その日は、私の心とは正反対の天気だった――
この名も無い島に私が監禁されてから、既に8年。
私は諦めかけていた…全てに。
「出ろ、時間だ。」
こうして、私の終わらない悪夢はまた始まる――



自由への始発点
                             公嵐


2013年12月17日 AM7:17

「今回の目的はこの第1734島の研究施設の調査、そして内部に囚われている"人物"の救出だ。」
無線機から男の声が聞こえてきた。
こいつの名前はオタコン。本名は…"ハル・エメリッヒ"なのだが、まぁニックネームみたいな物だ。
「その人物が、内部の何処に囚われているか分かるのか?」
「不明だ。大体その研究施設では、非人道的な研究がされていると言う以外詳しいことは分かっていないからね。」
オタコンの話を聞きながら、男は研究施設を双眼鏡で覗き初めた。
「……かなり厳重な警備が敷かれているようだな。ただの研究施設ではなさそうだ。」
「スネーク、とりあえず今の装備について話しておこう。」
オタコンが無線越しの双眼鏡を覗いている男――スネークに向かって話し出した。
「とりあえず、君に渡した銃に関してだ。」
スネークは双眼鏡を下ろし、左腰に装着していた銃を取り出した。
「その銃はベレッタM92を改良した簡易麻酔銃だ。殺傷能力はないが、敵を眠らせることが出来る。打った場所にもよるが、数十分は眠ってくれるだろう。」
「ふむ…。後は、さっき俺が使っていた双眼鏡に……愛用のコレだけって訳だな。」
スネークは其処まで言うと右胸のポケットに入っていたタバコを取り出した。
「またタバコかい。君も好きだねぇ。」
オタコンはやれやれ、といった口調でスネークに話しかける。
「……コレがないと落ち着かないんでな。」
「はいはい。とにかく、出来る限り穏便に潜入してくれ。頼んだぞ、スネーク。」
「……了解した。」
こうして、スネークの潜入が始まった――

――アメリカのフロリダ沖から東200Kmには小さな島が並んでおり、個人の持ち物のように扱われてい
たりもする。
そんな一つの島、第1734島の研究施設への潜入が今回の作戦目的である。
本来、スネーク達はメタルギアと呼ばれる"核搭載二足歩行戦車"の根絶を目的とする反メタルギア財団
「フィランソロピー」に所属している為、このような任務は受けないはずなのだが……
数日前、この「フィランソロピー」に資金提供をすると言う一人の男性がやって来たのであった。その
、資金提供をする条件が……「第1734島の研究施設への潜入、そして――――――」

2013年12月7日

「そして、"小町つぐみ"と言う少女の救出です。」
男は、そこまでを一気に喋り終わると、目の前に先ほど置かれた水を一気に飲み干した。
「…この少女と貴方はどんな関係なんですか?」
オタコンは怪訝そうな表情で男に話しかけた。
「そうですね、一言で言うと『惚れた女性。』ですよ。」
男は少し照れくさそうにオタコンの質問に答えた。
「…………まぁ、こちらとしては資金提供してくれるわけですし、何も問題はないわけですが。」
オタコンは眼鏡をいじりながら男にそう言うと、
「分かりました。その依頼引き受けましょう。なに、潜入のエキスパートがこの「フィランソロピー」
にはいますから、大船に乗ったつもりでいてください。」
オタコンの答えを聞き、男は立ち上がった。
「ほ、本当ですか!あ、ありがとうございます!」
こうして、スネークが居ない場所で、彼の次の任務が決まったのであった…。

2013年12月17日 PM7:17

「――今考えれば、全くはた迷惑な話だな。」
研究施設から少しはなれた茂みに半日近く隠れていたスネークはつぶやいた。
「まぁ、愚痴をこぼしても仕方ない…。それに資金が底を付きかけていたのも事実だ。オタコンも、
オタコンなりに悩んだんだろう。それに、人助けも悪くない。」
スネークはさらにつぶやく。そして……
「さて…あたりも暗くなってきた。そろそろ潜入開始とするか。」
そういい終わる前にスネークは立ち上がり、半日かけて見つけた一番警備の手薄な場所へと移動する。
「……すまんな、少し眠っていてくれ。」
「な、何だおま――?!」
スネークを発見し驚く警備員だが、スネークに麻酔銃を撃たれ連絡するまもなく横に倒れてしまった。
そして、スネークは警備員の胸ポケットを漁り、この研究施設に入る為のIDカードを取り出した。
「少し借りるぞ。」
聞こえているはずの無い警備員にスネークはそういいその目の前の扉から、研究所内部へと潜入した。

2013年12月17日 PM7:34

「もうイヤ……もう死にたい……」
一人の少女は薄暗い小さな部屋のベッドにうずくまって泣いていた。
「もう、限界だよ………少年。」
彼女は数年前まで共にここで過ごしていた少年のことを思い出していた……
『君は、これから何度も悲劇を見ることになる。』
『だけど、どうか…その度に落ち込まないで欲しい。』
『まず5年、それから3年、また3年………。でも君は、それでも…生きていけるはず。』
『だから、そんな顔でぼくを見ないで。大丈夫、ぼくが…絶対、必ず――君を助けてあげるから。』

『約束だよ。』

最後にそういい残し、彼は私の前から姿を消した――
私は彼のその言葉を信じ、待ち続けた……2年、4年、そして…5年と………
「……やっぱり、無理だったんだ……」
誰に放つでもなく、彼女は真っ暗な天井に向かってそう言い放った。
「無理?俺は潜入のエキスパートだ。無理なわけが無い。」
「えっ!?」
少女は驚きもう一度、天井を見上げた。
そこからなんと、換気ダクトから一人の男が飛び降りてきたではないか。
「…………あなた…………誰?」
「俺はソリッド・スネークだ。おまえが、小町つぐみだな?」
少女――小町つぐみは頷いた。そして、
「でも……何故私の名前を?」
自らスネークと名乗った男につぐみは当たり前の疑問を投げかけた。
「ある男の依頼でお前を助けに来た。ここから脱出するぞ。だが、脱出する前に寄りたい場所がある。その場所を知るのには、おまえに聞くのが一番早いと思ってな。」
そこまでスネークは言うと、右の胸ポケットから、タバコを取り出した。
「……吸ってもいいか?」
スネークはつぐみに問いかける。
「え……別にかまわないわ……それに………」
「ん………?」
「そんな私に遠慮する言葉、何年ぶりかしら……聞くの。」
つぐみはスネークが現れたダクトを見上げ、そうつぶやいた。

2013年12月17日 PM8:08

「……そろそろ移動するぞ。」
スネークは立ち上がる。
「つぐみ…お前もこれをもっていろ。」
スネークはつぐみに一丁の拳銃を渡す。
「なに………これ…………」
「見て分からないか? 拳銃だ。名前は…USP。そして、安全装置はここについている。いざとなった
ら、この安全装置をおろし、トリガーを引け。そうすれば、銃弾が発射される。」
スネークはつぐみにそこまで教えると、つぐみの目を見てこう言った。
「自分の未来は自分で掴み取れ。こんな牢獄で何時までも過ごしていたいか?」
つぐみは首を横にふる。
「そうだろう。なら、やることは簡単だ。ここから脱出する。そして、幸せを自分で掴みとれ!」
スネークはそこまで言うと、つぐみのいた部屋のドアをこじ開けた。
「―――行くぞ!」
スネークは走り出した。つぐみもその後を追うように走り出す。
「……つぐみ、ここの研究室は何処にある?」
スネークは走りながら"前"を走っているつぐみに話しかけた。
「ついてきて…こっちよ!」
そう言い終える前につぐみはさらに走るスピードを上げた。
「………こりゃ参った。脱出したら、オリンピックにでも出るんだな。」
スネークは数十メートル先を走るつぐみを見ながらそうつぶやくのであった。
そんな中、けたたましい音が所内に響き渡った。
『緊急事態発生。サンプルC−007が脱走!発見次第捕獲せよ!』
「サンプル……か。やっぱり人にも見られてないのね、私って。」
「みたいだな。」
「みたいだな…って、あなた……驚かない普通?」
扉の前でつぐみ立ち止まり数十メートル手前から追いかけてきているスネークの顔をきょとんとした表
情で見つめる。
「こんな事で驚いていたら、俺の『仕事』は勤まらん。」
「そう…。着いたわ、ここが研究室よ。」
目の前には、「Laboratorium」と書かれた部屋がある。
「ドイツ語か……。まぁ、今はそんな事考えている場合じゃないな。中に入るぞ。」
スネークはドアの前に立ち、先ほど警備員から奪ったIDカードをドアの隣についているカードリーダ
ーに読み込ませた。

ガチャ

ロックが解除される音が鳴り、自動的にドアが開く。
「少し肌寒いな。」
スネークは辺りを見回しながら慎重に前へ進む。
「さて……端末をまずは探すとしよう……」
「……パソコンなら……あそこにあるわよ。」
つぐみはパソコンが置かれている場所を指差した。
「よし……」
スネークはパソコンの前に移動すると、無線機を取り出した。
「聞こえるか、オタコン。こちらスネーク。」
「スネークかい。今何処にいる?」
「今、この研究所の端末の前にいる。この施設のデータをお前に転送するにはどうすればいい?」
「スネーク、君は僕の言うとおりにそのパソコンを動かしてくれ。」
「……分かった。」
スネークはパソコンを立ち上げ、オタコンの言うとおりに作業を始め出した。
そして、数分もしないうちにスネークの手が止まった。
「よし、後はこっちで何とかできそうだ。その研究所のサーバーに潜入することが出来たからね。」
「分かった。では、俺はつぐみを連れて脱出する。」
スネークはパソコンを終了させ、立ち上がった。
「さて、脱出するぞ。」
スネークがそこまで言った瞬間―――

バン!

耳障りな音が鳴り響いた。
つぐみはその音のなった方向を振り向く。
そこには――――
「見つけたぞ、侵入者!」
拳銃を片手に持った白衣の男が立っていた。
「ちっ、見つかったか! 逃げるぞ、つぐみ!」
銃弾を何とかかわしたスネークは警備員から盗んだSOCOMを取り出し、白衣の男に向かって弾
丸を撃ちはなった!
「邪魔だ!!」
弾丸は白衣の男に命中、白衣の男はその場に蹲る。
「急ぐぞ、じきに追っ手が来る!」
「わかった。」
そして、二人は研究室を後にした。

2013年12月17日 PM9:14

走る。
ただ、ひたすら走り続ける。
「さて……あとはこの階段を上りきれば出口だ。」
スネークは外へと続く階段――。警備員を眠らせ、潜入した入り口へと続く階段の前で立ち止まった。
「だが、おそらく外にはこれ以上の敵が待ち伏せているだろう。」
「そうね……」
流石に走りつかれたのか、つぐみも多少息を切らしている。
「………準備はいいな。行くぞ!」
スネークは再び走り出した。つぐみもスネークから渡された拳銃のストッパーを外しながら、スネーク
の後を追いかける。
最後の一段を上り終え、スネークは銃を構えつつ、慎重に扉を開いた。

パン!パン!パン!!

予想通り、扉の向こうからはいくつもの銃声が鳴り響いてきた。
だが、そんな事はお構いなしに二人は進み続ける。
「邪魔だ!」
スネークは銃口を敵に向け発砲する。

パン!

そのまま連続してスネークは打ち続ける!

パン!パン!パン!

二人に向け発砲していた男たちが次々に倒れていく。
が、敵は前方だけではなかった!

「スネーク、後ろ!!」

パン!

スネークが撃つまでもなく、つぐみがトリガーを引いていた。
「……………」
「助かったぞ。………どうした?」
トリガーを引いたままの状態で硬直しているつぐみ。
「……そうか、初めてだったんだな。人を殺すのは……」
「……やっぱり……殺したのね……私が……」
「ああ。だが、そうしないと、俺が殺されていた。所詮人間も動物。強い者が生き、弱い者が死ぬ。
ヤツはお前より弱かった。ただそれだけのことだ。」
「……強い者が生き、弱い者が死ぬ………か。」
つぐみはスネークの言葉を反復すると銃口を下ろし、スネークの方を向いた。
「ねぇ、私はこれからどうすればいいの?」
「さあな。俺はおまえをここから脱出させろと言われただけだ。それ以外のことは何も聞いていない。
とにかく、ここから離れるぞ。」
スネークはタバコに火をつけ口に加え、さらにこう付け足した。
「もう少し走ったところに、モーターボートが隠してある。後はそれに乗れば脱出できる。そこまでいけば、もうお前は自由だ。」
そこまで言い終わると、スネークは再びタバコをくわえ直し、林のほうへと駆け出した。
「自由………か。」
その言葉の意味を噛みしめながら、つぐみもスネークの後を追い、走り出した。

2013年12月17日 PM9:48

林の中は薄暗く、歩きづらかったがスネークがつぐみに渡した赤外線スコープのおかげで、
彼女は切り株や木の枝で躓く事はなかった。そして、スネーク自身も赤外線スコープを使い、目的地に向けひたすら前進を続けた。
「…………シッ。」
スネークは左手を真横にかざした。
止まれという合図なのだろう。つぐみはそう認識し、立ち止まった。
「どうしたの?」
「……敵だ。どうやら俺の乗ってきたモーターボートの前で待ち伏せをしているようだ。」
スネークは短くなったタバコを吐き捨てると、SOCOMを左胸ポケットから取り出した。
「つぐみ。お前も準備はいいか?」
つぐみもUSPのストッパーを解除し、首を縦に振った。
「行くぞ!」
二人は同時に走り出した。
待ち伏せしている男まで距離にして10数メートル。
どうやら、待ち伏せていた男も、二人の足音に気が付いたようである。
「やはり来たか。大切なサンプルだったが…ここから脱走されると困るのでな。残念だが、ここで処分させてもらうよ。」
声を聞くには、恐らく初老の男であろう人物が、懐から銃を取り出し、つぐみの方を撃ってきた。
「私?!」
つぐみはあわてて回避する。
「ほぉ、流石だな。弾丸を見てから回避するとは。やはりお前は人間じゃない。バケモノだ。」
初老の男はそういいながらも、次はスネークに狙いを定める。
「ほれほれほれぃっ!」
スネークは木が立っている方に飛び込み前転をし、銃弾を回避する。
「なるほど、そちらさんも中々やるではないか。」
「こっちにも私が居る事を忘れないで!」
つぐみは初老の男に向かって銃弾を発射する、が。
「甘いわっ!」
初老の男は難なくその銃弾を回避し、つぐみに向かって銃を連射する。
「くっ!」
右足に鋭い痛みを感じるが、かまわずつぐみは銃を撃ち続けた。
「こやつ…!」
初老の男も、これには対処できず後退するしかなかった。
「大丈夫か、つぐみ!」
スネークが初老の男に狙いを定め発砲しながらつぐみに近づいていく。
「……大丈夫、これぐらいじゃ死ねないから。」
「何……?」
「……話は後、今はアイツを倒すことを考えましょう!」
「分かった。しかし、お前にそれを言われるとはな。」
スネークはそういいながら銃を発砲しながら前進する。
「ぐっ……こやつらめ……!」
「…どうするの、もう後がないわよ?」
USPを構えたつぐみが、初老の男に言い放つ。
初老の男の後ろは、崖で、その先は海だ。
「諦めて、飛び込んだらどうだ?」
SOCOMを構えたスネークが今度はそう、初老の男に言い放った。
「くぅ………こやつらめぇっ!!」
初老の男は銃を構えようとする――が

パン!!

スネークとつぐみの同時攻撃により、その体勢のまま、崖から落ち、海の中へと消えていった。

2013年12月17日 PM10:36

ゴォォォォォォ
モーターボートの激しい音を聞きながら、8年間を過ごした島から離れてゆくつぐみ。
「オタコンか、任務完了だ。これから帰還する。」
モーターボートを運転しながら、無線機でオタコンと通信をするスネークを尻目に、さらに遠ざかって
ゆく島をつぐみはずっと見つめ続けていた。
「さて、君はこれで晴れて自由の身だ。」
スネークは運転しながら、つぐみに話しかけた。
「……そうみたいね。」
つぐみはスネークの顔をみながら、その問いに答えた。
「一つ聞いてもいいかしら?」
「……何をだ?」
「…私を、助けて欲しいって依頼した人物のことについてよ。」
「そんな事聞いて、どうするんだ?」
スネークは不思議そうにつぐみを見つめ、再びボートの操縦に専念する。
「……いえ、ただ…なんとなく、よ」
「なんとなく……か。」
スネークはつぶやいた。そして、
「…俺も、詳しいことは聞いていないが、オタコンが言うには、かなり若い男だったそうだ。どうやら
、その男、株取引で大儲けをしたらしくてな、俺が所属している「フィランソロピー」のようなNGO
団体にそのお金を寄付しているらしい。」
「…………。」
スネークはさらに話し続ける。
「で、その男だが、どうも過去にあの島に監禁されていた経歴を持っているらしい。これはオタコンが
調べた事だから、依頼人は一切口にしてはいなかったらしいがな。」
「………そう。」
「思い当たる人物がいるようだな?」
「…ええ。まぁね。」
つぐみは自分の黒い長髪をいじりながら、スネークの問いに答えた。
「一応、約束を守ったのね……少年は。まぁ…彼自身が私を助けたわけじゃ…ないんだけどね。」
それでも、彼女は嬉しかった。
今まで、彼女は嘘の中でいき続けてきた。
あの研究所で何度も研究員達に見え透いた嘘をつかれ続けた。
そして、いつの間にか彼女自身、約束などという言葉は信じなくなってしまっていたのである。
「約束、か。ところで、つぐみ……お前はこれからどうするつもりだ?」
「そうね……自由って言われても……私は何も持っていないし……」
「……なら、俺達の組織に入るというのはどうだ?」
「えっ!?」
「別に無理にとは言わないが…悪い話では無いだろう?」
スネークはそこまで言うと、つぐみの方を向き答えを待った。
「そうね……………………」





                 ■      ■





2034年7月5日

「お母さん、この写真の人たち誰なの?」
数日前の倉成家の大掃除でつぐみの部屋から出てきた一枚の古びた写真をホクトはつぐみに見せた。
「懐かしいわね……。これはね…お母さんが昔所属していた、組織の人たちと一緒にとった写真よ。」
「組織……所属………?」
母親の返答に、どう回答していいのか困っているホクト。そこに、武と沙羅がやって来た。
「なんじゃい、その写真?」
ホクトが持っている写真が気になったのか、武が近づいてきた。
「あー、私にも見せて、パパ!」
「はいはい、ちょっと待ってろよ。」
その写真は、真ん中につぐみが写っていた。そしてその右隣には眼鏡をかけた男性が、そしてその左
隣には、鉢巻をつけた男性が…三人ともとてもいい笑顔で写真に写っていた――
「………。」
何も言わず武は写真の裏を見た。
そこには…こう書かれていた。


『2014年7月5日。
       「フィランソロピー」小町つぐみ誕生パーティーにて』、と――





後書き
どうも、公嵐です。
今回はEver17とメタルギアソリッドのMIXと言う、まずありえない組み合わせなSSを書いてみました。
ついでにつぐみの誕生日が近いので、誕生日ネタもやっちまえと言うことで最後に無理やり入れてしまいました^^;
ネットを始めた理由がSS書きなのに…今じゃ某SRPG製作に追われる日々が続いている為、中々上
達出来ずにいたりします。
…それ以前にこれが私の限界なのかもしれませんが。
そしてスネークとオタコンの喋り方ですが…違和感バリバリかもしれません。まぁ、気にしないでください。
私はサブスタンスしかもっていないため、全て英語で話してくるんですよ(汗
まぁ、無線での会話部分は日本語字幕だったりするのですがね。
で、このSS続かせようと思えば続けさせる事も可能です。
まだ書きたいことが色々ありますし。フィランソロピーで訓練するつぐみやら、スネークと共同で潜入したりする場面とか、、、
それに、スネークもつぐみの秘密をまだ何も知っていませんし…
まぁ次回をやるとすれば、つぐみが自分の昔話をホクトや沙羅、武に語るといった形で展開することになりそうです。
とりあえず、『2014年の悲劇』を書くのが最終目標ですかね。

BGM METALGEARSOLID "ENCOUNTER "


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