BlueBlueGlassMoon UnderTheCrimsonAir
                              sion


俺の名は倉成武、20歳子持ちだ。
突然だが、現在俺はとあるビルの中で身動きができない状態にある。
先ずはこうなった経緯から回想してみよう・・・

2017年、とある事故と、巨大企業「ライプリヒ製薬」の陰謀で俺はえらい目にあった。
まぁ17年後、友人である田中優美清春香菜(本名だ)と桑古木涼権の活躍によって事無きを得た。
俺は新たにできた家族とともに平穏を取り戻せた・・・筈だったのだが・・・

一斉検挙を逃れた研究者陣が何と沙羅(俺の娘だ)を拉致し、海外逃亡を図ろうというのだ。
どうやら海外にも秘密裏に建設された研究所があるらしい。逃げられたらヤバイ!

沙羅が監禁されている場所は優春が何とか突き止めた、流石は田中選手。
そこで俺は警察への連絡もそこそこにつぐみ(相棒)とホクト(息子だ)とともに乗り込んだのだが・・・


つ「ちょっと武!何ボーっとしてるの!」
武「いや、少しばかり回想をな・・・」
つ「回想?」
武「いや、何でもない、それよりホクト、見張りは?」
ホ「もういっちゃったよ、お父さん」
武「ふぅ・・・何で日本の、しかも科学者が帯銃してんだ?」
つ「人体実験をしようなんて考え持ってるのよ?銃くらいはもってるでしょ」
武「むぅ・・・流石に銃に素手で挑むのは無謀か、沙羅のいる部屋までもう少しなのに・・・」

ピピピピピ・・・

武「む?無線が・・・」
ぷち・・・
桑「武、無事か?」
武「おう桑古木!こっちは無事だ!あとちょっとで沙羅がいる部屋につく」
桑「よぉし、じゃあ部屋の前で合流だ!こっちは優秋が頼もしくて・・・ゲフゥ!」
武「桑古木、人をヨイショする時は少し考えような?」
桑「ああ・・・それじゃ、気をつけてな!」
武「ああ!お互いにな!」
ぷち・・・

?「いたぞーーッ!」

ガガガガガガガガガガ!

武「うわ!来た!逃げろ2人とも!・・・くそ!声のトーンが大きかったか!」
ホ「うわっととと!危ない!」
つ「くっ!」

たたたたたた・・・・

武「!・・・つぐみ!あぶねぇ!」
つ「え・・・!」

ガガガガガガ・・・ビシィ!

武「ぐぅ!・・・くそっ!」
ホ「お父さん!こっちへ!」
つ「武!武ぃ!血が!」
武「シッ!静かに!・・・・・行ったか・・・・いててて」
ホ「お父さん、腕に・・・」
つ「ごめん武、私のせいで・・・」
武「心配すんな、このくらいで・・・ぐ、ぐあぁぁっ」
つ「武!」
武「ぐぉぉぉッ!だまれリキッドぉぉぉ!」
ホ「お父さん、それ自分の手でしょ?」
武「いいかホクト、男というのは如何なる時も芸人根性を忘れてはならんのだ!」
つ「?・・・リキッドって何?」
武「気にするな、行くぞ!」
ホ「うん!待ってて沙羅!今行くよ!」

だだだだ・・・・

武「この階段を上って廊下を挟んで向かいの部屋・・・だったよな?」
つ「ええ・・・でも・・・」
ホ「見張りがいるよ、声が聞こえる・・・こっちに来る!どうするのお父さん!」
武「・・・・・・」
つ「武?」
ホ「お父さん?」

武「上からくるぞぉ!気を付けろ!」
だだだだだだだだ!ガガガガガガガガガ!

つ「武ぃ!何でそこで昇ってくの!しかもその銃どこから・・・」
ホ「さっきお父さん向かいの部屋で何かやってたけど・・・拾ったんだね」
つ「待ってよ武!どこ行くの!」
武「風に聞け!今宵のクリムゾンは一味違うぜぇ!!」

そんな感じでライプリヒの私兵たちを追い散らしつつ扉の前まで来た訳だが・・・

武「何で電子ロックなんだよ・・・畜生!こうなったらクリムゾンで!」

ダダダダダ!

武「む!誰だ!?桑古木と・・・優秋!?」
優秋「お義父さん!どいてぇぇぇーーー!!!チェストーーーーーーー!」

ゴッ! すごい勢いで優秋がドアにドロップキックをかましていた。

武「お前・・・母親にそっくりだな」
つ「そんな事言ってる場合じゃなくて・・・」
優秋「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
武「だから開かないって・・・」

ピーーーーーーー・・・ガチャ

武「げ・・・開いた!?」
つ「嘘でしょ!?」
桑「マジかよ!ほんとに開いたぁ!」
優秋「開いたぁ!?嘘!」
ホ「優・・・開かないつもりでやってたの?」
つ「あら?沙羅!」

中から沙羅が出てきた、無事のようだ。

武「沙羅!良かった・・・」
沙「なっきゅ先輩の声が聞こえたから電子ロックをこっちから解いちゃった!」
武「何で今までそれをやらないんだ?」
沙「だって怖かったし・・・パパたちと行き違いになってもまずいでしょ?」
ホ「沙羅・・・無事でよかった・・・」
桑「何で内側から開けられるんだ?」
沙「それはもう拙者のフィンガーテクで・・・」
つ「話は後!長居は無用!脱出するわよ!」
武「確かココと優春と空がトレーラーを回してる筈だ!行くぞ!」

ピピピピピ・・・・
プチ!

優春「こちら優(春)!どう?そろそろだと思うんだけど?」
武「おう!ジャストタイミング!沙羅は無事だ!」
優春「流石ね!じゃあココに車を回すように言っておくから!」
武「は?ココに運転なんか・・・第一お前はどうすんだよ?」

・・・・・・・・・

武「優・・・・?」
優春「ちょっと待って!・・・倉成!良い物を見つけたわ!」
武「良い物?何だよこんな時に!それよりココにトレーラーなんて・・・」
優春「敵のハリアー(戦闘機)よ!」
武「はぁ!?戦闘機ぃ!何で日本のビルにそんなもんが!」
優春「燃料もバッチリよ!」
武「燃料はいいから・・・優・・・お前今何考えてる?」
優春「倉成!今から・・・」

ゴオオオオオオオ・・・・・

武「あぁ!聞こえん!何て言った!おーい!優?」
つ「武!時間がないわ!見張りが来る!」
武「くそ!優の奴何やってんだ!?」
優秋「お母さんのことだから・・・きっとまたとんでもない事を・・・」
桑「ああ・・・何となく背筋が寒い・・・」

バシュウゥゥゥゥゥ!

武「うお!戦闘機が!マジであったのか!」
ホ「ねぇ・・・今、田中先生が乗ってなかった?」

・・・・・・・無線を・・・・

武「おーい!優!何やってる!」
優春「海に沈めてやる!」
武「は?おい、優?田中選手?」
優春「この田中優美清春香菜を怒らせた報いよ!」

ぷち・・・・

武「・・・・・・・」
ホ「お父さん?どうしたの?」
武「優がヤバイ!もはや目的を忘れてる!俺たちなど眼中にねぇ!」
つ「どうするの武?脱出なら私たちの十八番でしょ?」
武「まぁ落ち着こう・・・こういう時、倉成家には伝統的なとるべき行動がある!」
つ「とるべき行動?」
沙「とるべき行動って・・・何でござるか?」

チュドーーーーーーン!

桑「うわ!今!」
優秋「揺れたわ!不味いわ!お母さんったら!」
ホ「とるべき行動って何!お父さん!」
武「それは・・・・・・」
全員「それは?」

武「逃げるんだよォォォォォォォォォ!!!」
全員「結局それかい!」

優春の猛烈な攻撃をかいくぐり、何とか俺たちは地下のガレージへとたどり着いた

武「ココ!」
コ「あ、たけぴょん!早く早く!みんな乗って!」
空「倉成さん!皆さん!早く!」
桑「ココ!運転できるのか!代わろうか!?」
コ「だいじょうぶだよぉ!」
沙「もうビルがもたないよぉ!」
つ「呼ぶとき・・・なんで武だけ別だったの、空?」
空「・・・・・・・・・・急ぎましょう!」
つ「誤魔化したわね・・・話は後できっちりつけるわよ・・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・ビルが崩れ始めた

つ「崩れてきてる・・・大丈夫なの?」
コ「こいつぁ超やべぇ!」
武「早くトレーラーを出すズラ!!」
優秋「ズラ?」
ホ「いいから早く!」
コ「オミクロン号!はっしーーーん!GO!」

ガガガガガガガ!

武「うわ!石段!そのまま登るなぁっ!」
コ「だって急いでるんだよぉ!」
武「なんで?」
こ「ダンスホールの予約を・・・」
つ「何言ってるの!天井が崩れてきてるからでしょ!アクセルもっと!」
桑「うわ!ココ!足届いてないじゃないか!でやっ!」

グンッ!トレーラーが加速をつけ!地上へと飛び出る!

武「ふーーーーーーー・・・・」
コ「少ちゃん狭いよぉ、胸触ってるよぉ」
桑「うわ!ごめんよココ!」
沙「うわぁ桑古木さんって・・・」
優秋「ロリでペドだったのね・・・」
桑「ち、違う!俺はそんなんじゃ・・・!」
コ「ねぇねぇつぐみん「ろりでぺど」って何?」
つ「・・・・・・もう少し大人になれば分かるわよ・・・・」
武「お!優だ!まったく派手なことしやがって!」

丁度、優春が戦闘機から降りてきた。

優春「ああ、すっきりした!」
武「すっきりした!・・・・・じゃねぇ!死ぬかと思ったぞ!」
優春「大丈夫よ!こんなもので死ぬようなメンバーじゃないでしょ?」
つ「死ぬわよ・・・警察への連絡は?」
空「私が済ませました、必要無い気もしましたが・・・」
武「そりゃこんだけ騒げば・・・」
桑「不味いだろ!とりあえず面倒になる前に・・・!」
優秋「逃げちゃおう!」
ホ「いいの!?」
つ「面倒に巻き込まれたくないし・・・空に話もあるし・・・」
空「う・・・・・」
沙「それじゃーーー!」
コ「かえろぉぉぉーーーー!」

FIN



あとがき

ええと・・・15分で書いたらこんなもんかなぁ?
妙に分かりにくいネタが浮かんでしまい・・・己の稚拙さが浮き彫りになってしまいました。

・感想・・・お待ちしております。

・苦情・・・勘弁しておくれやす。

・ツッコミ・・・多少期待しております。


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