億:……おいおい、こういうのってアリなのかい? 夏:確かに……。前回最終回だって言っておきながら続くなんてねぇ……。 ゆ:せっかく私が格好良いセリフ言ってお別れしたっていうのに……これじゃあなんか恥ずかしいわ。 武:ま、そう言うなって。このシリーズを気に入ってくれた人がいる以上、もう少しやってもいいじゃないか。 ホ:人気がある内は止められない……芸人としての性だね、お父さん。 武:ふっ……どうやらわかってきたようだな、マイサン。 い:それで……今回はどういう分け方なのかしら? ホ:理由をつけてわけるのも飽きたそうで、適当に割り振ったらしいですよ? 億:今回は僕と武、ホクト、優夏ちゃん、いづみさん、そしてゆきえさんの6人か。 夏:はてさてどうなることやら……。 ゆ:それじゃあ『ネバエバミックスコント25〜After Epilogue vol.1〜』スタートよ。 |
ネバエバミックスコント25 時羽 |
【得意分野】 い:せっかくだしこうして再集合したわけだし、パーティでも開きましょうか? 夏:いいですね♪じゃあお酒の調達は任せてください! ホ:優夏さんならいいお酒を選べそうだね……まあ僕は飲めないからわからないけど。 億:食材は僕が揃えよう。一流品を持ってくるから期待しててくれ。 武:さすがは大財閥の御曹司だけあって舌は肥えているんだろうな。期待できそうだ。 ゆ:それじゃあ私はパーティを盛り上げる余興を連れてくるわね。 武:……苦麗無威暴走連合は立ち入り禁止ですよ、ゆきえさん? ゆ:……やっぱり? ホ:当然です! 【いづみさんは料理中】 夏:んぐっ♪んぐっ♪……ぷはーーーっ!やっぱおさけはさいこーれすよれ〜〜〜? 武:パーティを始める前から飲んでいるなよ! 【いづみさんはまだ料理中】 ゆ:うわ〜、これはまた良い食材ね〜。ふふっ♪たまには娘にお土産でも持って行ってあげないとね♪ 武:ゆきえさんも普通にパクっていかない!! 【いづみさんはなおも料理中】 夏:くぉらぁ〜、まことーーーっ!こっちこーい!! 武:俺は誠じゃねぇっ!何でもう泥酔するまで飲んでいるんだーーー!? 億:うぉぉぉぉぉん!!何故僕は虐げられキャラなんだよーーー!?もっと光を浴びさせてくれ〜〜〜!! 武:お前も何飲んでんだーーー!?!? 【今回の受難キャラ決定】 い:あらあら。もうパーティ始めちゃったの?お料理まだなんだけどな〜。 武:いづみさん!暢気な事言っていないでこの酔っ払い共をどうにかしてくださいっ!! い:あら。でも私、お料理があるから……武君、頼んだわね♪ 武:そ、そんな……。 【ゆきえさんも既に相当酔ってます】 武:はっ!!そういやホクトはどうした!?それにゆきえさんも! ゆ:ぐっぐっぐ……ぷはっ!……い〜い?私の可愛い可愛い孫娘を泣かしたらどうなるか……判らない貴方じゃあないわよね……? ホ:は、はい……。 ゆ:……もしもそんな事があったら……ふ……ふふ……ふふふふふ……。 ホ:(ガクガクブルブル……) 武:あっちはあっちで地獄だな……。 【3人は取り合えず収まった】 い:はぁ〜い、お待たせしました〜♪ 武:…………。 ホ:……(ブルブル)。 い:あらあら、2人とも凄い顔よ〜? 武:……はぁ。 【元苦麗無威総長の眼力】 い:2人共ご苦労様。3人は寝ちゃってるみたいだし、しばらくはゆっくり出来るんじゃないかしら? 武:そうみたいですね。んじゃ、いづみさんの料理をいただきますか! い:どうぞ、召し上がれ。 ホ:…………。 武:ん?どうしたんだホクト?食わんのか? ホ:…………。 い:武君。ホクト君の事なんだけど……気絶しているみたいよ? ホ:…………がくっ。 武:……そんなにゆきえさんが怖かったんか。 【新展開?】 い:そういえば武君って、つぐみちゃんの他に空ちゃんからもアタック受けているのよね? 武:は、はぁ。まあ、そうですけど。それが何か? い:そういうのって、男の人から見てどうなのかなぁって思ってね。嬉しいものなのか、それともうざったいものなのか。 武:う〜ん……。まあ人にも寄るとは思いますが、好いてくれる事自体は嬉しいもんだと思いますよ。あまり過激にやられると困りますがね……。 い:ふ〜〜〜ん……(ニヤリ)。 武:な、何ですか、その薄ら笑いは? い:いや〜?私も偶には誠君にちょっかい出してみようかな〜と思って。ほら、私もNever7では優夏ちゃんと並んでメインヒロインじゃない?だからそういう展開に持っていくって言うのも悪くないかなってね。うふふ……。 武:…………。誠、すまん……。 【暴走系いづみ式】 い:……というわけで勝負よ!優夏ちゃん!! 夏:う……。酔いから覚めた途端に何ですか、いきなり。 い:私も空ちゃんを見習って優夏ちゃんから誠君を奪ってみる事にしたの♪ 夏:なっ……!? い:手始めに今夜12時、あなたの家に苦麗無威暴走のメンバーでお礼参りに行くから、覚悟しててね♪ 武:それはちょっかいじゃなくもはや犯罪です、いづみさん!! 【外野3人】 億:というかさっきのって、全然『勝負』になっていない気がするんだけどね……。 ゆ:一方的ないじめよね〜。 ホ:いじめ、かっこわるい。 【利己主義万歳!】 夏:それならば酒飲み勝負で決着をつけましょう! い:そんなの私に分が悪すぎるわよ。ここは1つ料理勝負で……。 夏:……言いたくないけど、それじゃあ私が不利すぎます!じゃあ、スポーツで勝負しましょう! い:優夏ちゃん、スポーツ得意でしょ?そんなのずるいわ。勝負といったらやっぱりカーチェイスでしょ!? 夏:それこそいづみさんの得意とするところじゃないですか!?卑怯なのはいづみさんの方です!! 武:お、落ち着けって2人とも……。 い&夏:武(君)は黙ってって!!! 武:は、はい……。 【外野3人その2】 ゆ:白熱してるわね〜、2人とも。 ホ:そうですね。 ゆ:でもNever7知らない人には2人の特技なんて全然知らないから、面白くもなんとも無いでしょうね〜? ホ:ええ。でも『女性陣に全く頭が上がらないお父さんを笑う事』くらいは出来るんじゃないですか? 億:……シビアな息子だな、君は……。 【打球が外野に飛んできました】 武:そんなところで固まっていないでちょっとは助けてくれよ。 億:いづみさんと優夏ちゃんの間を取り持つなんて僕には無理な相談だね。 ホ:お父さんが無理なら僕にも無理だって。 ゆ:私はこのまま2人の諍いを見ていたいから、止める気は微塵もないわよ♪ 武:だめだこりゃ。 【そんな流派はありません】 武:放っておけばいつかは収まるもんかね……。 い:はぁ……はぁ……。こうなったら守野流苦麗無威伝承拳を使ってでも貴方を黙らせてあげるわ! 夏:くふふふふっ♪わらしの川島流泥酔拳にかてるとれもおもってるんれすか? 武:話を飛躍するなっ!っていうかもはや何のゲームだかわからんし!! 【外野3人……?】 ゆ:おっ!盛り上がってきたわね〜♪ ホ:いづみさん、普段はおっとりとしているのに、動きは素早いですね……。 億:優夏ちゃんも危なっかしげに見えるのに、いづみさんの攻撃を全てかわしているし。 ?:両者一歩もゆずらねぇ……いい試合じゃねぇかこいつぁ。 億:えっ!? ?:はっ。若いころを思い出すねぇ。 ?:いいぞーっ!嬢ちゃんそこだっ!いけーっ!! ?:いづみさーん!初代の力を見せてくださいよーーーっ!! 億:何だ!?この人だかりは!?ざっと100人はいるじゃないか!? ゆ:うふふ♪ギャラリーは多いほうがいいでしょ?私が呼んだの。 ホ:……ってことはまさか彼らは……。 ゆ:そ。私の仲間よ♪ ホ&億:苦麗無威かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!? 【観客、乱入スベカラズ】 武:…………っはぁっ!!な、何とか逃げられた……。 ゆ:武君、ご苦労様。 武:何なんですか、あの集団は!? ゆ:あー……。私が呼んだギャラリーだったんだけど。どうやら2人の熱に当てられて興奮しすぎちゃったみたいなのよね? 武:あの集団が一斉に雪崩込んで来た時は死ぬかと思いましたよ!? ゆ:ま、熱い連中だからね〜。 武:はぁ…………。あれ?ところでホクトと億彦は……? ゆ:………………雪崩に巻き込まれました。 武:……生きろ。ホクト、億彦……。 |
あとがき 前回で終了だったつもりがまたこのネバエバミックスコントシリーズを書いてしまいました。 自分の中ではEver17並にNever7も気に入ってしまっているので、彼らも混ぜて書きたいな、という思いがまだ残っているもので。 少なくとも残りのメンバー分の2回は続きますので、もう少しだけお付き合いいただければと思います。 それでは。 |
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