エバセブ闘牌伝 
ー代打ち集団LeMU−

                              鳴きの虎

プロローグ


代打ち集団「LeMU」のメンバー及び特殊能力

倉成武
特殊能力:生命の剛運
かつて愛する女の為に生命を賭け、死の淵から蘇生したことから
かなりの強運を有している。
親番の時、配牌で満貫以上がイーシャンテンで確定している
場合が多い。
(メンタンピン系、三色、ドラ3等)
全局を通じて引きが強く、リーチをかければ高確率で当たり牌をツモる。

倉成(小町)つぐみ
特殊能力:黒き圧力
親番のとき、その鋭い視線と圧力で敵のイカサマ、特殊能力を
封じることが出来る。(武を除く)
加えて、一色系の大物手が配牌に入る。

倉成(松永)沙羅
特殊能力:対面透視能力
生まれながら持っている赤外線透視能力を利用し、
全局を通じて、対面の手配を透視することが出来る。

倉成ホクト
特殊能力:BW(ブリックヴィンケル)発動
親番の時、他の3人の手牌をBWを発動することで
透視することが出来る。

田中優美清春(秋)香奈
特殊能力:対子(トイツ)精製能力
春香奈とそのクローンである秋香奈の
二人に備わった同種類の牌を揃えやすくする能力。
全局を通じて、対子、刻子(コーツ)が配牌の
時点で多く入る。また、それらを引きやすいため
七対子、対々和、三暗刻、四暗刻などをテンパイ出来る。

茜ヶ崎空
特殊能力:最速テンパイ,天使の微笑
AIである空自身が、自らの合理性を生かして
不要牌を見切り早い段階でテンパイに辿り着くことが出来る。
また、「天使の微笑」は親番でリーチをかけた場合
他の3人(特に男)からロン牌を引き出しやすくする能力。

八神ココ
特殊能力:ひよこのくちばし
配牌のとき、全局を通じて安い手が早い段階で
確定している場合が多い。
(役牌、翻牌、タンヤオ、ピンフ等)
大物手による和了は望めないが、連荘しやすく
確実にチクチクと攻撃を与えていく。

桑古木 涼権
特殊能力:不運転換能力
生来の運の無さ故か、一、九、字牌などのクズ牌が
集まりやすいが、それらを利用してチャンタ系、
混老頭、清老頭、国士無双等を和了できる。



   優春:「は〜い皆さん、集まりましたね〜、
       それでは、代打ち集団「LeMU」の作戦会議を開きま〜す。」
 
    武:「おい、何だよ、代打ち集団LeMUって。
       誰がいつそんなもん作った?
       そもそも、俺がいつそんな怪しげな集団のメンバーに・・・。」

   優春:「はい、いちいち細かい質問は受け付けません!
       さあ、会議を始めましょう!」

    武:「・・・全く・・・。
       一体何が始まるってんだ!?」

   優春:「今日、皆さんに集まってもらったのは、来月開かれる東西対抗の
       麻雀大会に関することです。
       じゃあ桑古木、今回の大会について説明して!」

  桑古木:「じゃあ、説明に入るぜ。
       今度俺達が参加する麻雀の大会、通称“東西戦”というのは、
       東日本と西日本から名の知れた麻雀の強者が集まり、
       その中の最強の雀師を決める・・・、というのは前向きの話で、
       実は主に西と東のヤ〇ザが中心となった裏麻雀会の利権の取り合い・・・」

  ???:「ちょっと!このSSはあくまで“Ever17”のキャラクターによって
       作られてるんだから、あまり物騒で場違いな話に持っていかないでくださいよ!」

  桑古木:「・・・というのは冗談で、今ツッコミを入れてた人が昔参加した大会がきっかけとなって、
       数年に1回有志を募って行われることになったという大会だ。
       もちろん、あくまで公式の大会だから、さっきの冗談とは関係ないぜ。」

  つぐみ:「ちょっと・・・。私これから夕食の準備のための買い物に行きたいんだけど・・・。
       下らない話だったら帰るわよ。」

   優春:「まあまあ、とりあえず最後まで話を聞いてよ。」

  桑古木:「この大会は、コンビ打ちによるタッグマッチで行われるもので、
       1位から4位までに賞金が入るんだ。」

    武:「何!」

  つぐみ:「(・・・ピクッ・・・)」

   優秋:「ホント?」

   沙羅:「真でござるか?」

  ホクト:「ふ〜ん。」

   ココ:「ZZZ・・・・。」

    空:「あの・・・、ココちゃんが寝てしまっているようですが・・・。」

  桑古木:「まあ、ココには俺が後から説明しとくよ。
       次は・・・」

    武:「もういい!分かった!
       で、肝心の賞金は幾らだ?」

  桑古木:「え〜と、1位が500万、2位が300万、3位が200万、4位が100万だ。」
       
  つぐみ:「・・・1位と2位で、合わせて800万円・・・。
       もし獲得できれば、新築した家のローンの返済に役立つわね。」

   沙羅:「最新のノートパソコンも購入できるでござるな♪」

  ホクト:「(優とちょっとはリッチなデートができるかも・・・。)」

    空:「(できることなら、倉成さんと素敵なデートを・・・)」

   ココ:「ZZZ・・・ZZZ・・・」

   優春:「というわけで、我々としては今大会、何としてでも優勝して、
       賞金獲得と同時に代打ち集団LeMUの勢力拡大の糸口に・・・」

    武:「おい、それ以上の発言はやめとけ。
       作者の趣向が暴露されることになる。
       ・・・って、既に暴露してるか。」


   優春:「とまあ、こんなところで説明を終えるわ。
       でも、その前に我々には一つ大きな問題があります。」

    武:「麻雀ができるかできないか・・・、だろ?」

   優春:「この中には、麻雀を知らない人もいるかと思われるので、今日は特別に
       ゲストをお呼びしました!」

    武:「・・・麻雀できない奴がいて、代打ち集団といえるのか?」

   優春:「・・・・・・。
       それじゃ、紹介するわ。
              かつての東西戦を、最年少ながら決勝まで勝ち抜き現在麻雀講師を務めている、
       井川ひろゆきさんです!」

 ひろゆき:「ど。どうも・・・。皆さんこんにちは。
       講師を務めさせていただく、井川ひろゆきです。」

    武:「さっきツッコミ入れた???は、あんただよな?」

 ひろゆき:「まあ、それはいいとして・・・。
       この中で、麻雀の経験が無い人は誰ですか?」

  つぐみ:「私は無いわね。」

   沙羅:「拙者も無いでござる。」

  ホクト:「僕も・・・。」

   優秋:「あたしも無いわ。」

   優春:「倉成はどうなの?」

    武:「俺か?俺は眠るまでの間、現役大学生だったんだぜ。
       それは愚問だろ。」

   優春:「まあ、それもそうかもね。
       私と桑古木は一応経験者だし・・・、
       空、あなたは大丈夫ね?」」
    
    空:「麻雀に関しましては、私のデータベースに一応ありますので、
       問題はありません。」

  桑古木:「あと、ココは絶対初心者だろうな・・・。」

 ひろゆき:「とりあえず、経験者4名、初心者5名ということでよろしいですか?」

   優春:「そういうことになるわね。じゃあ、今日から一ヶ月、
       夜7時から10時までの間は、私の研究所で特別麻雀教室よ!」

    武:「ええっ!マジかよ!ただでさえ仕事で疲れてるのに、
       身体がもたねえよ!」
   
  つぐみ:「た・け・し。ローン地獄から脱出したければ我慢するのよ。」

    武:「うっ・・・。そう言われると辛いぜ・・・。」

   沙羅:「でも、毎日はちょっとつらいでござるよ。」

  ホクト:「そうだよ・・・。僕たちも色々とやることがあるわけだし。」

   優秋:「あたしもレポートが最近多いしね。」

 ひろゆき:「あ、あの・・・、僕も仕事は他にもありますので、
        毎日はちょっと・・・。」

   優春:「う〜ん、それもそうね。
       じゃあ、週5日、スケジュールをある程度組み立ててから
       麻雀教室に参加してもらうことにするわね。
       じゃあ、今日はこれで作戦会議を終了するわ。
       あ、それから、帰りに前に置いてある、麻雀のマニュアルを
       それぞれ持って帰ること!いいわね?」

    武:「ふ〜ん、麻雀のマニュアル本ね・・・、
        どれどれ・・・、ん!?」

マニュアル本一覧

アカギ −〇に降り立った天才ー(1〜15巻)
アカギ 悪〇の戦術(1〜3)
天 −天〇通りの快男児ー(全18巻)
賭〇黙〇録カ〇ジ(全13巻)
〇博〇戒〇〇イ〇(1〜12巻)

    武:「・・・おい、何だこのレパートリーは。」

   優春:「・・・疑問があるなら作者に聞けば?」

  ホクト:「最後の二つは、あんまり麻雀と関係ないよね・・・。」

   作者:「・・・・・・・・・。」


   沙羅:「このSSのタイトルに関係した本が無いでござるな。」

  つぐみ:「・・・作者の趣味に合わなかったんじゃない?」

ー会議終了後ー

  つぐみ:「ところで優、一つ聞きたいんだけど・・・。」

   優春:「え?何か?」

  つぐみ:「どうしてほとんど素人の私達なんかが参加できるのよ?」

   優春:「ああ、それはね・・・。
       以前東のメンバーだった人達が、今回は用事があって参加できないらしいのよ。
      (金〇は法事、鷲〇はマタギ猟(?)、銀〇は病院)
       あとの残りは賞金目当ての2流の人達ばかりらしいから、盛り上がりそうにないんだって。
       いっそのこと、素人の私達が参加した方が盛り上がるんじゃないかって話になって、
       おもしろそうだから私がコネ使ってメンバーに登録しちゃったのよ♪」

    武:「あのな・・・人の都合ってもん考えろよな。」

   優春:「まあいいじゃない。あんた達から参加料取るわけじゃないし、
       当日の会場は温泉旅館だからゆっくりできるわよ。
       おまけに、宿泊費タダだから。」

    武:「まあ、それなら悪くないか。」

   優春:「そういうこと♪
       ま、宝くじでも当てるつもりでやってみたら?」

    空:「当日私は、参加と同時に司会及びコンパニオンもつとめさせていただきます(はあと)。」

    武:「おお、それは楽しみ・・・痛てて!」

  つぐみ:「武・・・(怒)。」

ー武の頬をつねるつぐみー

プロローグ END

    





あとがき
とりあえず思いつきで、、
こんなものを書かせていただきました。
この話は、麻雀を知らない人にとってはつまらないでしょうけれど、
暇があったら読んでみてください。
今回もまた、福〇作品からゲストを登場させることになってしまいました。
今後の展開を考えると、さらにゲストは増えるのかな・・・。
皆様からの感想など頂けましたら幸いです。


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