2036年4月7日(月)午前7時30分 倉成家ダイニングルーム


「ねえ、お母さん。この格好、おかしくないかな?」
 ホクトが珍しく緊張気味に聞く。
「大丈夫。良く似合っているわ。…気になるなら鏡で見てきなさい」
 そんな息子の姿を微笑みながら見ているつぐみ。
「―――無理だと思うぞ。姿見鏡は沙羅が占領しているからな」
「まだ決めていないの?…まあ、気長に待ちましょうか」
 両親の会話。まあ、女の子の着替えというものはそういうものだから…
「って、もしかして!」
 ホクト、覚醒。ある確信と共に、リビングのドアを開け放つ。
 この家に一枚しか無い、全身が移る姿見鏡。その前に下着姿で立っている沙羅。
 横のハンガー掛けには、二着のツーピーススーツ。
 後姿と正面姿が同時に見えるシュチュエーション。
 本来、こんな光景のお約束は…

「おーーーい!起きろ沙羅!立ったまま寝るなーーー!!!」

 …そっちかい!
 見事に立ったまま居眠りしている妹の肩を揺すぶる。
 揺すぶる、揺すぶる、とにかく揺すぶる!それを何回繰り返したか。
「―――んっ、あ、お兄ちゃん、おはよほ…」
「おはよう、じゃないよ!さっさと着替えないと、間に合わなくなっちゃう」
 未だに夢の中から抜け出せない妹に、状況説明をするホクト。
「んっと、あれ、パジャマ、ないなぁ…もしかして、お兄ちゃんが、脱がした?」
 …なんか、面白い展開。あくまで第三者から見れば。
「朝から大胆でござるなあ。でも、沙羅はいつでもオッケーだから。続き、しよ?」
 寝ぼけ眼のまま、あろう事か左手で兄の首をかき抱き、右手でブラのホックを外そうとする。
 突然の行動に、ホクトも対応が出来ない。
 そして、そのまま………

 すぱこーーーーん!!!×2

「痛い!痛いーーーっ!!!誰、沙羅とお兄ちゃんのスイートドリームを邪魔するのはーーー!」
 怒り心頭で目を見開いた先には…

「いい加減にしなさい、沙羅!」
「さっさと目を覚ませ、沙羅!」
 同じく怒り心頭の両親と、間に挟まれておろおろする兄の姿があった。



     午前8時30分  市営バス 国立K大学前停留所


 ぷしゅーっ。
 バスから降り立つ。ささやかなキュレイの特権に、市営バスの無料パスがある。
 小町法には規定されていない。この市の好意によるものである。
 不思議なことだがどこの国であっても公共サービスの特権と生活水準は比例する傾向があり、当然善良な一般市民には好意的に思われていない。だが、倉成家の場合、生活振りは質素、近所づきあいも良好(武や子供たちは言うに及ばず、最近つぐみも社交的になってきた)な為、このささやかな特権を問題視する人は、少なくともこの街には存在しなかった。

 バスから下りた家族四人は、そのまま前を見る。
 多くの人だかりの中。
 目の前の正門に立てかけられた看板には


「2036年度 国立K大学校 入学式」

 と書かれていた。




未来へ続く夢の道 −本編10 ??? −
                              あんくん




     午前8時34分 国立K大学正門前


「なんでここにいるの、秋香菜?」
 最初にその姿に気付いたのは、つぐみだった。
「あれ、本当だ。ユウだよね、あの姿」
「うん、なっきゅ先輩に間違いござらぬ」
 校門の脇。
 田中優美清秋香菜が、人待ち顔できょろきょろと周りを見渡している。
 何時もなら、何の遠慮も無く声を掛けるところなのだが…

「「「「いったい誰?」」」」

 スーツ姿のユウの裾を掴んで、同じくスーツ姿の一人の少年が立っていたのであった。

 身長はそれなりにある。ユウよりやや高いくらい。ホクトよりは低い。やや痩身の体躯だがバランスは悪くない。
 顔つきはかなり秀麗。雰囲気としてはホクトに近い。年上のお姉さま方に人気が出そうな感じ。
 そういった意味では、ホクトたちと同じ歳に見えなくもない。
 ただ、その行動(ユウの服の裾を掴んでいる)といい、少々不安げな表情といい…なんと言うか、とても幼い感じが拭えない。もしかしたら、外見より若いのかもしれない。
(って、ありえんよな、そいつは)
(昔の沙羅みたい。人見知りする性格なのよ、きっと)
(まあ、大学の入学式だから)
(なっきゅ先輩の知り合いの新入生なのでござろう)
…周囲の状況から、四人勝手な理由で自分を納得させたのであった。

「って、ホクト!沙羅!武!つぐみ〜!気付いたんなら声くらい掛けなさいよ!!!」
 やっと倉成一家を発見した秋香菜が、大声で呼ぶ。
 それをきっかけに四人は思考の呪縛から解放され、あわてて秋香菜の元へと歩み寄った。


「「「「で、その子、いったい誰?」」」」
 開口一番。四人が一気にハモる。
「!」
 それに脅えたように身を竦ませる少年。
「こらこら、そう脅えなくったっていいじゃないの。大丈夫、この人たちすっごくいい人たちだから。安心しなさい…ホクト達も、もうちょっとデリカシー持ってよね?初対面なんだから」
 双方を嗜めるように、秋香菜。
「ごめん」
「ごめんなさい」
「すまん」
「ちょっと無神経だったわ。御免なさい」
 珍しい光景。つぐみまでもが秋香菜に謝る姿。
「この子ね、お母さんの古い知り合いの息子さんなの。今年からこの大学に通う事になったんで、お母さんが案内してあげなさいって。まあ、父兄代わりって事」
 手をひらひら振りながら、簡潔な説明をする秋香菜。
「って、僕達と一緒なんだ」
「じゃあ、沙羅と同期なんだね」
 途端に態度が柔らかくなるホクトと沙羅。対象がunknownから同窓生に代わった事で、一種の連帯感や気安さが生まれる。
「あなたたちも、この大学に通うんですか?」
 初めて少年が口を開く。ホクトに似た、だが若干硬い声、固い口調。思ったより、声質は高め。
「そういう事。二人ともすごくいい子だから…ホクト、沙羅、出来ればこの子と仲良くしてあげて。初めての土地で慣れない事もあるでしょうから。そういう事の先輩として、いろいろしてくれたら有難いの」
 秋香菜が、先を引き取る。
「当然だよ。ボクもまだ2年弱しか住んでないから大したことは出来ないけど。それでよかったら何でも聞いて」
「安くて美味しい店なら沙羅に任せてくだされ。一人暮らしの必修科目だから」
―――慣れない土地。慣れない学校。2年前の記憶が蘇る。四人の新生活は同時に未知との遭遇の連続であり、不安との戦いでもあった。学校においても、委員長がいろいろ面倒を見てくれなかったら文字通り孤立していたかもしれない。生活においても、優や桑古木がよく世話を焼いたり、町内会や商店街の人たちに引き合わせてくれたりした。そういった状況下の助力というものが如何に有難いか、四人は実体験としてよく知っていた。
 そんな家族が、同じ状況の少年に助力の手を差し伸べない可能性など、存在しなかった。

「えっと、有難うございます」
 おずおずと、少年が礼を言う。
「あーっ、もう、他人行儀でまだっるこしいなあ!ちゃっちゃと自己紹介しなさいってば!」
 秋香菜、どうもこういう雰囲気は苦手らしい。この口調も、照れ隠し。
「あ、御免、ユウ。僕は倉成ホクト。この大学の新入生で、文学部。考古学科を専攻するんだ。宜しくお願いします」
「うん、なっきゅ先輩。私、倉成沙羅。お兄ちゃんと一緒でこの大学の新入生。法学部で…専攻はまだ決めてないなー。一応工学部の大学院と掛け持ちって事になってる。まあ、正規の学生じゃなくて、気が向いた時手伝うだけなんだけど」
 二人が自己紹介し、手を差し伸べる。
 おずおずと、その手を握り返す少年。
「ええと、僕、石原 彼方です。AI工学と量子学、宇宙工学を研究しに来ました。よろしくお願いします。ホクト先輩、沙羅先輩」

「「「「へ?今、なんて言った」」」」

 硬直する家族四人。少年の語る単語自体はありふれているが、その意味は…
 
「…って、言ってなかったっけ。この子、2021年生まれ。まだ14歳なの。飛び級で高校卒業して、この大学が掛け持ち専攻を特別に認めてくれるって事で、ここに進学したのよ」
 あっちゃーといった表情で、秋香菜があわてて説明する。
「「「「………」」」」
 まじまじと彼方を見つめる四人。その視線に脅えたように身をすくませる彼方。

だが…
「まあ、ちょっと世間と違うのは私達も同じだから。仲良くやりましょう、彼方君」
「全くだ。年齢と経験がアンバランスってのは俺も同じだからな。まあ、仲良くやろうや、少年」
「人と違うって事の辛さはよく分かるから。一緒に仲良くしよう、彼方」
「沙羅と同じなんだね…一緒に頑張ろ、彼方ちゃん」
 視線は一気に柔らかく、暖かいそれにかわる。
 四人とも、それぞれ理由は別でも結果的に世間と違う人間。世間と違う事の辛さは良く知っている。それ故、最初に見せた彼方の対応を今、痛いほど理解していた。

「えっと、有難う、ございます」
おずおずと顔を上げ、彼方が礼を言う。
「ただ…」
「ただ?」
「彼方『ちゃん』だけは止めてくれませんか、沙羅先輩?」
「嫌。どう見ても『彼方ちゃん』だもん。お兄ちゃん並に格好良くなったら、『彼方』に代えてあげるよ」
「………」
「………」
 視線を合わせて威嚇しあう二人。

(そう言えば…)
(沙羅が年下とまともに向き合うのって)
(初めてだよね)
 武、つぐみ、ホクト。三人揃ってその光景にため息を突くのであった。



     午前8時57分 国立K大学大講堂


「じゃあ、お母さん、お父さん、ユウ、また後で」
「パパ、ママ、なっきゅ先輩、それじゃ。後でPDAに待ち合わせ場所、知らせるね」
「ああ、二人とも行って来い」
「今度居眠りしたら、ご飯抜きだからね。沙羅」
「じゃあ、後でね。武、つぐみ」
 父兄席と新入生席の境目。挨拶して二人と四人に別れる。






「って、なんでなっきゅ先輩がここにいるでござる!!!」
「ユウ、父兄席、あっちだよ?」
「秋香菜さん、どうしたの?」
 何故か新入生席に一緒についてくる秋香菜。
「何で?」
 不思議そうに返す秋香菜。まるで、それが当然というようにずんずんと先に進む。
「だって、なっきゅ先輩、鹿鳴館女子大ですよね。今日は彼方ちゃんの父兄代わりじゃなかったんですか?」
「まあ、父兄代わりでも、あるわね」
 歩調に乱れなし。
「答えになってないよ、ユウ」
 ホクトのツッコミ。
「まったく、うるさいなあ!新入生が入学式に参加してどこが悪いのよ!」
「「「はい?」」」
 時間が、一瞬、止まった。


「誰が」

「私、田中優美清秋香菜が」

「どこの?」

「国立K大学の」

「何、なんですか」

「新入生」


「「「ええーーーーーーーーーーっ!!!」」」
 驚愕のハーモニー。何事かと周りの新入生達が一斉にこちらを見る。
「何よ、そんなに驚く事ないじゃない」
 膨れっ面で、三人を睨む秋香菜。
「だ、だって、鹿鳴館だよ?3年だよ?なんで、わざわざこの大学を受けなおすの?
2年間、無駄になっちゃうんだよ?」
 大混乱のホクトが、しどろもどろで質問する。
「…鹿鳴館女子大の考古学科、無くなっちゃったの」
「え?」
「元々、ライプリヒの肝入りで作られた学科だったから。考古学ってね、書籍研究よりフィールドワークのほうが多いの。本来、女子大っていう組織にはあんまり向かないのよ」
「ユウ…」
「ホクト、何想像しているか知らないけど。
 世の中、3年次編入制度ってものが有るの!まあ、試験は大変だったけど。お母さんのお守りやLemuの事を考えたら、その程度困難にすらならなかったわ」
 あっけらかんと言ってのける。
 その事で、ホクトはある事に気付く。
「もしかして…」
「御免ねホクト。試験勉強やら編入手続きやらで、碌にかまってあげられなかった。彼女失格よね、私」
 今日初めて、秋香菜がうなだれる。
「!?」
「僕は、ユウが目標だったんだ。ユウを追いかけて、考古学を志して。まあ、お父さんに諭されて就職を諦めたって事もあるんだけど。そして、今ここに居るんだ。一緒に勉強できて、一緒に目標に進める。僕は、今凄く嬉しい」
 優しく秋香菜の肩を抱き、恥ずかしげも無く熱く語るホクト。
「ホクト…」
「ユウ…」



(うわー、大胆)
(そこいらのバカップルなんて目じゃないね!)
(見せ付けてくれるわね。シングルの私への当て付け?)
「もしかして、沙羅達ってお呼びじゃ無い?」
「少なくとも、ぺったんこはお呼びじゃないとおm…痛い!地味に痛い!!」
「そういう事を言うのはこの口でござるか、彼方ちゃん?」

 ざわ… ざわ…

「「!!!」」
 ばっ!慌てて二人離れる。

 最初の時点で既に満場の注目を浴びていた上に、最後は極めつけ。
 まだ、入学式すらしていないというのに。
 倉成ホクトと田中優美清秋香菜は、この学年におけるバカップル第一号として広く認知されたのであった。 





午前11時17分 K大学校門前


 前座の派手さ(?)に比して、入学式は平穏に終わった。
 今回は、沙羅は入学生総代ではなかった。沙羅は一般入試で入ったから、総代は推薦入学生から選ばれたのだろう。
「ああ、もう!凄く恥ずかしかったじゃないホクト!少しは場ってものをわきまえてくれなきゃ」
 真っ赤になってぶんぶん手を振り回す秋香菜。
「とか言いながら、まんざらでもなかっただろうが?」
 ここぞとばかり、にやにや笑いの武が茶々を入れる。
「〜〜〜!!!」
 真っ赤になって黙り込むホクトと秋香菜。

「そうだよ!余波で、僕たちまで妙に勘ぐられちゃったじゃないか!?」
「…坊やじゃ沙羅には役不足ですよね、なっきゅ先輩?自意識過剰もここまで来ると、私笑えないよ」
「逆じゃないかな?そういうことは出るところg―――!!!」
 ぐりぐり、ぐりぐり。
「痛い、痛いよーーー!暴力は反則じゃないか!」
両こめかみを拳で挟まれ、悲鳴を上げる彼方。
入学式が始まった頃からこの二人、ずっとこういう調子である。

「あなた達、そろそろいい加減にしなさい」
 それまで黙っていた、つぐみが口を開く。
「子供の喧嘩はもう沢山でしょ?優劣をつけるなら、喧嘩じゃなくて勝負でつけなさい。
 二人とも、立派な頭を持っているんだから分かるでしょ。相手の欠点を突くのは弱者の手段。格上って認めさせたいなら、お互い相手の利点で押し切りなさい。負けて悔しかったら、努力してリターンマッチを挑めばいいじゃない。違う?」
 
「「!!!」」

 ばっと、二人とも顔を上げる。
 そのまま、真正面から視線を交わす。

「ふっふっふっ、流石ママ。その手がござったな。ここは大学、彼方ちゃんに沙羅の力を見せ付ける材料に事欠かない由」
「…沙羅先輩。その言葉、そっくりそのままお返ししますよ。せいぜい、精進することですね」
 空気こそ緊迫したまま。しかしその中に、以前の雰囲気は無い。
 
 互いの頬に浮かぶのは笑み。

「今日の所はこれで勘弁してあげるよ、彼方ちゃん。とりあえず、今度会うとき最初の勝負を決めましょう」
「…上等です、沙羅先輩。勝って、『彼方ちゃん』の呼称を取り下げていただきます」

 彼方が踵を返す。そのまま、校門を出て行く。
「こら、待ちなさい!…御免、ホクト。後で連絡するから!」
 その後を追いかけて、秋香菜も校門を飛び出した。


 喧騒の入学式。
 とりあえず、石原彼方の入学式はこのようにして終わった。






 午後0時17分 田中研究所への通勤路

 

 子供の入学式の日。一日休日を貰うのが理想。
 だが、残念ながら倉成武は研究所においてはまだ下っ端である。しかも、現在における田中研究所の喧騒の原因の一端は彼にもある。
 そういった訳で、倉成武に与えられた休日は全休ではなく半休。従って、午後1時までに田中研究所に出勤しなければならないのである。
 その道程。今日はつぐみが付いてきていた。子供たちは、既に帰宅している。
「どう思う?あの二人」
 口火を切ったのは、武だった。
「正直、二人とも戸惑っていると思うわ。今日みたいな沙羅、初めてだもの」
「だろうなあ。同格の存在に、今まで出会った事なんてなかったんだ。無理も無い」
 武たちは、沙羅と彼方の喧嘩の原因を正確に把握していた。

『自分達は、普通ではない』
 あの二人は、世間からそう評価され、自身そう信じている。それは、差別の原因であり重荷であると同時に、自身を支えるプライドの源泉でもある。
 普通、そういった存在同士はよほどの事が無い限り遭遇してしまう事はない。あるとしても、それは能動的な行動の産物としてであり、偶然に遭遇するという事はまず考えられない。
 しかし、それは起こってしまった。

「でも、沙羅にはいい出会いかも知れないわね。数少ない、対等の存在としてぶつかりあえる相手なんだし」
「それはそうなんだが…だからってあそこまで露骨に煽るかよ、まったく。つぐみに似て、一本調子で容赦が無いからな、沙羅は。どうなっても知らないぞ」
「おまけに、武に似て不器用だから。まあ、行くとこまで行っちゃうでしょうね」
「…それが、母親の言う事か?」
「ええ。そろそろ、沙羅も大人になってもらわないと困るの。ホクトはまだ、ましなんだけどね」

 そう。夫と妻とは異なる。
 兄と妹は、父母と息子娘は、いつかは生きて別れる定め。

「ホクト以外の人間に沙羅が執着するようになった。好悪は別としてね。とりあえず、これは前進よ」
「そうだな。そういう事にしておこう」
そのまま、会話は途絶えた。






 噛合わないはずの歯車が、噛み合わされる。


 
 この時点では、役者達は未だ台本の結末を知らない。





 
 未来へ続く夢の道 −本編10 ガール・ミーツ・ボーイ− 了


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後書

 遂に、スポットでないオリキャラを使うときが来てしまいました。
 ああ、評判が怖い、どうしようと弱気になっているあんくんです。
 N7をコンプリートされた方なら、背景モロバレなオリジナルキャラクター、石原彼方。
 実はこの長編を考えたときに、E17及びN7以外のキャラクターでは唯一最初から名前も使い方も決まっていた存在です。
 登場キャラの中では最年少です。正直、どう造形するか迷った挙句、ああなってしまいました。 

 それに「沙羅が違う!」って言われそうな気が。なんとなく行動が優春っぽくなってしまってますし。

 
 さて、気を取り直して、っと。
 今回は次回予告付けます。
 次は「キュレイウィルスA」。本当に久しぶりのキュレイ解釈の回になります。
 
 最後に、こんな稚拙な後書部分まで読んでくださり有難うございました。

2006年4月4日  あんくん



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