---潜水艇が浮上した理由の考察--- 
獅子流


潜水艇における武の行動で潜水艇が浮上した理由の考察

まず、潜水艇の中はIBFと同じ12.5気圧になっていると思われます。
よって、気密室の中も12.5気圧です。武が外に出たのは水深74mです。
よって水圧は8.4気圧です、ここで気密室から外に出る扉が
下(地球の中心方向))を向いていれば、武が扉を開けたとき空気が武と
一緒に水圧とつりあうとこまで出るだけで、気密室に水は入らず潜水艇は
つぐみを乗せたまま浮上すると考えられます。
気密室から外に出る扉が下を向いていなかったり、武が出るときに向きが
変わると空気と海水の交換が起こり潜水艇は浮上しないです。
ここで本篇中の描写から気密室から外に出る扉が下を向いていると自分は
結論付けました。以下の4点がその理由です。

1. 武が空気を一気に放出して浮上できないかって提案をつぐみにしています。
2. 武がハッチを持ち上げるって描写があります。
3. 武が潜水艇を最後に蹴り上げているという描写があります。
4. この場面のCGを見るとつぐみの涙がほほの方に流れていなくて、
  ハッチの窓の方に落ちているように見えます。

また、幸運にも武が外に出たときに潜水艇の向きが変わらなかったため
つぐみは海上まで浮上できたと考えられます。

また、潜水艇の中が12.5気圧で武が外にでた時の水圧は8.4気圧ですから
この時武と一緒に外のでた空気は4.1atm分です。
潜水艦内の空間を10平方メートルとし、温度を300K(約27℃)と仮定すると
武と一緒に外のでた気体のモル数を理想気体の状態方程式から
出したところ1.67×10^3 mol分です。

そして、IBF内の気体の組成は1気圧は空気で残りがヘリウムだから気
体の平均分子量MはM=0.2/12.5*32+0.8/12.5*28+11.5/12.5*4≒6.0であるから、
武と一緒に外に出た気体の質量は10Kgという計算結果が出てきました。
武が大体数十Kg軽くなればいいと推測していたため、
やはり、武が人間バラストになるよりほかに方法が無かったと考えられます。

なお、武の行動は人間バラスト切り離しであり、直接アルキメデスの原理とは
関係が無いために「アルキメデスの原理」という言葉は
つぐみの気を引いて隙を作るために使ったと考えれれます。
その理由としてはEIのときは水を入れて沈めたので「アルキメデスの原理」を
使っていますが、ここでは排水をしてないということです。

以上で潜水艇に関する考察を終えます。










SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送