注)このSSは一部ピピレンジャーネタを含んでいます。 |
〜母の日の贈り物〜 裕(ゆう) |
沙「ねえ、なっきゅ先輩、お兄ちゃん、今日って何の日か知ってる?」 秋「ん?今日ねぇ〜、誰かの誕生日だっけ?」 ホ「え〜と、確か母の日だったよね?」 今日は5月14日、日曜日。今日は、優と沙羅に誘われて街まで買い物に来ている。ある程度のお店を見終わって、とりあえずお昼にしようと優が言ったので、今僕たちはカフェのテラスで少し遅い昼食をとっていた。 沙「そう、今日は母の日なんだけど・・・・・私、今までプレゼントなんてあげたことないから、何をあげれば喜んでくれるか分からないでござるよ。」 ホ「あ、沙羅!お母さんにプレゼントあげるの?なら、僕と一緒にあげようよ。二人で予算出し合えば、結構いいもの買えると思うし。」 僕も今まで母の日なんてあることを忘れていた。でも、今年からは本当のお母さんがいる。 僕と沙羅が望んだお母さんが・・・・・・・・・・・・。 秋「母の日ね〜、そんなものがあるの今の今まで忘れてたわよ。」 沙「それじゃあ、みんなで考えません?何をあげるか。」 ホ「沙羅は何をあげようと思ってたの?」 お母さんにあげるなら何がいいのかな?どうせなら喜んでもらえるものをあげたいな。 沙「ちくわがいいだワン!!」 秋「はぁ?なにそれ、ちくわなんてもらって喜ぶ人いるの?」 沙「え、おかしいですか?私がもらって嬉しいものを考えたんですけど。」 ホ「たぶん、それは沙羅だけだと思うよ。」 しかも本気で言ってるらしい所が怖い・・・・・・・・。沙羅、僕が知らない間になにがあったの? 沙「なら、なっきゅ先輩はなにがいいと思います?」 秋「そうねぇ・・・・・・・・・私なら純白の特攻服が欲しいかな?」 ホ「いや、だから自分の欲しいものじゃなくてお母さんにあげる物を考えるんだよ!!」 しかも、純白の特攻服って・・・・・・・・・・なんで僕の周りにはこう変なものが好きな女の子が多いんだろう?ココもそうだしな〜。 コ「ホクたん、ココのこと呼んだ?」 ホ「ココ!?」 たのむから人の心を読むのは止めて欲しい。ココが超能力者というのが今なら信じられるよ。 秋「あ〜ココ、どうしたの?」 沙「八神さんもお出かけですか?」 コ「ココでいいよ!!沙羅ちゃん♪」 沙「あ、そうですね。じゃあ『ココちゃん』って呼ばせてもらいますね!」 コ「うん!!ほいでねぇ〜ココは今日少ちゃんとお出かけなんだ〜♪なんかね〜少ちゃんがココに似合う服を見つけたから買ってくれるんだって〜♪」 秋「そうなんだ!!桑古木もやるね〜♪」 沙「ちなみにどんな服だって言ってました?」 コ「う〜ん、なんかピピレンジャーがどうのとか言ってたけど、ココよくわかんないんだ〜〜〜♪」 ホ「ピピレンジャー?」 ?「(桑古木、てめ〜なに考えてんだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!)」 ホ「え!?何?ねぇ今、誰かの声が聞こえなかった?」 秋「ん?別に何も。」 沙「どうしたのお兄ちゃん?」 ホ「いや・・・・・・・・・・・別になんでもないよ。」 確かに、誰かの声が聞こえたような気がするんだけどな? コ「ホクたん、気にしちゃダメだよ。それは画面の向こうの人の声なんだから♪」 ホ「画面の向こう?」 相変わらずココの言ってることは良く分からないことがある。 桑「ココ!!こんな所にいたのか。突然いなくなったから心配したぞ!!って、優の娘に沙羅にホクトじゃね〜か!!」 秋「あ!!桑古木、あんたピピレンジャーってなによ!!」 沙「何をそんなにうろたえるのでござるか?はは〜ん♪何かやましい事でも考えてるんでしょ!!」 桑「い、いや・・・・・別になんでもないぞ。ほら、あれだ。今日はちょっと急いでるからこの辺で失礼するな!!ほら、ココもう行こうぜ。じゃ、じゃあ、またな。今度改めてみんなで会おうぜ!!」 沙「あ、逃げた!!」 ホ「何か、誘拐犯みたいだね。」 コ「ほいじゃ!!またね〜〜〜〜♪」 桑古木は、ココを片腕に抱えて凄い勢いで走って行った。とても普通の人間ではないような速さで・・・・・・・・・・・・。 秋「これは、お母さんに報告しとかないと。」 ホ「でも、服っていうのはいいかもね。お母さんのプレゼント。」 沙「あ、私もそれは思った♪」 この後、桑古木がココとどうしたかというのはまた別のお話。ただ確かなことは、桑古木が逝ってしまったということくらいだ・・・・・・・・・・・・。 (ピピレッド、死んで悔いなし!!) |
あとがき 今回はギャグでお送りしましたが次回のつぐみ視点ではシリアスになっております。なのでギャグが苦手という方は次回に期待してくださいね。 |
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