ミニコント裏シリーズ 聖と唯巳のエトセトラ編 制作者 美綾 |
※ 栗:栗山聖(くりやまひじり) 唯:新澤唯巳(にいざわゆいみ) 【封印したい過去】 唯:まあ、十七本も貰ったのは良いんだけど、そんなにすることある? 栗:じゃあ、唯巳君の昔話でもしようか。 唯:それだけは止めて!! 【ピュアなような、そうでもないような】 唯:それじゃあ、私が生徒会長になってからの武勇伝でも――。 栗:そっちはいいのかい? 唯:自分の悪事を晒す方が、よっぽど良いわよ。 【冷静にさばく】 唯:私達の関係もさぁ、結構、関心の的な訳だけど、いい加減私と付き合ってハッピー エンドになさい。 栗:脅迫は愛とは言わないよ。 【計算違い】 栗:まあそのことを号外の会誌でも作って、全校に配るとでも言うのであれば考えても 良いけどね。 唯:――言ったわね? 栗:……やるのかい? 【虚勢だった】 唯:ふふふふふ……ひ、ひ、聖。男子に、に、二言は無いんだからね〜。 栗:足が震えるくらいなら、止めた方がいいと思うよ。 【彼女が戻れない】 唯:まあ、聖。私もね。惚れただの、腫れただの、生々しい話は抜きにして、あんたと のんびり縁側で世間話ってのも悪くないかな、って思ってるのよ。何て言うか……昔に 戻れないかな、って。 栗:右手の焼酎が無ければ、良い台詞なんだけどね。 【サワーではなく泡盛】 唯:これは……レディの嗜みよ。 栗:初めて聞いたよ。 【キャラじゃ無かった】 唯:唯巳ちゃん、ファイト〜♪ 栗:……。 唯:お願い……素で引かないで。 【いざって時は切り捨てるし】 唯:はぁ〜。生徒会長なんて、やること多いし、気苦労も多いし、だけど実入りは 少なくて、割に合わないわよね〜 栗:前々から気になってたんだけど、生徒会長だからって、どんな役得があるんだい? まさか生徒会費に手を――。 唯:そんな露骨な犯罪するわけ無いでしょ。気になるあの娘の個人情報や写真を売ったり、 部活動関連で便宜を図ったり――まあ言うなれば、サービス業の一種よね。 栗:……。 唯:もちろん、足が付かない様に仲介を使ってるけどね。 【女の子的発想】 唯:私が聖と結婚すると、栗山唯巳になる訳よね? 栗:どういう脳内経路を経て、そんな結論に至ったんだい? 【でも頬が熱い】 唯:教養、美貌、魅力に力! その全てを手に入れた私に足りないものが分かったわ! 栗:とりあえず聞こうか。 唯:愛嬌。 栗:充分あると思うけどね。 唯:……褒めてないでしょ? 【失礼な】 唯:ん〜。でも大学行ったらどうしようかしら? 何かを運営するのも飽きたし、久々に 地域史の研究にでも浸かってみようかしら? 栗:何だか年寄りっぽいね。 唯:ほっといてくれる……。 【天然か計略か】 栗:でも地域史か……自分が住んでいる所がどのように成り立ったかは、興味深いよね。 少し、手伝ってみて良いかな? 唯:……(照々)。 【私とのことは遊びだったのね】 栗:あ、でもそうすると、図書室で二人っきりということになるね。それとも、同好会か 何かを立ち上げる気かい? 唯:聖――あんた遊んでるでしょ? 栗:さぁ? 【私はこんな彼のことが――】 栗:僕は……そうだな。また演劇をしてみるかな。高校と大学じゃ大分雰囲気が違う だろうけどね。 唯:また〜? 聖は余計な気苦労背負い込むんだから大変よ。 栗:でもまあ、演劇が好きだからね。 唯:……。 栗:どうしたんだい。顔が赤いよ? 唯:う、うるっさいわね! 【チクチクひじりん】 栗:唯巳君もどうだい? 生徒会討論で相手を追い込む様は、下手な役者にも負けないと 思うけどね。 唯:……またしても褒めてないでしょ。 【また放りっぱなしか】 栗:気が進まないのかい? 唯:にゅ、入学までに決めるわよ! |
あとがき これまで、演劇部登場作品はファイル数で十四あります。唯巳嬢が登場する通常SSは一つ。ミニコント集は四つ。全体で見れば、三分の一強といったところです。 その割には、あまりに普通に溶け込んでる気がするのは僕だけでしょうか。 唯巳嬢の居ない頃の演劇部を知っている方は、かな〜り長いお付き合いです。 まあ、演劇部自体を御存知無い方もかな〜りおられるのでしょうけどw。 それでは、また♪ |
/ TOP / BBS / 感想BBS / |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||