第一回倉成争奪戦in忍者村
                              NONAME


〜初日変〜


というわけで(どういうわけかは前回をよんでくれい)
俺、倉成武とつぐみ、沙羅、ホクトの四人は優春達と忍者村に来た。
正確にはそのすぐ近くの旅館にいる。
すぐそこに見える忍者村は意外に広くていい感じだ。

「思ってたのよりキレイだな……」
「それはそうよ、私の権力を持ってすれば……!!……」

今更口を閉じても無駄じゃい。
なるほどね、つまりあの商店街のクジもコイツが仕組んでたって訳か。

「まぁ、いいや。さっさと荷物を旅館に持って行こうぜ」
「そうね」

ってつぐみは片手、日傘で塞がってるじゃんか、よーしここは漢らしく……
そう思いつつ俺はつぐみの分の荷物も持つ。

「いくぞ」
「う、うん……」

あぁ……なんかいいなぁ、こういうの……
……ん?今何かとてつもない殺気が……気のせいか?
俺は気にせずそのまま旅館の中に向かった。

ちなみに……(視点変更:ブリックヴィンケル)

「羨ましいわねぇ、つぐみは〜。倉成がいるんだから〜、おほほほほほ♪」
「ホントですねぇ、田中先生。羨ましい限りですわ、うふふふふふふ♪」

燃える闘魂的な獄炎あげながら高らかに笑う優春と空がいた。

「お、お兄ちゃん、田中先生と空が怖い……」
「う、うん……僕らも早くお父さんの所に行こう……」

そそくさとホクたんとマヨちゃんはたけぴょんとつぐみんの後を追いました。

閑話休題

「ココ〜、荷物持つよ。」
「ありがとう〜、涼ちゃん♪」

ドサクサに紛れて桑古木はココと二人っきりで旅館に向かってるのでした。

(俺は今、モウレツに幸福を感じてるよ、ばっちゃん!!)←誰だよばっちゃんて

さて、本題に戻って……(武視点に戻る)

「へぇ、結構いい部屋ね」
「そうだな……」

荷物を置きながら俺は言った。
二部屋あったので俺とつぐみ、沙羅とホクトに分かれた。(ちなみに沙羅の要望だ)

「まぁ、今日はゆっくり休んで、明日にでも忍者村にでも行くか」
「うん」

ん?つぐみが笑ってる?

「嬉しそうだな」

つぐみに尋ねてみる。

「そ、そんなこと……!!……うん、そうかも」

お、今日のつぐみは素直だな、そんなつぐみも可愛いぞコンニャロー!!
しかもいい雰囲気だ、ここは熱い抱擁でも……
とか思いながら俺がつぐみの横に来た時……

「うわ!うわわわわわわわぁぁぁぁぁ!!!」

ホクトが出てきた。
しかも俺達の部屋の押入れから……

「ホ、ホクト!?」

つぐみが駆け寄る。
俺は思わず押入れの中を覗いた。
そこにはなぜか横穴みたいなものがあった。

「タチの悪い忍者屋敷か……」
「他にも……回転扉とか……吊り天井とか……」

これも優の仕業か……?
ホクトは目を回して倒れた。
な〜む〜

結局、ホクトが目を覚ましたのは夕方であった。

「うぅ……まだフラフラする……」
「大丈夫?お兄ちゃん?」
「お風呂は後にしてまだ寝てればよかったのに」

歩きながらホクトが呻く、沙羅と優秋は心配そうな顔をしながらホクトの相手をしている。
俺達と優達は浴場に向かっている。
しかも温泉ときたもんだ。

「じゃあ後でな」
「またね」
「なんなら一緒に入る?」

俺、ホクト、桑古木は女性陣と別れた。
ちなみに桑古木がドロップキックを喰らったのは言うまでもない。

「あぁ〜〜、極楽じゃぁ〜〜〜」
「お父さん……オッサンみたいだよ」

どこかで聞いたツッコミをホクトがいれる。
そう、2017年につぐみも同じ様な事を俺に言ったのだ。

「やっぱ、お前はつぐみの子だな」
「え?」
「うんにゃ、こっちの話」

そして俺は脚を伸ばす。
改めて周りを見回す。
俺たち以外は誰もいない。
そう、俺とホクトしか……ってあれ?桑古木はっ!?

「おい、ホクト!桑古木は何処行った?」
「さぁ……?」

もう一度周りを見回す。
湯煙で隠れるように『それ』はいた。
桑古木がうずくまっている。
何故か頭を押さえている。

「何やってんだ、お前?」
「…………」

無言で桑古木は壁を指差す。
俺は壁に近寄る。

………………………………

そこから先はよく覚えてない。
つぐみの裸体を見たような気もするし、70歳以上の御婦人の裸体も見たような気もするし
優春のジャンピングクロスチョップを喰らった様な気もするし、つぐみのコークスクリューを喰らったような気もする。
目が覚めたのは次の日の朝であった。

「すぅ、すぅ……」

つぐみが横で寝息を立てて寝ていた。

「もう朝か……みんなの朝食作らないと……」

そう言って俺は部屋を出た。

「…って旅行中だった!!」

勢いよく部屋に引き返す。
しかし俺の声に反応してつぐみが目を覚ました。

「うるしゃい……」

まだ寝ぼけてるのか言葉がおかしい。
そんなつぐみも可愛いなどと思った刹那……

「ぐはっ!!」

ボディーブローを喰らった。
そしてつぐみは夢の中、俺は涅槃に旅立ちかけたのだった。
この後、一時間はこの部屋で動くものはいなかったという……

閑話休題2

チャミはつぐみの荷物の中に閉じ込められたままであった。
つぐみの荷物圧壊まであと119時間(仮)……
                                つづく



  【 あとがき 】
まだ続くのかよ、と思ったそこの御方。
自分自身、予想外です。(おぃ)
まぁ、きっとそのうち終わりますから(はよ終わらせい)


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