THE・MEMORIES・OFF・FIGHTERS2001(MOF)
作:メンチカツ
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15話 『香緋の力』
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試合場には、香緋とアンディ・ボガードがいる。
二人は顔なじみらしく・・・・というより、餓狼チーム全員と香緋は知り合いらしく、軽い雑談などしている。
「やぁ、香緋。久しぶりだね」
「はいな!お久しぶりね!」
「・・・・うん、だいぶ強くなったみたいだね」
「アンディさんも強くなったね!」
「それじゃ、闘ろうか!」
「はいな!」
雑談が終わったようだ。
そして、まるで雑談が終わるのを待っていたかのように、試合開始をレフェリーが告げる。
『それでは、ROUND3、FIGHT!!』
そして、熱い戦いが始まる!!
「いくよ!香緋!」
「かかってくるね!」
二人は互いに微笑み、そして攻撃を仕掛ける!
「斬影拳!」
アンディが右肘を突き出しながら突進してくる。
そして・・・・
「甘いね!」
香緋が左足を踏みこみ、少し腰を落とし・・・・
「天崩山!」
上方へと飛びながら肩からアンディにぶつかりにいく!
「がは!」
ドサッ!
アンディがダウンする。
(おお!香緋って思ったよりも強いのか?)
「くっ!まだまだ!激・飛翔拳!!」
アンディの手から、丸い気の塊が現れる。
「はいぃ!」
香緋は、それをかわすようにしてアンディの懐へとジャンプする。
しかし!
「昇龍弾!!」
両手を開き、回転しながら上昇する。
「あうっ!」
そして浮いた香緋を地へと叩きつける!
ドガァッ!
「くはっ!」
一瞬苦しそうな声をあげる香緋。
しかし、すぐに起き上がり、体勢を整える。
「・・・・やられたぁ〜」
「ふっ、甘いのは香緋の方かもね」
「く〜!くやしぃ〜!」
「よそ見してる場合じゃないよ!空破弾!」
アンディが前転のように手をつき、足から錐もみ回転しながら香緋の方へと飛んでいく。
香緋はそれを、前転でかわす。
しかし、
「引っかかったね!香緋!超裂破弾!!」
一見、さっきの空破弾と同じようにみえる。
だが、今度の技は、錐もみ回転に燃えるような闘気がまとわりついている。
ズドガガガガガガッ!!!!
「キャアアアァァァァァ!!」
超裂破弾の攻撃を食らい、吹っ飛んでいく香緋。
そして、トドメをささんばかりに駆け寄るアンディ。
香緋が起きあがり・・・・
「激・飛翔・・・・!?」
そこまで言った時、香緋がアンディを掴む。
そして!
「真心牙!」
左手をアンディの鳩尾あたりにつけ、左手の手首を右手で掴む。
すると、何もしていないかの様に見えるはずなのに、物凄い音が会場に響き渡る!
チュドドドドドドドドドドドド・・・・
そのあいだ、アンディの身体が激しく揺さぶられる。
そして、
ドーーーーンッ!!!!!
という物凄い音とともに、アンディの身体が吹っ飛んでいく。
『WINNER IS XANGFEI!!』
香緋の勝利が告げられる。
なかなか起きないアンディ。
心配した香緋が近寄ると、軽く頭を振りながらアンディが起きあがる。
「・・・・う〜〜ん」
「大丈夫?アンディ・・・」
「・・・ああ、大丈夫だよ。完全に直撃だったからね。少し気を失ってただけだよ」
「今回はあたしの勝ちあるよ!」
「ああ!次に会った時は負けないさ!・・・・頑張れよ、香緋」
「うん!!」
こうして、ROUND3が終わった。

>>次回へ続く




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