りょーはる
                              Pエディ


【開幕】

桑古木「さて、優。新スレが建ったな」
春香菜「スレって何よ」
桑古木「…まあ、細かいことは置いといて祈願しようぜ〜♪」
春香菜「お願いすることなんてあったっけ?」
桑古木「いやなに、良スレになることをな…」
春香菜「だからスレって何よ」
桑古木「…」
春香菜「…」
桑古木「みんな、よろしくなっ!」
春香菜「(こいつ、ダメだ)」





【変更】

桑古木「さて早速だが、名前が長いな」
春香菜「私はこれでも短くなってるんだけど」
桑古木「むしろお前は田中にしとけ、短縮できる」
春香菜「パッと見誰か分からないから長いよりタチ悪いんじゃない?」
桑古木「まあ、言われてみれば…」
春香菜「じゃあお互いに短縮した名前を考えましょう」
桑古木「そうするか」





【続・変更】

春「うん、私はこれで安定ね」
桑「俺はこれだな。下の名前より名字の方が覚えられてるみたいだし」
春「…正しく読まれないくせに(ボソリ」
桑「…6分の1に省略したくせに(ボソリ」
春「…」
桑「…」

二人の格闘は数十分に渡った。





【2択】

春「ねえ桑古木、前から聞きたかったんだけど…」
桑「うん?なんだ?」
春「あなたのためを思って、聞くのよ?」
桑「お、おう…」
春「あなたってさ…」
桑「…」
春「純粋にココのことが好きなのか、それともロ」
桑「ワタァーーーーッ!!(ハイキック)」
春「あべし!!」





【続・2択】

春「いたた…何もハイキックはないでしょー?」
桑「うるせぇ!分かってて禁句を口にしたお前が悪い!」
春「始めの一文字だけじゃない、大目に見てよ」
桑「それで半分なんだよ!」
春「まぁまぁ、そんなに怒らないで。りょ・う・ご!」
桑「可愛くしてもダメだ!」
春「…ほんとに、ごめん…。反省してるわ」
桑「…ま、まぁ分かればいいんだよ(やけに素直に…)」
春「冗談でもあんなこと言ってごめん。あなたは一人の男として立派に…」
桑「立派に…?」
春「…幼女萌えよ(ニッコリ」
桑「…」

2発目のハイキックは優の首を150度捻った(全治10分)





【パーティー】

春「桑古木!桑古木!」
桑「なんだぁ?そんなに嬉しそうな声出して」
春「これが喜ばずにいられるかっての!倉成からパーティーに招待されたの!」
桑「へえ…。それって優個人にか?」
春「いや、それが…あなたにも。あとユウ(秋香菜)にも」
桑「はははっ、やっぱりな。確かもうすぐ武の誕生日だったから…」
春「そうだったの?私、内容は聞いてなかったのよ。ただ倉成家に集まってくれって…」
桑「まああの倉成家だからな、盛大にやりたいんだろうが」
春「うふふ、楽しみ〜。どんなプレゼントくれてやろうかしら」
桑「でも優、行ってもどうせお前じゃ目立てないぞ」
春「な、なんでよ〜?わけわかんないこと言わないでよ」
桑「いや、だってお前…」
春「?」
桑「立ち絵、ないじゃん」
春「キエエェーーーーッ!!(ドロップキック)」
桑「あべし!!」





【続・パーティー】

桑「いてて…。相変わらずドロップキックかい!」
春「うるさい!人が気にしてること言って…」
桑「まあまあ、ただのネタなんだからそんなに気にするなって」
春「ま、いいけど…。別にアペンドシナリオってわけでもないし」
桑「おお、こんな簡単に許してくれるとは。なんか不自然だな」
春「まあね。それにアペンドシナリオだとしても…」
桑「しても?」
春「私視点にするまでよ。そのくらいの権力あるし」
桑「(いらん使い方すんなよ、LeMUの権力を…)」





【しかし、事実】

春「あとね、私はまだマシな方なのよ」
桑「へえ、もっと不憫な奴がいるのか」
春「うん。そいつはね、17年と34年で2通りの立ち絵を用意されていて、
  シナリオにもよく関わっていて、主人公を救って、それなのにも関わらず
  人気は微妙、ラストで失恋、名前を正しく読まれない奴よ」
桑「…」
春「ね?立ち絵のない倉成、ホクトに余裕で人気負けしてる桑古木涼権?」
桑「…」

彼はつっこめなかった。彼はひっそりと泣いた。





【それでも、事実】

桑「俺にだってなあ、熱狂的なファンがいるんだよ!」
春「物好きな連中ね」
桑「物好きとか言うな!俺をSSの主役にしてくれる人だっているんだよ!」
春「私は普通に主役になること多いし、脇役にはまず出てるわね」
桑「…とにかく!俺もある程度の人気はある!分かる人だけ分かればそれでOK!」
春「そして分からない人からは『くわこぎ りょうけん』と呼ばれるのね」
桑「そんな呼ばれ方するかッ!大体お前の下の名前も…」
春「うるさい、りょうけん。『!』マーク多いからホント耳痛い、りょうけん」
桑「…」
春「私の『やさびきよしゅんこうさい』と違ってあなたのは事実あり得るしね」
桑「…」
春「そもそも『かぶらき』で普通に変換できないのが問題ね。辞書登録必須じゃない」
桑「…」
春「『りょうご』だって見慣れなさすぎ。ある意味私より名前ネタにされるべきよ」
桑「…」
春「ん?…どうしたの?」
桑「…優のアホー!!バカー!!ロングネーム熟女ー!!(ダッ)」
春「あ、ちょっと桑古木!どこ行くのよーっ!」

春「でも最後の言葉が微妙にムカつくから追いかけないわよ」





【失踪代理】

春「タイトルがココ編のシーンタイトルみたいね」
コ「えへへ〜、ココが付けたんだよ」
春「そうなの…」
コ「そうなんだぁ〜」
春「…ねえ、ココ。言いにくいんだけど…」
コ「なーに?」
春「失踪はともかく、代理は勘弁」
コ「全然言いにくそうじゃないじゃん!」
春「ココの毒電波に1対1で晒されてたら身がもたないわ」
コ「しかも余計なこと言ってるーっ!」
春「事実よ事実」
コ「とどめかよっ!」





【失踪】

春「これ安定ね」
コ「そうだね〜」
春「…」
コ「なっきゅ、どうしたのー?
春「とても言い辛いことなんだけど…」
コ「?」
春「帰れ(ニッコリ」
コ「すっぱりと笑顔で告げたーっ!」





【事件】

桑「おい優、大変だ!」
春「うん?どうしたの、桑古木」
桑「命が危ないんだよ!」
春「誰の?」
桑「作者の!」
春「なんで?」
桑「お前のキャラが違うから」
春「それが作者の命とどう関連してるの?」
桑「要するにだ、優春萌えに暗殺される恐れがあるんだよ」
春「そう…」
桑「ああ…」
春「…」
桑「どうした?」
春「(自分のキャラは不憫系で正しいと思ってるんだ…ププッ)」
桑「おい、何笑ってるんだよ?なんか知らんがムカついてきたぞ」





【そういえば】

春「いつの間に帰ってきたの?」
桑「まあ細かいことは気にすんなって」
春「気にするわよ。あなた、私になんて言って出ていった?」
桑「なんて、って…。ロングネーム熟女」
春「よしっ!歯を食いしばれ!」





【続・そういえば】

春「右ストレート一発で許してあげるよ」
桑「ちぇっ、なんだよ。自分だって他人の傷つついといて…」
春「何か?」
桑「いえ、何も」
春「OK!それじゃあ再び、歯を食いしばれ!」
桑「お、おうっ!(グッ)」
春「こちょこちょこちょ〜」
桑「ぎゃっははははは!」
春「隙あり!(右ストレート)」
桑「あべし!」





【終・そういえば】

桑「なんのために歯を食いしばったんだよ!」
春「気分」
桑「…」
春「その方が重みがあって効果的でしょ?」
桑「まったく…。ま、別にいいけどよ」
春「うふふっ。これからもよろしくね、相棒(手を差し出す)」
桑「ん、ああ…(手を伸ばす)」
春「ほい(手を引っ込める)」
桑「うわっと!(つんのめる)」
春「…」
桑「…」
春「(ニッコリ」
桑「…」

彼等の格闘は小1時間に渡った。




あとがき

とにかく勢いです、悪気はないんです、あべしも事故なんですw
ただこういうスタイルは自分が書き物を始めたきっかけみたいなものなので
個人的にはSSなどよりは書きやすいんです。
でもまさかこのスタイルをSSとして投稿しようとは…。かなり冒険しました。
ウケたようなら次回作も作成、もう勘弁と言われれば**涼権シリーズに取り掛かります。
こんなのもあるのか、程度に留めておいてくれるとありがたいです。

どんなものを書くにも桑&春は譲れないPエディでした。


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