このSSはなんと表現いたしましょうか・・・
できれば冗談&コメッチョの分かる方が読んでください














家族旅行で盛り下がるぜGO!
                             雪だるま


<つぐみ視点>

「ふう・・・いいお湯だった」

一人で廊下を歩きながら、つい口に出してしまった。以前の私からは考えられないことだ。
こんなに安らぎに満ちた生活が送れるなんて、フフフ♪

「武はどうしてるかな?」

ほんの少し別行動をとっただけだというのにすぐに、彼のことを考えてしまう自分に苦笑しつつ、私は部屋に向かった。風呂上りの髪が少し重い。汗ばんだ肌に浴衣がまとわりつく。
そう、私達はいま旅行に来ている。ココが家に遊びに来たときに唐突に決まった。それはココの唐突な言葉によるものであったから当然といえば当然だ。





<つぐみ視点:回想>

「たけぴょんの家は家族旅行っていかないの?」
「「え?」」

私と武の声が重なった。少し照れる・・・。

「だから、たけぴょんと、つぐみんと、ホクたんと、マヨちゃんで・・・」
「「いや、それは分かるけど・・・」」
「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」

恥ずかしかった。1度ならず2度まで・・・。
ココ、何も言わないでくれて、ありがとう・・・。
それとも、あきれちゃったの?

「オホン!・・・あ〜家族旅行かぁ・・・」
「・・・・家族・・・旅行・・・ね・・・・」

考えたことなかった・・・。それまでの私の人生でそんなことを考える余裕はなかった。今の生活の予想だってなかった。武にとっては“目覚めたら二児の父”、私達は夫婦としては“新婚”父母としては“新米”なのだ。今の生活に適応するのに精一杯の私達に家族旅行を企画するという発想がなかったことも仕方がないだろう。しかし、今まで両親らしいことをしてやれなかった私達にとって、それは・・・

「うーん・・・なあ、つぐみ」
「そうね」

武も私と同じ考えのようだ。

「パパ〜、ママ〜、行こうよ〜、家族旅行」
「パパっていうな!」
「ママっていうな!」

久しぶりのやり取りにも、以前とは違った趣がある。ココもLeMUで父親を亡くし私達になついてくれている。うれしいような、くすぐったいような気分だ。正直“ママ”って呼ばれても、今は拒絶しきれないが、正真正銘、私の娘沙羅が“ママ”って呼ぶため、違和感が残る。見た目はホクト、沙羅と兄妹でもおかしくはないのが、ココはやはりあの事故を一緒に生き延びた仲間“戦友?”だ。まあ一緒になって遊んでいると変わらないのだけれど・・・

「ねえねえ、いこうよ〜」
「そうだな、ホクトと沙羅が帰ってきたら相談してみるか」
「そうね」
「ココも一緒にいきたいー」
「しゃあねえな・・・」
「しょうがないわね・・・」

ココも一緒・・・悪い気はしなかった。この娘はそういう得な性格をしているのだ。

子供達2人の返事ははやかった。もちろん“OK”だった。唯一の誤算は参加者がココと私達、倉成家のメンバーだけではなくなってしまったことだ。まず、ホクトが優秋にもらした。次にココが桑古木に自慢した。そして沙羅が空に話した。結局いつもの顔ぶれが集結することになった。行き先は優春のおすすめの温泉宿。


<つぐみ視点>

「武はまだ、ココと遊んでるのかしら・・・」

旅館に着くなり、神経ピロリンちょを始めたココと彼女に捕まった武をおいて私は一人で温泉に入った。やはり私ではココのテンションについていけないときがある。やっぱり武はすごいと思う。
ホクトと優秋はあたりの散策に出かけたし、優春は「既存の湯よりも私が新たな温泉を発見してくれるわ」とかわめきながら空を(むりやり)連れてどこかへ行った。
私達に割り当てられた部屋に向かって廊下を歩きながら、武も温泉に入れるように今度は私がココの相手をしてあげよう。
ちなみに私達、倉成家は一番奥の20畳の部屋だ。ココも同じ部屋。かなり広くて私達一行の集合場所を兼ねている。その手前が田中家、10畳の部屋で空が一緒。その手前が桑古木の部屋。個室だが、こういった旅行では寂しいことこの上ない。しかもせまい、もとは丁稚用の部屋らしい。まあ、かわいそうだが仕方がない。これは元々“家族旅行”なんだから。
そういえば桑古木と沙羅はどこに行ったんだろう。沙羅はホクトと優秋にくっついていったのかしら?

いつのまにか部屋の前についた。考え事をしながら歩いていたせいか、あっという間だったような気がする。

「あれ?」

おかしい、武とココはいないのかしら。私が部屋を出るときはココの底抜けに明るい笑い声が聞こえていたのに・・・。浴場には来なかったし、どうしたのかしら?怪訝に思った私は部屋に入るべく襖に手をかけようとした。

「・・・・・・・」
「・・・・・・・」

む!部屋の中から何か聞こえるわ。これは・・・ココと・・・武?
私は襖を開けようとした手を止め、耳を澄ました・・・
「!!!!!・・・・そんな!」



<桑古木視点>

「ふう・・・やれやれ、久しぶりに自由が満喫できるぜ」

俺は優春に捕まらないように、旅館に着いて解散になると同時に部屋から脱出し、優(春)が旅館から空と出て行くのを確認した。まったく、側にいると絶対にコキ使われるからな・・・。ココと離れたくはなかったが、優(春)に拉致られては元も子もない。

「ふふふ、オレも学習しているのだよ春香菜君」

おっと、つい声に出してしまった。自分にできることをやれば自ずから道は開けるのだ。おっ!ちょっとカッコいい事考えちゃったか?まいったね。とりあえず、これでココのところに戻れるというものだ。武とトランプやりたいとか言ってたから、きっとまだ部屋にいるはずだ。

「旅館の売店でお菓子と飲み物でも買っていってやるかな・・・」

ちょっと気をきかせて俺は倉成家の部屋に向かった。俺の部屋はせまくてすぐに通り過ぎてしまう。まあ仕方がないだろう。もともと“家族旅行”なんだし、俺こういうキャラだし・・・ぐすん。ココの側にいられるだけで今の俺は満足なのさ、ふっ。自嘲気味になりつつも田中家+空の部屋の前を通り過ぎた俺は、異変に気がついた。あの置物のように動かない、あれは・・・?

「つぐみ?」

そう、それはつぐみだった。廊下にペタンとへたり込むように崩れ落ちた彼女は、まるで魂が抜けたように呆けている。俺のつぶやきに気づいたのかつぐみはゆっくりと、本当にゆっくりと振り返った。

「・・・バ・・・バカな・・・」

俺は目を疑った。つぐみはうつろな相貌を俺に向け何やらブツブツとつぶやいている。話しかけているようではないようだ。あのつぐみが、まさかこんなになってしまうなんて・・・
この状況では部屋の中に何かがあるとしか考えられない。それもつぐみの精神を完膚なきまでに破壊する何かが・・・

「いったい何が・・・部屋の中で、いったい何が起こっているっていうんだ?」

俺はとりあえず、慎重に部屋の中に耳をすませた・・・。
・・・これは・・・ココと・・・武?


「うわぁ〜たけぴょんのおっきー」
「そうか?普通じゃないか」

!!!!こ、これは!?どういうことだ!いったい・・・
絶句する俺の耳に追い討ちをかけるように声が聞こえてくる。

「ねえねえ、触ってもいい」
「ああ、いいぜ」
「・・・わぁ!動いた!」
「ココが触ったからだよ」


武のうわずった声が聞こえる。
ま、まさか・・・いや、この会話は間違いなく・・・
・・・・・そ、そんな・・・。武とココが・・・。
確かに武は俺のあこがれだし、ココが武になついてるのも知っている。武なら・・・武になら男として負けちゃっても仕方ないかもしれない。でも武にはすでにつぐみが・・・。そんな馬鹿な。
ココ・・・。やっぱり俺じゃだめなのか・・・?

俺の意識はつぐみと同じところに行ってしまった。


<ホクト視点>

「ねえ、優、部屋に戻ったら温泉に行こうか、夕ごはん前に汗を流してこようよ」
「みやげ物売り場を見に行こうよ、私木刀買いたい」
「・・・・・・帰りじゃ駄目なの?」

散策から宿に戻った僕と優(秋)は、部屋に戻るところだ。雪の温泉街は情緒的だったが、雪解けの道は歩きにくかった。浴衣と下駄というのも手伝って慣れるまでは大変だった。地元の人は「夏の温泉街ももイカしてるぜ」と言っていたが、僕のお母さんは紫外線に弱いので、今の季節が限界だ。

「帰りでもいいけど、買い忘れたら困るじゃない」
「なんで木刀なんかほしいの?」
「実用的なものがいいでしょ?」
「“実用”って・・・」

恋人同士としては少々アグレッシブなおしゃべりを楽しみつつ冷に向かう。桑古木の部屋を2歩で通り過ぎ、優たちの部屋の前を半分くらいまで歩いたところで、異変に気づいた。

「お母さん!それに桑古木も!」
「・・・いったいどうしたのかしら?二人とも」

まったく生気を感じられない。なにしろすぐ前に来るまでお母さんと桑古木の存在に気づくことができなかったのだ。廊下にへたり込み、うつろな表情でブツブツとうわごとのように何かをささやき続ける母と、同じように座り込み、糸の切れた操り人形のように上体がフラフラと揺れている桑古木におびえつつも、近寄ってみる。優の前で取り乱すわけにはいかない。僕は母・つぐみに語りかけた。

「お母さん!どうしたの?桑古木!何があったんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」

駄目だ。お母さんの言葉は聞き取れない。

「ホクト、こっち!桑古木が・・・」
「うん、わかった」

優が桑古木の方に手招きする。

「ほら、聞いて、ホクト・・・・何か言ってる」
「うん」

僕は優の言うとおり、桑古木のつぶやきに耳を傾けた。
ほんとだ何か言ってる・・・

「ココが・・・ココが・・・武と・・・そんな・・・・・・俺は・・・」

ココ?お父さん?どういうこと?いったい何があったんだ?あのお母さんと、桑古木の精神をここまで破壊するなんて・・・

「ホクト!何か聞こえる・・・ほら、部屋の中・・・」
「うん、わかったよ、優」

僕はこの二人をトリップさせた脅威を確かめるべく、襖の奥に耳をすませた・・・


「だいたい何でこんなもん見たいんだよ」
「だって、女の子にはないんだもん」

!!!!!な、なな!?これは・・・お父さん・・・そんな・・・
僕は自分の耳を疑った。しかし、これから聞こえてくる会話がさらにエスカレートし、僕の身に危険が降りかかろうとはこのときの僕には思いもよらなかった。


<優美清秋香菜視点>

・・・・そんな、武さんが!ココと・・・・・・・・
私は自分の耳を疑った。しかし、これから聞こえてくる会話がさらにエスカレートし、私にさらなる衝撃をもたらすなんて、このときの私には思いもよらなかった。ただ耳をすませ状況の把握に精一杯だったのだ・・・


「・・・ふふふ、ご両人、楽しそうでござるな」
「あ!マヨちゃん」
「沙羅お前どっから出てきたんだよ」


え、マヨ?なんでマヨまでが?あまりにも驚きの展開が連続し私の頭は爆発寸前だ。ああ、目が回る。しかし、現実の展開は待ってはくれない。めまいを覚えた私をあざ笑うかのように襖の奥では会話が進行している。


「せっしゃ、押入れの中に隠れていたのでござる。ニンニン」
「お前・・・なんでまたそんなところに・・・?」
「このような和風の建物に入ると忍びの血が騒ぐのでござるなあ」
「ねえねえ、マヨちゃん!たけぴょんのすごいよ、おっきーの♪」


!!!ちょ、ちょっと・・・実の娘に・・・って、だったらいいか、いや駄目でしょ!そうでなくても問題おおアリよ。拳を握り締め、驚きの声を押し殺す私の耳にさらにとんでもない声が聞こえてきた。


「ふ〜む、確かに、兄上のものとは、一味違うでござるな」
「まあ、ホクトは成長期だから今後に期待ってことで・・・もういいだろ・・・」


え・・・・・?兄上のものとは?・・・どういうこと?
今のマヨの口ぶりからすると、マヨはホクトと・・・・まさか・・・・
私は無意識のうちにホクトの襟首を掴んでいた。そして、本能と激情の赴くまま締め上げる!!!

「どういうことかなぁ?あ・に・う・え・さ・ま〜っ」
「!!っぐ、ぐるひぃよ、優〜」

ホクトが弱々しい声をあげた。だが、許すわけにはいかない。

「私というものがありながら・・・それ以前に実の妹に、何してんのよっ!!」
「し、知らないよぉ」
「知らないじゃないわよっ!!!」
「んぐーーーーーーーーーーーーーーーっ、」

私は力いっぱいホクトを締め上げる。それに武さんも武さんだ。拒絶の意思がまったく見られない。困ったような口ぶりだが「まあまあ、お嬢さん方、僕をめぐって争いごとはやめてほしいなあ。ぼかぁ博愛主義だから、まとめてきてもらっても一向に構わないよ。はっはっは」みたいな下心が丸見えだ。あの親にしてこの息子ありかっっっ!

ますます、頭に血が上った私に声がかけられたのはその時だった。


<優美清春香菜視点>

「なにやってんの、あんた達?」

温泉を探しに行って帰ってきてみれば、娘たちが何やら楽しそうなことをやっているではないか。廊下で騒ぐのは同行者・保護者として恥ずかしいからやめて欲しいが、楽しんでいるようで何よりだ。やはり温泉にしてよかった。下手に派手なところよりもこういった落ち着いた場所のほうがいいだろうと思った。私はさすがだ。春香菜えらい!・・・というよりテーマパーク系は私達みんなで行くと、何かが起こりそうで嫌だ。

「きーーーーーーーーーーーーーっ」
「ひゅう、ほうひゅるひて(優、もう許して)」

私の問いかけを無視して、ホクト君を攻め続ける秋香菜。なにやってるのかしら?あら、つぐみと桑古木も、ずいぶんと仲良くなったのね、よく分からない会話をしているけど。なに言ってるのかはよくわからないけど・・・仲良くなったのはいいことね。

「・・・ココが、・・・武・・・・・」

ん?桑古木の呟きがかろうじて聞き取れた。ココと倉成?なに?この部屋にいるんじゃないの?あら何か聞こえるわ・・・・私は耳をすませた・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ほほう♪」

ふふふ、意外だったわ。倉成にあんな甲斐性があったなんて・・・、肉体年齢約24歳の私が加わっても問題はないわね。秋香菜、彼とはしばらく姉弟になっちゃうけど、そのうち何とかしてあげる♪うふふ、とにかく今は盛り上がって、引っ込みつかなくなったところを見計らって、オトナの女の登場よ♪楽しみね、フフ


<空視点>

やっと旅館に帰り着きました。春香菜さんと温泉を探しにいったのですが、帰る途中ではぐれてしまいました。春香菜さんが「空も一緒に体験して、楽しめるように」と配慮して下さいましたのでこの温泉街のことはわたしのデータにはありません。さいわい地元の方々に親切に道を教えていただきましたので、たどり着くことができました。しかも、みなさんわたしにお土産をくださるんです。もう紙袋にいっぱいです。他にも穴場のお店や、秘湯なども教えていただきました。
倉成さんたちとお土産をいただいてから、訪ねてみることにしましょう。まずは皆さんのお部屋に・・・あら?倉成さんのお部屋の前で皆さん何かなさっているようです。

「みなさん、どうかされましたか?」

わたしは、春香菜さんに話しかけました。小町(今は倉成)さんと桑古木さんはどこを見るともなしに視線を漂わせ、何かをささやきあって(いるようにみえました)、ホクトさんと秋香菜さんは情熱的なスキンシップをなさって(いると解釈いたしました)ので、唯一お一人で襖に耳を寄せて部屋の中の様子を伺っているような春香菜さんに声をかけるのが最善だと判断いたしました。春香菜さんは口元のよだれをぬぐいつつ、わたしにふり返りました。

「じゅる、空。あなたも参加する?」
「はい?」
「わたしは一向に構わないわよ」

なぜか、眼がすわっておられます。アルコールを摂取されたのでしょうか?夜まではおあずけにするとご自分で決められたはずなのに・・・。それにわたしも参加とはどういうことなのでしょう?とりあえず夕飯までに、いただいたお土産と地元の穴場スポットをみなさんにご相談しなくてはなりません。廊下は冷えますし、まずはお部屋に入りましょう。

「倉成さん。おじゃまいたします」

わたしは襖を開きました。お土産も持っているので少々広めに開け放ちました。同時に廊下におられたみなさまが、いきなり部屋の中になだれ込み大声でお叫びになられました。物凄い反応速度でした、みなさんそれほど寒かったのでしょうか?

「武!あなたって人はっ」
「ココーーーーーーーっ」
「お父さんなんてことをーーーーーーーっ」
「父親がそんなだから、ホクトはーーーっ」
「空ーーーーっ、まだ早いでしょーーーーーーーっ」

みなさん、何のことを言っておられるのでしょうか?わたしには理解できません。わたしはとりあえずお土産の袋を畳に下ろしました。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「よう、空」
「倉成さん、何をなさっているのですか?」
「あー、空さーーん♪空さんも触る。たけぴょんの“のどぼとけ”」
「まぁ、よろしいのですか?」
「かまわねえけど、何がおもしれえんだよ」
「ニンニン♪」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「「「「「・・・はぁ〜〜〜」」」」」


みなさん先ほどの元気が嘘のように一斉に脱力されました。いったい何だったのでしょうか?





あとがき

今回もラストのためだけに引っ張りました。なんてくどいSSなんでしょう。

お粗末なオチではありますが、つぐみにはココに対する感情を語ってもらいました。ゲームの中では描写がありませんが、仲よかったみたいだしこんなこと考えてるんじゃないかな、とか考えながら書いてみました。

それと空って一人で困っていると、男女問わず必要以上に助けてあげたくなると思います。う〜ん倉成先生の気持ちがわかる。空なら無一文で旅行ができそうです。

優春の性格はかぱちゃぱさんの田中先生に引きずられているような気がします。お気に触ったらごめんなさい。

雪だるまでした。


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