Ever17的天下一武道会 
                              歩

前編

※このSSは「メモリーズオフ1st、2nd」ならびに「夢のつばさ」
それと「ドラゴンボール」のネタを多量に含んでおります。
なおメモオフ、夢つばのバレはありませんので安心してお読みください。





               プロローグ

闇「さあ今年もこの大会がやってまいりました。司会は私闇医者でお送りします。」
武「今年もっていうか初めてだけどな。」
つ「というよりなんで私達こんな大会に出ようとしてるの?」
ホ「優勝賞金100万ゼニー……じゃなかった円だからだよ。お母さん。」
沙「それを手に入れれば一気に生活に余裕が出るね♪」

つ「じゃあ何故、何故裕福な暮らしをしてる優たちまでいるのよ!?」
優「格闘家としての血が騒ぐからに決まってるじゃない。」
ユ「自分の力を試すためよ!」
桑「強制連行されたんだよ!優に!」
コ「ココはねぇ〜何かおもしろそうだったから!」
空「……小町さんを倒すためです……(ボソッ)」

闇「さあEver17メインキャラ勢ぞろい+?で一体
どのようなバトルが展開されるのでしょうか!?」
闇「ちなみに道具、その他不可思議な力などの使用も認めます!」
闇「というかもう何でもありだこのヤロー!」

つ「どうでもいいけど無駄にテンション高いわね、あなた。」

闇「それでは予選を始めます!ガンダムファイトォォォーーー!!!」
つ「聞いちゃいないわね……。」


           Ever17的天下一武道会 前編
                          歩
 
     第一幕 折り重なる世界 〜類は智(!?)を呼ぶ〜

予選会場では地獄の光景が繰り広げられていた。

つぐみは格闘
 空はRSD攻撃
  優はTB爆弾(おぃ
   沙羅はマグロで殴りつけ  
    ココはこめっちょで敵を凍死させ
     ユウは族員をカモンレミングして
      武・桑古木はタッタ投げ
       ホクトは天国石ヒップドロップ

……相手がかわいそうである。
     
問題なく全員が予選を通過した。
だが、
武「ん?何だかあっちの方が騒がしいな。」
つ「ちょっと見に行ってみましょうか。」



桑「うお!すげぇ!」
優「なかなかやるわね、あの子。」

そこには
???「貴様!それでも軍人か!」
とか言いながら相手を叩きのめしている女の子がいた。
???「桜花ちゃん、がんばって!」
桜「直人さん、あたしがんばります!優勝したらデートですからね〜。」
直「うん。だから百万円取ってきてね!」
桜「まかせてください!愛の力は無敵だよぉ!」

また他方
???「喰らえ!ニンネコ投げぇぇ〜〜〜!!!」
コ「わぁっ、あの人猫投げてるよぉ〜。すごいねホクたん。」
ホ「すごいと言うかなんと言うか……。」
???「智也ぁぁ〜〜〜!!!百万円は山分けだぞーー!!やっと借金が返せる……。」
智「わかってる!だから例のモノ準備しとけよ!」


桑「何者だ、あいつら?」
武「わかんねぇ、だけどこれで俺たちの楽勝じゃなくなったことだけは確かだな。」
ホ「そうかなぁ?僕にはただの変な人たちにしか見えないけどな〜。」
コ「しめて3000円になりま〜す。」
ホ「へ?」
コ「だから「タダ」の変な人たちじゃないんだよ〜。」

ひゅうぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜……………


     第二幕 宿命の対決 〜主人公とその影(に隠れて活躍できなかった人)〜

闇「本選に進む16名が決定しました!」
闇「ただし戦う直前まで相手はわかりません!」
闇「では組み合わせを決めるので30分の休憩です。」

沙「むう、私達9人だから当たる確立高いでござるな。」
空「最低でも一回戦で誰か二人が戦いますね。」
優「確率の問題だからきっとそれ以上ね……。」
武「まあ誰が勝っても恨みっこなしってことだな。」

武「(それより……)」
武「(さっきの二人以外はたいしたことなさそうか?)」
武は辺りを見回した。

???「ほたる、百万取ったら旅行にでも行こうよ。」
ほ「ホント!?わ〜いがんばってね、健ちゃん。」

武「(ラブラブだなぁ、おい)」
武「よし!俺もつぐみとイチャイチャしてやる!」
武「と、言うわけでつぐみ〜〜!!」
つ「うるさいわよ、武。」
武「ガ〜ン!(いじいじいじいじ)」
武「ならば空と……。」
つ「それはダメよ。」

???「…………(プイ)」
つ「………………。」
ユ「あれ、つぐみどうしたの?」
つ「ううん……何でもないわ。」
ユ「?」
つ「(あの人こっちを見ていた?何故?)」


闇「おまたせしました!これより第一回戦を始めます!」
闇「一回戦第一試合は……倉成武VS桑古木涼権!」

うおおおぉぉぉぉーーーー!!!!

武「べジータ、じゃない少年か……。」
桑「(やったぞカカロット、いや違う、武が相手だ。この時をどれだけ待ちわびたか。)」

優「ありゃ、一回戦から倉成と桑古木?荒れるわよ、これは……。」

闇「両者リングに!」

闇「では第一試合はタッタサンド作りです!シャーマンファイト開始!」

ずこっ

武&桑&その他「なんじゃそりゃーーー!!!
闇「は?なにがですか?」
武&桑「何でタッタサンド作りなんだよ!(ハモリ、同じ声で)」
闇「戦うだけじゃ芸がないでしょう。お客を沸かせてこその大会です。」
闇「それとも何ですか?桑古木選手は17年も修行したのに倉成選手に勝てる気がしないと?」
桑「んなわけあるかぁ〜〜〜!!!勝負だ!カカロット!」
武「乗りやすいやっちゃなぁ……。」
桑「甘いな武。そこは『来い!べジータ!』と言うべきところだ。」
武「知るか!」

闇「ルールは簡単。ゲストキャラに試食してもらって高い評価を得た方の勝ちです。」
武「異議あり!何でEver17キャラじゃないんだ?」
闇「あなたの方が人徳があって正確に測れなさそうだからです。あとSSの都合。」
武「前半はわかるが後半は何だ?」
桑「両方わからんわ!人徳だ!?笑わせるなぁ!」
闇「ならばEver17キャラに試食してもらいますか?」
桑「誰も変えろとは言ってないぞ。うん。」

つ「情けない……。」
優「ダメね。」
空「臆病ですね。」
コ「少ちゃん、かっこ悪い……。」
ユ「へたれ〜。」
沙「いくじなし〜。」
武「やはり俺には永遠に敵わないな。」
ホ「だから彼女ができないんだよ。」

桑「ダマレェェェーーーー!!!俺が一番うまくガンダムを使えるんだ!」
武「とうとう発狂したか……。何を言ってるのかさっぱりだ。」
桑「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜぇ!」
武「お〜い、帰ってこ〜い。」

闇「それでは調理を開始してください。制限時間は34分です。」
ユ「いやに半端ね……。」
闇「Ever17ですから。」


空「あの〜、桑古木さんが持っているのは何でしょうか?」
優「あれはスペシャルタッタの材料ね。さっきまで作ってたから間違えたんでしょう。」
沙「……終わったね。」
ユ「むしろゲストキャラが不憫ね。あんなもの食べさせられるんだから。」
つ「え?ピザの味がしておいしかったわよ?」
みんな「………………。」

コ「あ!たけぴょん万能包丁持ってる!」
ホ「いくらSO3の主人公と声が同じだからってパクるのはまずいんじゃ……。」
優「反則スレスレね。KID以外のゲームから持ち出すなんて。」
空「田中先生、KIDならいいんですか……?」
つ「それにしてもこの勝負、武が咎められるのが先か試食が先かで決まるわね。」

5分後……

闇「おっと!?倉成選手の厨房に立ち入り検査が入りました!」
闇「どうやら反則とおぼしき物を見つけたようです。」
沙「あっ!パパだいじょうぶかなぁ〜?」
つ「どうかしらね。」
審査中〜
審査中〜
審査中〜
終わり
正解はCMの後で!(平成教育委員会かよ!)

「今回の商品はRSD表示キット!これであなたもいつでも空さんといっしょ!」
「うわ!?何だね君は!今は本番中……ぎゃぁーーーーー!!!!!!」

それでは正解発表!(まだやるか)
闇「おっ、結果が出ました!……セーフ!セーフです!」
審査員「倉成選手はSO3の主人公と声が同じなので無罪としました。」
ホ「あらら……あれで通っちゃった……。」
つ「ご愁傷様……桑古木。」


闇「しゅうりょおぉぉぉーーーー!!!!」
二人の作ったタッタサンド(片方はスペシャル)がゲストテーブルに運ばれる。

闇「ではまず始めに三上智也さんに食べていただきましょう。」
智「何故俺!?」
闇「ささっ、ぐぐっと。」
智「わ、わかったよ。じゃあまずこっちから……。」
そう言って智也は武のサンドに手をつけた。

智「……う、うまい!びっくりして火炎放射でも吐きそうなくらいうまい!」
信「それは辛いってことじゃないのか?」
空「倉成さん……17年も作ってなかったから腕が落ちたのでしょうか?」

智「じゃあ次はこっちをいただこうかな♪」

ぱくっ

智「……○×△□hqwfhkasd★↑X↓BLYRA!!!!??????」
信「と、智也!桧月さんのところに逝ってしまうのか!?」
智「ニッポンハラキリゲイシャフジヤマニンジャーーー!!!!」
信「智也ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!!!!」

闇「……えー、予期せぬことになりましたのでここで死食は中止します。」
闇「文句無しに倉成選手の勝ちーーーー!!!!」

桑「くそっ!くそーーーー!!!!」
武「十年早いんだよ!」

優「やっぱり倉成の勝ちか……。」
つ「まあ、反則が見逃されたしね。」
空「あの、思ったのですが桑古木さんも万能包丁使えば良かったのでは?」
コ「少ちゃんも声おんなじだしね〜。」
ユ「どっちみちあの材料じゃ無理だったわよ。」
沙「そうですね。」
ホ「普通作る前に気づくと思うけど……。」

桜「あなた、なかなかやりますね。」
武「(お、さっきの子だ)そりゃどうも。」
桜「あなたはあたしの宿命のライバル三号に認定です!」
武「三号かよ!って言うか何のライバル?」
桜「もちろん恋の……じゃなかったこの大会のです!」
武「それは光栄だな。」
桜「キッドだよ。」
武「は?」
桜「それではまた。」


       第三幕 GHOST 〜天使のわっか似合わねぇー〜

闇「次行きます。一回戦第二試合は……伊波健VS田中陽一!」

優「なんですって!?」

陽「優……久しぶりだな。」
優「そ、そんな……どうして?」
陽「占いババに頼んで24時間だけこっちに来させてもらっているんだ。」
つ「完全にパクってるわね、この作者。」

陽「それも全て……孫の姿を見るため!」
優「…………。」
陽「だってやっぱり孫の姿を見てから逝きたいじゃないか。」
優「そう……。なら、もう満足ね?」
陽「へ?」
優「娘にこんな長ったらしい名前付けといてそれだけかぁ〜〜〜!!!」
ユ「……お母さんも同罪だけどね……。」
優「悪霊退散!」
陽「そんなぁ〜〜〜〜〜!!!!!」

闇「…………。対戦相手が消えたので伊波選手の勝ち!」
健「……いくらなんでも扱いが酷過ぎですよ。」
ほ「まあまあ健ちゃん、ラッキーってことでいーじゃん、えふじゃん、じーじゃん!」


       第四幕 Two Destiny 〜恋人いない暦35年です?〜

闇「さていい感じに容量の節約になったところで第三試合!」
ホ「ねえお父さん、あの人何言ってるの?」
武「大人の事情だ。」

闇「一回戦第三試合は……田中優美清春香奈VS白菊桜花!」

いよっしゃぁぁ〜〜〜〜!!!

場内に歓声が巻き起こる。
健「……やっぱり女性だと盛り上がるんですね……。」

武「おっ、あの子か。」
ライバルの技を少したりとも見逃すまいとする目をしている。

闇「第三試合は『運命の人に自分の想いをぶちまけろ!』です。」

優「……え?」

ホ「あーそれじゃあ先生はダメだね。なんたって恋人もいな……」
優「ほわちゃぁーーー!!!」
ホ「ひでぶっ!」
ホクトは100mほど吹っ飛んでいった。
ユ「ほ、ホクト!『ホクトの拳』だからってひでぶは無いでしょ。」
ホ「もっと違う所に気を使ってよ……ぐふ。」
優「またつまらぬものを蹴ってしまった……。」

つ「で?結局どうするの、優は?」
優「どうするも何も相手にぴったりすぎる勝負じゃない!何で『運命の人』なの!?」
桜「貴様!それでも軍人か!」
優「わっ!?」
桜「あたしは構いませんよぉ〜。棄権してくれても。」
優「なっ!?誰が棄権なんて!」
桜「まぁ例え勝負したところであたしの勝ちは揺ぎ無いですけど。」
優「……言ってくれるわね。」
優「いいわよ、やってやろうじゃない!」


闇「では選手は「運命の人」を一緒にリングに上げてください。」
闇「?何でしょう、Ever17キャラベンチが騒がしいようですが……。」

つ「優!待ちなさい!なんで武を連れて行くのよ!こらーーー!!!」
桑「まあまあ落ち着けつぐみ。」
つ「落ち着いてられるかーーー!!!」
残りのキャラ6人でつぐみを押さえつけている。
空「独り占めはずるいですよ。小町さん。」
コ「つ、つぐみん、これもSSのためで……。」
つ「こんなネタ使うなーーー!!!」
ホ「この勝負早く終わらせてーー!!」

闇「はいどうやら無問題のようです。」
つ「どこをどう見たらそう見えるのよ!!!このヤブ医者ーー!!」
闇「それではミッションスタート!」
つ「無視か!!!」

闇「おっと?田中選手どうしたのでしょう?頭から湯気が出ているように見えますが。」
武「おーい優、つぐみが怖いからなるべく早くしないと……。」
優「う、うん……あの、その私……17年前からずっと倉成のことが……ごにょごにょ……。」

桑「見事なまでに顔が赤くなってるな……。」
つ「後で覚えてなさいよーーーーー!!!!!」
沙「そ、空。麻酔か何か持ってない!?」
空「いえ、さすがに……TBならありますが小町さんには効果がありませんしね。」
コ「空さん……何でそんなもの持ってるの?」


闇「これはやはり恥ずかしいのでしょうか?今やっと機会が与えられたと言うのに!」
闇「バッドエンドでしか告白できないと言う不幸を挽回できるのに!!」
闇「人気はあるけどエンディングは無いと言うのに!!!」

桑「最後のは関係あるのか?」
闇「その辺どうなんでしょう?解説のチャミさん。」
チャミ(?)「ピッカ!ピカチュウ!」
闇「おっとネズミ違いだ!チャミさんは……ご主人を押さえつけていますね……。」

桜「まだまだ甘いですね。やっぱりズバッと言わないと!」
桜「と、言うわけで直人さん大好きだよぉ〜!」
直「うん、俺もだ。俺の運命の人は桜花ちゃんだよ……。」

闇「出たーーーーーー!!!!!不覚にも作者が男のセリフで涙が出そうになった一言!」
闇「いや〜〜〜、見せつけてくれますね〜〜〜。これは勝利は確定か?」

武「ゆ、優そろそろみんながつぐみを抑えきれなくなるぞ。」
優「あわわ……だ、ダメーーーー!!!!恥ずかしくて言えない!」
優はその場から逃げ出した。

闇「おっとぉ〜!逃げちゃいましたね〜。」
闇「一応ゲストキャラたちに勝敗を判断してもらいましょう。」
闇「ではまずはいつのまにか復活したゴキブリ並みの生命力の三上選手から。」
智「また俺か!?」
闇「はい、どうぞ。」

智「田中先生に一票!」
闇「おお!意外な返答!してその理由は!?」
智「萌え!」
闇「…………。」

???「智ちゃんのバカァーーー!!!」
智「ああ!唯笑待ってくれぇ〜〜〜!!!」


闇「じゃ、じゃあ次は伊波選手。」
健「田中先生に一票です。」
闇「おおお!また田中選手に一票です!で、理由は?」
健「萌……いややはり年下より大人の女性の方が……。」
ほ「健ちゃんの浮気者ーーー!ほたるよりお姉ちゃんの方がいいのね!?」
健「あっ!ほたる待ってよ〜〜〜!!!」

闇「…………。」

その後女性陣のゲストたちにより桜花に票が入り結局は桜花が勝ち抜いたのだった……。

武「これじゃあ何にも参考にならんな……。」


       第五幕 忍法と電波 〜またはファザコンと天然〜

沙「パパお帰り〜。」
武「おうただいま。あれ?つぐみは?」
ユ「『私、優を倒します。絶対に倒します』とか言って追いかけて行ったよ。」
ホ「『次はお前の番だ』とも言ってたよ。」
武を指差して言う。

武「……逃げた方がいいかな……。」
つ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーーーー!!!!!!!!」
武「がはぁ!!!!!」
ユ「あら、もう帰ってきたのね。」
空「こ、小町さん、田中先生はどうしたんですか?」
つ「………………。」
つぐみは黙って右手を上げた。
桑「おいおい……スプラッタ死体みたいだぞ……。」
つ「外で地面に『の』の字を書いてたわ。」
優「あはは……どうせ私なんて……。」
ホ「話せる程度には抑えたんだね……。」

闇「はい、ちゃっちゃっと次の試合いきます。」
闇「一回戦第四試合は……松永沙羅VS八神ココ!」

沙「むっ!ココちゃんでござるか〜。」
コ「ココ、まっけないよ〜!」

武「ココと言う時点で勝負の内容は決まったようなモンだよな……。」
ホ「ダメだよお父さん。それくらいしか思いつかなかったんだから。」
武「何を言ってるんだ?わが息子よ。」


闇「第四試合はひよこごっこぉ〜〜〜!!!」
武「やっぱな。」
つ「というか沙羅ってひよこごっこできるの?」
ユ「ああ、私が教えたから。」
つ「はい!?」
コ「ココがたけぴょんとなっきゅに教えて〜、なっきゅがあっきゅに教えたの〜。」
桑「親子で受け継いで行くのか……。」
優「沙羅も倉成の子供だからね〜、案外やるかもよ?」
沙「拙者、ココ殿に一歩も劣らない自信があるでござるよ。」
ホ「がんばってね、沙羅。」
沙「承知!」

闇「ちなみに勝敗は目の肥えたEver17キャラに判断してもらいます。」
闇「ではデュエル!」

コ「ピヨピヨ……ピヨピヨ。」
沙「ぴぃよぴぃよ。」
コ「ピピヨピヨ、ピヨヨヨーーー。」
沙「ピピピピピピヨーーー!」

武「ああ……故郷のお母さんお元気ですか?僕は今異世界の武道会会場にいます。
 僕の目の前でまたもや忌まわしきひよこごっこが繰り広げられています。
 しかも今度は自分の娘が参加しています。
 何でしょうこのやるせない気持ちは?何だか娘が僕の手の届かない場所に
 逝ってしまった感じです。ああ、涙が出てきました……。
 もうダメです……これ以上は書けません。ではまた。」
つ「だ、だいじょうぶ?武。」
智「なんと言う電波だ!この俺がまったく近づけないとは!」
信「ああ、まさか智也を越える奴がこの世にいるとは……。」

観客1「すげぇ……なんてレヴェルの高い戦いなんだ……。」
観客2「ああ、史上まれに見る究極の対戦だ……!」
観客3「神よ……この戦いを見る機会をあたえてくださったことに感謝します!」

健「……信君、ああいう人たちこそ脳をゆすがれるべきでは?」
信「ダメだ、数が多すぎる。くそっ、あいつらはもう手遅れだ……。」

コ「パタパタ……パタパタ……。」
沙「チョイチョイ、チョイチョイ。」

闇「ファンタスティック!ワンダホー!!ビューリホォォーー!!!」
???「呼んだ?」
智「呼んでないデスよ、小夜美さん。」
小「やりやがったなぁ〜〜〜。」

武「あいつ(闇医者)もかよ……。」
つ「私が会ってた時はあんなんじゃなかったけど……。」
空「それよりこの勝負、どうやって判定すればよろしいのでしょうか……?」
闇「見るんじゃない!感じるんだ!この熱いハートを!たますぃーを!」
桑「もうこいつもダメだな。」



闇「終了です!悟空とべジータの戦い並、いやそれ以上の勝負でした!」
闇「痛みを乗り越えてよくがんばった!感動した!」
武「別に痛みは無かったと思うけどな……。」
闇「二人の小さな勇者に盛大な拍手を!」

パチパチパチパチパチパチ!!!!!!!

会場が割れんばかりの拍手が巻き起こった。

武「いいのか?コレで……?」
つ「それよりどうやって判断するのよ?」
闇「だから感じろと……」
つ「黙ってなさい。」
空「私にはどちらが勝っているのか分かりません……。」
ホ「ここは経験者の人に判断してもらおうよ。」
武&優「俺(私)!?」

ユ「さあ!今夜のご注文はどっち!?」
武「沙羅をお持ち帰りで……ぐはぁ!!!!!!!!」
つ&空&優「天罰覿面よ(です)。」

ユ「あ〜あ、お母さんだけになっちゃった。」
つ「馬鹿には制裁が必要なのよ。」
沙「私は別にお持ち帰りでも良かったのに……(ボソッ)」
つ「……(ギロリ)」
沙「な、何でもないでござる〜。」

桑「それで優、どっちだ?」
優「う〜ん……ごめんね沙羅。私にとって師匠を超える人物はいないのよ。」
優「と言う訳でココ!」
コ「わ〜い!なっきゅありがとう!」
沙「む、無念でござるぅ〜……。」

闇「第四試合の勝者は八神ココです!みなさん、もう一度盛大な拍手を!」

パチパチパチパチパチパチ!!!!


       第六幕 忌まわしき過去 〜かきコオロギは嫌だー!〜

闇「さあ一回戦も半分が終了いたしました。……まずい、長くなる……。」
桑「だからおまえは何を言ってるんだ?」
信「気にしな〜い♪気にしな〜い♪」

武「あと残ってるのは……つぐみと空とホクトとユウか。」
空「(小町さんと当たりますように小町さんと当たりますように……。」
ホ「(ユウだけは嫌だなぁ〜。)」
つ「(誰でもいいけど変な勝負は勘弁して欲しいわね。)」
ユ「(あ〜早く戦いたいなぁ〜。」
優「見えない情念が渦巻いてるわね……。」

闇「それでは一回戦第五試合......小町つぐみVS羅威プ理緋元社員!」

みんな「!?」
智「(しかし分かりにくい漢字にしたな〜。)」

つ「やっぱりね。私を見ていたからもしやと思ったんだけど。」

羅「ふふふ……平穏を手に入れたつもりだろうがそうはいかん。」
羅「お前を捕まえてもう一度あの栄華を取り戻す!」
羅「ついでにそこの奴らもサンプルにしてやる。」

武「何だと!?てめぇ自分の身分さらすアホのくせに生意気だぞ!」
羅「うるさい。さあ司会者よ、勝負の種目を発表しろ。」

闇「わかりました〜。では一回戦第五試合は……デスマッチ!」
羅「何!?おいこら今までの勝負とだいぶ毛色が違うぞ!」
闇「司会者は絶対ですので、ちゃっちゃっとしばかれてください。」
つ「ふふ、ありがとう司会者さん。心置きなくボコボコにできるわ。」
羅「ちょっ、ちょっと待て!」
闇「ゴーシュートォォォーーー!!!」



桑「……少しあいつが哀れだな。」
優「こんなところに来なければ良かったのにねぇ。」
沙「ライプリヒなんてあれぐらいでちょうどいいんですよ。」
ホ「さっきの田中先生の比じゃないね……。」
コ「つぐみん強〜い!」



闇「はい、終了です。お疲れ様でした〜。」
つ「ふん、所詮ライプリヒなんてこんなもんね。」
羅「……(返事がない、ただの屍のようだ……。)」


       終幕 This SS still continues 〜半端なとこでごめんなさい〜

つ「ついムキになっちゃったわ。」
武「お前、返り血がすごいぞ……。」
優「まあ仕方ないと言えば仕方ないんだけど……。」
沙「鬼神のごとき強さとはよく言ったものでござるなぁ〜。」

闇「さてそろそろ休憩を入れますか。」

ユ「ええ〜〜??まだ私やってないのに〜。」
闇「なるべく早く次の書くから我慢してください、と作者が言ってました。」
ユ「ぶう〜〜〜わかったわよ。」
空「ならその間により強力な武器を仕入れて小町さんを一網打尽に……。」
沙「たぶん無駄だと思うけど……。」


彼らは気づいていなかった。
最凶(狂?)の男、三上智也がまだその力を見せていないことに……。

そしてまだ見ぬ敵がいることに……。



次回予告

超えられない壁
「この人、何者?私がまったく手も足も出ないなんて……。」

挫折
「まさかライバルと戦う前に倒れちゃうなんて……情けないよぉ!」

焦り
「そんな!?RSDが効かない!?あなたは一体……。」

再会
「ふふふ、久しぶりだねぇ、つぐみさん。」
「あ、あなたは!」

復讐
「まだだ!まだ終わらんよ!」

意地
「じっちゃ……主人公の座に懸けて!」

雪辱
「サッカーで鍛えたこの足を見せてやる!」

天真爛漫
「ねえねえ、ココのこめっちょ、聞きたくな〜い?」

うぐぅ
「お父さん、お母さん、沙羅、そしてみんな……ボクのこと、忘れてください。」

……?
「お茶碗いっぱいの紅しょうがに紅しょうがをかけて食べるの!」
「白いご飯が食べたいんだよぉ!」


そして……小ネタの嵐
「ふん、いいだろう。絶影の真の姿を見せてやる。」
「真の姿?今までは全力じゃなかったってことか?ふざけんじゃねぇ!」

ついに明かされるこの大会の本当の目的。
常識や正義は本当に正しいのか?

そしてまた……夏が始まる。



Ever17的天下一武道会 後編 乞うご期待!




 あとがき

 どうも、歩です。
 もう3作目……時が経つのは早いものです。
 今回は地の分をほとんど無くしてみましたがいかがだったでしょうか。
 後編は地の文多しになる気がする……。
 ネタバレ無しは断念です(汗)難しくて……。
 それと次回予告でシリアスっぽいのもありますが……はてさてどうなることやら(笑)
 もうこれが載るころには My Merry Mayが発売されてるので
 後編に必ずネタが入るでしょうね(笑)  
 あとスクライドネタが多くなるのでわからない人はちと辛いかもしれません。
 それでは。
 
 2003 睦月




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