『仮面ライダー武』 予告
                             レイヴマスター


始まりは唐突に。日常の中から現れる。
「このデッキを使って戦うんだ」
「はぁ?何言ってるんだよ」


提示される報酬は、人の心を狂わせる。
「この戦いに生き残った最後の一人は、『何でも好きな願いを一つだけ叶えられる』んだ」
「何だよ、それ……」


巡り会いは、戦いの合図。
「ねぇ…どうせ後で倒さなくちゃなんだから…今協力して倒さない?」
「何で戦わなくちゃいけねーんだ!戦う意味がわかんねーよ!!」


流血なき戦いは、人の心を麻痺させる。
「だって…殺らなきゃ、殺られちゃうもの」
「だからって殺すことはないだろ!」


欲望の前に、友情は破滅する。
「私だって…あの人に愛されたいの!貴方は…邪魔なんです!」
「借金を返したいんだ!イナケン、死んでくれぇーーーっ!!」


弱者に訪れるは、深い悲しみと絶望。
「赤とんぼで空を飛びたい…ただ、それだけなのに!!」
「唯笑…俺も彩花のとこへ、逝く羽目になっちまったぜ…」
「雲長、翼徳…桃園の誓い…果たせぬようだ…」


戦いの中、告げられる想い。
「私は…貴方が好き!ずっと前から貴方だけを想っていたの!!」
「ねえ…私じゃダメなの?近すぎて届かない想いなんて、持ってたって苦しいだけだよ……!!」


解かれる、封印。
「仕方ないわ…これだけは使いたくなかったんだけど…」
「私も持ってるのよ。そのカード」
「これが『タイムベントBW・パイツァ・ダスト』!!」


触れてはいけない、最大の謎。
「一体どこが仮面ラ」
「ダメ!それ以上言ったら作者に消されるわ」
「作者って誰だよ?」


力尽きてゆく、親友達。
「倉成…あなたは…生きて…生き残って…」
「武…私のこと、ずっと忘れないでね…?」
「忘れるもんか!ずっと一緒にいるって言ったじゃないか!死ぬなよっ!畜生っ!!」


最後の敵は一体何者なのか。
「まさかお前が最後のライダーなの、か…?」


そして、運命は螺旋のように途切れることは無い。
「大丈夫。俺は死なない。
 残りカード3枚。奇跡を見せてやるよ」


果たして、この戦いに意味はあるのか。なぜこのような事が起きてしまったのか。
そして最後の一人は、何を願うのだろうか。
「俺の、願いは……」






新SS 『仮面ライダー武』   3月上旬掲載予定―――。



あとがき
こんにちわ、レイヴマスターと申す者です。
今回初めてSSを書く、という事で予告編なんぞ作ってみました。まあ予告といってもどこまで本編に反映されるやら(爆
元ネタは先日終了した、13人いると言いながらTV本編で10人までしか出てこなかった例の特撮モノです。
一応ギャグとシリアスが混じったような話になると思います。初書きなのであんまり良い出来になるとは思えませんが。
勝手に掲載予定なんて作っちゃって、すいません明さん。m(_ _;)m
とりあえず頑張りますんで、良かったら一読してみて下さい。では。


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