ミニコント裏シリーズ 三島と大悟の放蕩編 制作者 美綾 |
※ 三:三島淳平(みしまじゅんぺい) 川:川崎大悟(かわさきだいご) 【尚ひどい気がする】 三:な〜んか、最近、俺達、扱い悪くないか? 川:……僕は長編で出番ありましたけどね。 三:差別だ! 川:区別ですよ。 【本来のポジション】 三:さぁ、大悟! 女子更衣室に特攻だ! 川:……犯罪です。 三:ぬ……ならば、チア部の見物に――。 川:お一人でどうぞ。 三:やっぱ、笹山と沙羅ちゃんって演技上手いよな〜。本職みたいだ。 川:ここが演劇部であることを忘れていますね。 三:くわぁ! 何だか、『復活』って感じだな。 川:……たしかに。 【問題再燃】 三:でまあ、基本的なツッコミなんだが――。 川:はい? 三:何でタイトル、俺だけ姓なんだ? 川:……気付いてしまいましたか。 三:気付くわい! 【五割切るかなとか】 川:ですが、三島先輩の名前を認知されてる方がどれだけおられるかな、と――。 三:……泣いていいか? 【そうでも無い】 三:お前、あのいづみさんの子供だって仮設定あったらしいな? 川:……生誕年の都合で、敢え無く没になりましたけどね。 三:お前、ちょっと大柄な女子中学生ってオチ無いよな? 身体小さいし、声変わり 微妙だし。 川:……斬新ですね。 【愛の差か】 川:そういう三島先輩はその手の設定無いんですか? 三:……ねえよ。 【最早、古典に近い】 三:大悟。少しばかり、殴り合いのケンカをしようか。 川:……はい? 三:知らんのか? 日本では古来より、拳と拳で友情を深めるという儀式がな――。 川:……一体、何のマンガを読んだんですか? 【原作「より」?】 三:うわっ!? この人のイラスト、原作より上手いな。 川:……抜本的に何か、おかしくありませんか? 【つぐみの件は悪夢と解釈】 三:ふ……俺には、この拳に賭けた青春がある! ここでの想い出は忘れないぜ! 川:……ボクシングに戻られるんですか? 三:三年になって、区切りの良いところでな。目指すは、世界ミドル級チャンピオンだな。 川:……頑張って下さい。 三:ちなみに、中間という名のミドルだが、体重で言うと上は四階級なのに対し、下は 十二階級もあって、全然ミドルじゃない。 川:……誰も聞いてません。 【時代は痩躯】 三:ふんぬっ! ふふふ……どうだ、この肉体美。大悟、お前も少しは鍛えたらどうだ? 川:……隆々とした筋肉を見せつけ、悦に入る時代は四半世紀前に終わってますよ。 【最近、影が薄くて】 川:三島先輩。手紙を預かりました。しかも七通です。 三:おぉ! ファンレターか!? それとも一歩飛び越えて、ラブレター!? 川:中身は分かりませんけど、いずれも体格の良い男性でしたよ。顔を赤らめていました けどね。 三:……それも悪くないか。 川:出番のために? 【美少年×――】 ?:でも、その展開なら川崎君か倉成君の方が良いと思うわよ〜。 ?:うんうん。一部の人は期待してるんだから、とっとと一線越えなさい。 三:お前ら、どっから沸いて出た!? 【ここは三島×大悟のはず】 ?:知らないの!? 人間、どうしようもなく暇になると、ゴシップに走るしか無くなる のよ!! 三:だあぁぁ! てめえら、とっとと自分の巣に帰りやがれ!! 川:……それは言い過ぎです。 【作者も書きたくないし】 三:ぜえ……ぜえ……何か、当初の話がどうでも良くなってきたな。 川:……賢明な判断かと。 【区別では無く差別】 三:この一見、完全無欠のクールガイ川崎大悟にも弱点はあるぞ。 ?:ふむふむ? 三:牛乳パック二本を飲み干せない。 ?:可愛いじゃない。 三:……何故だ? 【色々と】 三:まだあるぞ。この前、従兄妹の女の子に告白されて動揺した。 ?:……(照)。 三:何を想像した! 何を!? 【楽なんだから良いじゃん】 三:しっかしまあ、肉体派の俺と、知性派のお前。作者の単純思考っぷりが分かるな。 川:……三島先輩に言われてはお終いですね。 |
あとがき このコンビを産み出したのは、七草ちゃんを「双樹祭」で出して、男女バランスが悪いな〜、と思ったのがきっかけです。当初、演劇部の人数設定はアバウトだったのですが、キチッと決めた結果、男が二人余ったので、じゃあ、コンビにしよ〜という短絡思考でした。更に余った女神達が産まれるのに数ヶ月を要したのは余談として。 大悟君、草稿段階では、もう少し後ろ向きな性格でした(ぇ)。いつからこんなに賢くなったのでしょうかw。まあ、ぶっちゃけ「田中教授の華麗なる日常」からなのですが。 ふう……三島淳平の明日はどっちだ!? それでは、また♪ |
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