ストーリー紹介   


 西暦2011年1月11日 火曜日 午後4時8分。
主人公の一人『冬川 こころ』ら乗員乗客31名を乗せた小型旅客機「HAL18便」は、稚内に向かう途中で原因不明のトラブルに巻き込まれ雪山に墜落してしまう。
 奇跡的に助かったのは、こころ、黄泉木、黛、ゆにの4名。彼女らは避難小屋を拠点として生き延びる手段を探し始める。
 やがて「7月4日」付けの新聞の存在が明らかに。その内容はゆに以外の3人の死亡記事。死亡原因は墜落ではなく1月17日の雪崩事故。
 これは本当に未来の新聞なのか? だとしたら、こころ達は死んでしまうのだろうか?
 動揺する彼女らを嘲笑うかのように、酷寒の大地は容赦なく生きる力を奪い取っていく……。

 一方、ある目的のために建てられた隔離施設「スフィア」では、もう一人の主人公『優希堂 悟』が時計台から転落してしまう。
 どうやら何者かに命を狙われているらしいのだが、原因は不明。事故のショックで記憶が錯乱しており、転落の前後のことは覚えていないのだ。
 しかし、スフィアに滞在しているのは悟を除いて穂鳥、内海、ゆにの3名しかいない。まさか、犯人はこの中にいるのか?
 スフィアは高い壁によって外界と隔たれており、脱出する手段は無い。生き延びるためには犯人を突き止めなければならない。
 人工の閉鎖空間の中で見えない殺意に晒される恐怖。ひょっとすると、この世の何よりも恐ろしいのは人の意思、なのかもしれない……。

 そして……
 ただでさえ危険な状況であるこころと悟に、更なる災厄が降りかかる。
『人格交換』――互いの意識(人格)が時空を越え、頻繁に入れ替わってしまうのだ。
 何故こんなことになってしまったのか。これからどうなってしまうのか……誰にもわからない。
 そんな二人に追い討ちをかけるように、やがて明らかになる事実。
 楠田ゆには雪山とスフィアの両方に登場している。
 本当にそんなことが可能なのだろうか。彼は一体何者だというのか……?
 次々と増えていく異常事態は混乱を極め、二人を無限の悪夢へといざなっていく。
 二つの舞台を交差する、二人の意識と運命。
 果たして、全ての真実を見つけ出し、無事に生き延びることが出来るのだろうか?



紹介文:月守 蒼輝

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