※本作は、どーしようもない小ネタ集です。ちなみに一度でも笑ってしまったら(苦笑含む)、僕の勝ちです。お気を付け下さい。 |
ミニコント十本勝負 制作者 美綾 |
【何、これ……?】 住民票を取りに来た田中先生。 役所の人「……」 年齢 間柄 田中 優美清春香菜 35 世帯主 田中 優美清秋香菜 18 子 役所の人「……それで……あなたは優美清秋香菜さんですか……?」 田中先生「いえ……私は春香菜だけど……」 役所の人「……」 【険悪な二人】 空「あら、こんなところで会うなんて、奇遇ですね、小町さん」 つ「倉成つぐみ……」 空「本当に今日もいい天気で。あ、田中さんが開発された、紫外線避けのクリームとコンタクトレンズの具合は如何です? 小町さん?」 つ「倉成つぐみ……」 空「そう言えばこの前、桑古木さんがですね……聞いておられます? 小町さん?」 つ「倉成……ねえ……話は変わるんだけど、LM-RSDS-4913A……」 空「……」 つ「……」 空「……」 【幸せ家族計画】 秋「ねぇ〜、ホクト〜。私のこと愛してる〜?」 ホ「な、な、いきなり何なの、ユウ?」 秋「ああ! 即答できないなんて、実は愛してないのね! それはそうよ! 家に帰れば、同い年の可愛い妹に、歳がほとんど変わらない美人のお母さんがいるんだもん! 私になんて目がくるわけないわよね!」 ホ「ちょ、ちょ、ちょっとユウ!?」 秋「……それと四つしか違わない、美形のお父様♪」 ホ「……どういう展開に持っていきたいのさ……?」 【数の暴力】 武「桑古木。いきなりで何だが、腕相撲をしよう」 桑「本当に唐突だな……まあ、いいが……」 武「よし、腕を貸せ」 桑「ん……あ?」 (桑古木、武の後ろにいる集団に気付く) 沙「パ・パ〜♪ がんばって〜」 空「応援させて頂きます、倉成さん」 つ「武〜、負けたら承知しないわよ〜」 春「まあ、せいぜいやりなさい……倉成……」 コ「フレ〜、フレ〜、た・け・ぴょん」 武「さあ、勝負だ!」 桑「(少年風の声で)……ずるいよ……武……」 【BW発現?】 春「あら、ホクト君。お久し振り」 ホ「あ、田中先生……」 春「それにしても、あれよねえ。ホクト君は、本当に羨ましいわ」 ホ「羨ましい……ですか……?」 春「ええ。家に帰れば、可愛い妹と美人のお母さんがいて……毎日が酒池肉林の乱痴気騒ぎよね……」 ホ「田中先生……意味、分かって使ってます……?」 春「そして、若くて男前のお父さんが!」 ホ「母娘そろって、同じオチですか!」 【ever17、総家族化計画】 秋「……空は陽一おじいちゃんが創ったんだよね?」 空「正確にはプロジェクトに携わった一人なのですが……そう考えて頂いても、差し支えないでしょう」 秋「じゃあ、お母さんとは姉妹みたいなものだよね?」 空「そうかも知れませんね。少し、照れますが」 秋「と、言うことは……」 (言って、優秋、何かを紙に書き出す) 秋「……ねえ、空……桑古木と結婚する気ない?」 空「な、何ですか、いきなり――」 秋「私がホクトと結婚して、空が桑古木と結婚して、ココを養女に取れば……ほら、みんな姻戚関係♪」 空「……はぁ……桑古木さんとですか……」 桑「何で、思いっきり、嫌そうなんだよ!」 【総家族化計画、その後】 空「考えてみましたら、田中さんと桑古木さんでも問題ないのではないですか?」 秋「ええ〜、桑古木が私のお義父さん〜?」 桑「だから、何で思いっきり嫌そう――」 秋「(桑古木を無視)意外とマヨ辺りが狙い目なのよ。桑古木がマヨとココ、二人と結婚するって言うのは?」 空「それでしたら、小町さんが小町さんに戻られまして、私が後を――」 秋「それじゃあ、つぐみが余っちゃうから、桑古木が三重婚で――」 桑「この際、ホクトとユウ(秋)に拘るのをやめて、優(春)の奴とだなあ――」 秋「年下のお父さん……それはそれで……」 (※出来上がった家族表を見て、お楽しみ下さい) 【絶対的自信】 沙「うぬ……」 コ「……ほえ?」 沙「うぬぬ……」 コ「ほえほえ?」 沙「こらぁ! お兄ちゃんと、ブリック・ヴィンケル、出てきなさい! 何で、私とココを見間違えるのよ! 私の方が理知的だし、可愛いし、スタイルいいじゃない!!」 コ「さりげなく、ひどいこと言ってるし!」 【失楽園的展開?】 武「空! 俺と結婚してくれ!」 空「その言葉を待っていました、倉成さん。でも、小町さんが……」 武「つぐみのことはもう忘れた! 俺はお前がいないと駄目なんだ!」 空「く、倉成さん……分かりました……そこまでおっしゃられるのでしたら」 武「さあ、いくぞ! 俺達の未来へ!」 空「はい……武……ぽっ」 ?「(機械的音声で)ピー。RSDによるプログラムシナリオ、『愛の逃避行』終了いたします……」 空「……はぁ……空しいです……」 【恋は盲目】 桑「倉成武は、何故もてる!?」 つ「それは……いつでもバカなこと言ってるし……」 春「顔に落書きしても気付かないし……」 空「私の忠告や警告を全く、聞いてくれません」 桑「……」 つ「……どんな状況でも自分を崩さないのよね……」 春「純粋……なのよ……つまり……」 空「放っておけないんです」 桑「納得いかぁん!!」 |
後書き 人は死ぬまで挑戦を続けなくてはいけない……(誰だ、お前?)。と、言う訳で、何の脈絡も無く、小ネタ集です。とりあえず、ごめんなさい。全て勢いと洒落だけです。あと、ネタとか、被ってたらごめんなさい。でも、書いてて楽しかったです(笑)。 そもそも『田中家の住民票って、ある意味、出オチだよな』→『よし、次は小ネタ集だな』という、短絡経路で始まってますので、深い考えはないです。もう少し溜まってからでもいいかな、と思っていたのですが、これに掛かっている限り、他のSSが一行として進まないことが発覚したので。まあ十本あるし、一区切りということで。テキストファイルが軽い、軽い♪ 今回の作品で、僕が学んだことは……桑古木ってオチに使いやすい♪(コラコラコラ) ファンの方、失礼しました……。 次回作は『双樹祭』の続編を考えています。個人的には、あれ、不満でいっぱいの作品ですので、リベンジと言うことで。七草ちゃんと演劇部、再登場予定です。 それでは! ごきげんよう♪ TTLL02 美綾 |
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