7未プレイの人も読んでいるから、物語の核心部には触れない方が良いのよ。
紀:ああ〜!何か煮え切らない〜!!


【先輩的教育的指導】
秋:なっきゅと〜。
羅:マヨの〜。
秋&羅:突撃デバガメ隊〜!
秋:今回はお母さんの中学時代がわかるという事で、私はいつもより当社比1.7倍程のやる気が出ております
羅:ん〜、沙紀殿に言わせると修学旅行の時にとんでもない事が起こったようでござるが……田中先生にとっては大したことでは無い事の方が重要なようでござるな
秋:……大したことでは無い事?(ぎろり)
羅:へっ?
秋:マヨっ!あなた修学旅行に来て木刀を買えない事がどんなに重要な事か分かっていないの!?
羅:へ?へ?へ?
秋:あのずっしりとした重量感。そして竹刀とは比べ物にならないほどの破壊力!そんな至高の一品を買えないだなんて、人生の2割を無駄にしているとしか思えないわ!
羅:は、はぁ……?
秋:ちょっと来なさい!修学旅行に来て木刀を買えないという事の重大さを、私が事細かに教え込んであげるわっ!!
羅:ちょ、ちょっと、服引っ張らないで、服っ!嫌っ、目が怖いっ!落ち着いてください、なっきゅせんぱ〜い!!ちょっと〜……!!!


【春よ来い】
春:そういえばあの頃、沙紀と優夏で『恋愛方程式』なんてものを作っていたわよね?
紀:ええ。
春:別名『恋愛四十八手』なんて言っていたけど、結局役に立ったの?
紀:……まあ、優夏にとっては役に立ったんじゃない?誠君と結ばれたわけだし。
春:沙紀は?
紀:……………………。
春:……………………。


【それぞれの未来】
紀:と言っても、2036年までには見事ゴールインしているわよ?
春:あ、そうなんだ。
紀:仕事一筋で世界を飛び回っているくるみちゃんとは違うのよ。
春:あ……そうなんだ……。


【そんなもんよね】
春:ところで話を元に戻すけど、沙紀は『恋愛方程式』いくつ位覚えている?
紀:え?急にそう言われても……。う〜ん、6個位かしらね。
春:ふ〜ん……つまりどの道そんなに役立たない方程式だったってわけね。
紀:言ってくれるわね……。


【ハイライトでどうぞ】
紀:別にいいのよ、役になんて立たなくても。2人で一緒になって1つのものを作るっていうのが楽しいんだから。
春:……珍しく良い事言うわね。
紀:『珍しい』は余計よ。私、そんなに悪い性格していないわ。
春:でもあなた、N7で共通ルートではろくなことしていないじゃない?ルナビーチに怒鳴り込むわ、バスケットは踏み潰すわ、くるみちゃん突き飛ばすわ、優夏にビールぶっ掛けるわ……。
紀:ちゃんと前後関係も言ってよ!それだけだと私本当に悪者じゃない!!


【やぶへび】
秋:なっきゅと〜。
羅:マヨの〜。
秋&羅:突撃デバガメ隊〜!
羅:はいっ!と言う事で〜、こう聞くと沙紀殿は本当に悪役にしか思えませんなぁ。
秋:まあ理由があるにしても、もう少し大人の態度を取れたんじゃないかって思うけどね。
羅:…………。
秋:な、何よ……そのジト目は……。
羅:いえ。コンソールに踵落とししたり、遊びなのに桑古木に本気でドロップキック放ったりと、なっきゅ先輩だって大人の行動取れていないのによく言えるなって思っただけですが……。
秋:う……ま、まあ私は18だったわけだし?未成年、つまり大人じゃないからいいのよ〜。
羅:……そういう事を言っている人が、将来卑怯な大人になるんですよね……。
秋:うぐっ!!


【ターニングポイント】
紀:ところで、春香菜の中学時代の学園生活ってどんなだったわけ?
春:う〜ん……純粋に、苦麗無威暴走抜きでの学園生活っていったら、割と普通よね。人並みに恋をして、人並みに恋に破れ、人並みに勉強しては人並みに遊んで……。
紀:……禁句の部分を除けば、かなり平坦な中学時代だったのねえ。
春:うん。……その分高校以降は波乱の連続だけどね♪あはははは♪
紀:うわっ!?い、いきなり壊れないでよ……。


【リメンバーマイ人生】
春:不治な心臓病の発覚……自分のクローンの出産……父親の失踪……海中に閉じ込められ、TBに冒され死を覚悟……キュレイに感染……TBによる両親の不慮の死……気が遠くなるほどの年月を有する救出作戦の指揮……。ほんっと、すんごい人生だわ。あははははははは……♪
紀:だ、誰かこの娘を止めて〜!!


【ふと、気づく】
春:ふぅ〜……とまあそんなわけよ。
紀:た、大変だったわね……。
春:…………。
紀:ど、どうしたの急に押し黙って……。
春:……おかしいわよ……。
紀:な、何が……?
春:こんなに不幸属性背負っている私がメインヒロインで無いなんて……このゲーム絶対におかしいっっっ!!


【たまには暴走してみよう!】
紀:不幸属性はつぐみさんとか、沙羅ちゃんがいるからそれで十分だと思ったんじゃない?
春:くわーっ!私をヒロインに入れたリメイク版出せ〜!KIDに殴りこみに行っちゃる〜〜〜!!
紀:あ…………行っちゃった。


【臨界点突破!】
秋:なっきゅと〜。
羅:マヨの〜。
秋&羅:突撃デバガメ隊〜!
秋:何かもう中学の話から外れまくっているんだけどさ〜。
羅:でも……確かに1つ1つ挙げていったら、田中先生もメインヒロインに充分に匹敵するキャラクター性がありますよね。
秋:うん、それはそうよね。
羅:……じぃ〜……。
秋:な、何で私をマジマジと見つめているわけ?
羅:いえ……いっそのこと影の薄いなっきゅ先輩に代わって田中先生がメインヒロインになr――

 しばらくお待ちください……。



【あらこんなところにロッカーが……】
紀:ちょっと〜、春香菜がどっかに行っちゃったんだけど、どうすればいいかしら。
秋:ああ、沙紀さん。どうせもう終わりだし、別に放っておいていいんじゃないですか。
紀:そうかしら……。それよりも秋香菜、沙羅は何処に行ったの?
秋:ん〜、ちょっと遠い所にね……。まあでも、すぐに戻ってくるから心配しないでいいですよ。
紀:そ、そう?
秋:ええ。それより、沙紀さんはこの後お暇ですか?良ければお母さんの事も少し聞きたいんで。
紀:あまり知っている事は無いけど……それでもいいなら。
秋:もちろん!さ、行きましょ〜!
紀:あ、ちょっと、押さないでってば……。


ドン!ドン!!ドン!!!
羅:なっきゅせんぱ〜い!!私が悪かったです!もう許してくださ〜い!!!


あとがき
夏:秋ちゃんが沙紀を連れて行っちゃったから、今回は私が代わりを務めるわよ。
羅:はぁ〜!助かりましたよ、優夏さんが来てくれて……。
夏:さて、次回は『エバセブ男性陣本音で語れ編』……だって。
羅:エバセブ男三人衆の激討論が聞けるというわけですね?
夏:……お互いに本音をぶつけ合う男達……そうしている間に、いつしか彼らの間には友情をも超える感情が……!
羅:その話題はもういいですって。


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